映画『スラムドッグ$ミリオネア』
※新型インフルエンザ、兵庫県の事情の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。相変わらず、感染者の数は増え続けていますね。大阪や神戸で行われる、複数のアーチストのコンサートの中止が決定したとのニュースが入って来ました。このような状況ですので、私も先週土曜日の夜以来、映画館に足を運ぶのを控え、レディースデイも自宅でおとなしく過ごしています(苦笑)。現在「ガンまる日記」では、およそ一ヶ月遅れで映画のレビューを綴っていますが、この状況ですと、しばらく映画館に足を運べそうにありません。その間に、映画のレビューの記事も、リアルタイム鑑賞に近づいて行くことでしょう。

世の中には、何でもないシーンを目で追っているだけでも泣けて来るほど、作り手の強いエネルギーを感じる映画作品がある。まさしくこの作品がそうだった。
この作品の存在を知ったのは、やはり、公開前から複数の映画館で何度となく目にしていた予告編からだった。予告編の中で流れる評価が著しく高いことからこの映画に注目していたのだが、実際に鑑賞してみると、期待を裏切らないだけの素晴らしい作品だった。私は、この作品の公開を心待ちにしていたので、公開日にガンモを誘って、自宅近くの映画館のレイトショーに足を運んだ。
日本でもお馴染みの人気テレビ番組『クイズ$ミリオネア』に出演したスラム街出身の青年ジャマールが、クイズの全問正解を目前に、不正行為を働いたとして警察に捕らえられ、厳しい尋問を受けている。ジャマールは、警察からの尋問に対し、「自分は生きながらにして学んだ」と答える。スラム街で育った彼が、これまでどのような人生を歩んで来たのか。徐々に明るみになって行く彼の波乱万丈の人生には、彼が生涯を掛けて愛し続けて来た女性ラティカの存在があった。
はっきり言ってしまおう。この映画は、ツインソウルの愛の映画だ。幼い頃に出会った二人が離れ離れになりながらも、紆余曲折を繰り返し、やがて再会する。しかし、再会しても、二人を取り巻く状況が、二人が一緒になることをなかなか許さない。二人はただの一度も互いの想いをはっきりと口にしてはいないのに、例え離れ離れになっていたとしても、お互いの中に相手への愛がずっと息づいている。しかも、どこまでもまっすぐな愛情を示すジャマールに対し、常に周りとの調和を意識しながら控えめな愛情表現をするラティカ。このような正反対の愛情表現は、まさしくツインソウルの特徴だ。
もしかするとこの映画を観て、何故、幼少の頃のある時期を一緒に過ごしただけの相手を、いつまでもいつまでも愛し続けられるのか、という疑問が浮かぶ人もいらっしゃるかもしれない。しかし、おそらく、「私には彼でなければならない」、あるいは、「僕には彼女でなければならない」という感覚を良くご存知の方ならば、この映画にいたく共感されるのではないだろうか。二人の間には、気持ちを確認し合うプロセスが必要なく、お互いの本能で愛し合っているのだ。その本能とは、「運命」と呼ばれるものかもしれない。
この映画は、二人の愛の物語だけでなく、ジャマールの兄サリームとの関わり合いも絡めながら、インドの裏事情をも描き出している。この映画を鑑賞したインド出身のある人は、鑑賞後に黙りこくってしまったそうだ。もしかすると、決して口にしたくないインドの裏事情が露(あらわ)にされていたのかもしれない。生きて行くために手段を選ばなかったサリームは、時にはジャマールの驚くべき味方になったり、また、敵になったりもする。それでも、兄弟の絆は結ばれたままで、最後には・・・・・・。
私の中には、インドはもはやITの先進国というイメージが生まれつつある。しかし、もしかするとそれは、単に私たちの気付かないうちに歴史が塗り替えられ、表面的に見えている部分だけで判断しようとしているのかもしれない。表面的に見えていない部分には、かつてジャマールが育ったようなスラム街が、公には語られたくない形でひっそりと存在しているのだろうか。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ジャマールを演じていたデヴ・パテルとラティカを演じていたフリーダ・ピントは、実際に恋愛関係にあるようですね。映画の撮影をきっかけに、愛が芽生えたのでしょうか。二人の愛が、この映画の中のジャマールとラティカのように運命的であって欲しいと願います。ちなみに、この映画の公開がきっかけになったのかどうかはわかりませんが、この映画に出演していたスラム街の子供たちの家が、ムンバイ市当局によって強制撤去されたそうです。それで解決というわけではないのに、家を失った子供たちは、路上での生活を余儀なくされているそうです。いろいろな意味で、世の中に問題提起をした作品と言えるのかもしれません。
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