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2009.04.09

春の城崎温泉(2)

春の城崎温泉(1)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 記事を書き始めた当初は、前編と後編で七つの外湯についてまとめて綴らせていただく予定だったのですが、いつものように、書いているうちに長くなってしまいましたので、タイトルを変更させていただきました。まあ、「ガンまる日記」には良くあることであります。(苦笑)

 携帯電話に付属のカメラを使って柳湯を撮影していると、あろうことか、電池を使い過ぎて携帯電話が電池切れになってしまった。そんなときのために、いつも予備の電池を持ち歩いているはずなのに、ほんのちょっと外湯に入るだけだと思い、予備の電池を旅館に置いて来てしまったのだ。とは言え、せっかく七つの外湯を存分に楽しめる状態にあるので、私たちは柳湯に入ったあとも、夕食までの間にもう一つの外湯に入る計画を立てていた。しかし、二つ目に入る外湯の候補を挙げる段階で、ガンモは休憩所の広い一の湯に入りたいと言い、私は丸い桶風呂のあるまんだら湯に入りたいと主張した。そこで私たちは二つ目の外湯はそれぞれ自分の好きな外湯に入ることに決めたのだが、そのあと確実に待ち合わせをするために、携帯電話は必須アイテムだったのだ。幸いにして、私の携帯電話はひとまず電池切れのメッセージは表示されたものの、かろうじてまだ電池は残っていたので、私たちは再会を約束して、男湯と女湯に分かれた。

 女湯ののれんをくぐると、更衣室はひどく混雑していた。
「混んでますね」
という声に対し、
「これでも、さっきから比べれば、ずいぶん空いたほうですよ」
などという話し声が聞こえて来た。私たちと同様、旅館にチェックインしたあと、夕食までの間に外湯めぐりをしておきたい人たちは多いようだ。

 私はさっさと浴衣を脱いで浴室へと足を運んだ。柳湯は、七つの外湯の中では最も小さな温泉と言っていいのではないだろうか。露天風呂の設備はなく、それほど大きくはない湯船が室内に一つあるだけである。私は、身体を洗って湯船に浸かった。お湯の温度は、東京の銭湯を思い出してしまうくらい熱かった。そのため、ほんの少し浸かるだけで身体が温まって来た。お湯が熱いという事実に対し、柳湯のスタッフは、他の外湯と違って露天風呂がないので、浴室の熱気が外に抜けないためだと利用客に説明していた。

 私は、まんだら湯にも入っておきたかったので、ほどなくして湯船から上がり、再び浴衣と丹前と茶羽織(ちゃばおり)を羽織って外に出た。ガンモもちょうど上がる頃だと思ったが、姿が見当たらなかったので、私はまっすぐまんだら湯へと向かった。

 まんだら湯は、利用客で賑わう温泉街からは少し離れたところにある。川べりの道を歩くと、ほぼ満開の桜が美しく咲き乱れているのが見えて来た。城崎温泉には、夏と冬に訪れた実績はあるものの、春に訪れるのは初めてのことである。確か、友人からもらったJR西日本のカレンダーに桜満開の城崎温泉の写真が掲載されていたが、私はまさしくそのカレンダーに掲載されている生の景色を見ているのだ。

 私は、美しい桜をカメラに収めたかったが、携帯電話の電池が切れかけているため、写真を撮影することができなかった。デジタル一眼レフを自宅に忘れてしまったことが悔やまれて仕方がなかった。

 桜並木をてくてく歩いて行くうちに、まんだら湯にたどり着いた。私が大の桶風呂好きであることは以前にも書いた通りだが、城崎温泉のまんだら湯の桶風呂は、私の中では一番と言っていいくらいの位置にある。だから、ガンモが休憩所の広い一の湯に入りたいと言ったとしても、絶対に譲れないのだ。

 時計を見ると、夕食の時間まで、もうあまり時間がなかった。私は、携帯電話の電池の残りを気にしながら、携帯電話の電池がないことを添えた上で、十八時十分に一の湯の外にある足湯で待つとガンモの携帯電話にメールを送信しておいた。旅館に着いたときに、夕食の時間は十八時からで良いかと尋ねられたのだが、外湯を満喫したかったので、十八時半からにして欲しいと頼んでおいたのは正解だった。

 まんだら湯の女湯ののれんをくぐると、やはり脱衣場は混雑していた。夕食の時間までもうあまり時間がなかったので、私は大急ぎで浴衣を脱ぎ、浴室へと入った。既に柳湯で身体と髪の毛も洗っていたのだが、まんだら湯のカランでも軽く身体を洗い流し、髪の毛もゴシゴシ洗うと、私はまっすぐ露天風呂へと向かった。

 外にある桶風呂には、既に先客が一人いた。とは言え、まんだら湯の桶風呂は一人用ではなく、少なくとも二人くらいは一緒に入ることができる大きさなので、私は遠慮することなく桶風呂に浸かった。桶風呂の目の前には切り立った斜面が広がり、おそらく温泉と思われる滝が流れている。滝はあまりにも近過ぎて、露天風呂といえども広々とした開放感はないのだが、こうして大好きな桶風呂に入るとことができたのだから、満足である。

 しかし、できれば一人で桶風呂を占有したい。何故なら、桶風呂に入ると、陰陽のパワーが整って来るからだ。うまく行けば、ツインソウルと私の魂がぴったりと重なり合うような心地良い感覚を味わうことができる。私はその感覚を味わいたくて、一人になれるチャンスをじっとうかがった。しかし、私と一緒に桶風呂に入っていた人が出て行っても、またすぐに別の人がやって来て桶風呂に浸かった。一人になるチャンスを狙っている私は、まるで桶風呂の中で我慢比べをしているみたいだ。とは言え、夕食までもうあまり時間はない。ガンモとの約束の時間も差し迫っていた。私は後ろ髪を引かれる思いで桶風呂から上がり、大急ぎで浴衣の上に丹前と茶羽織を羽織って外に出た。

 私は、ガンモとの待ち合わせ場所である一の湯の足湯までずんずん歩いた。雨が降り出していたので、私は旅館から借りた傘をさして歩いた。ガンモはちゃんとメールを読んでくれただろうか。いつもならば、すぐにガンモに電話を掛けるのだが、やみくもに電話を掛けて電池が力尽きてしまったら大変である。私は、美しい桜並木の景色を撮影できない悔しさをこらえながら、一の湯まで歩いた。一の湯に着いてもガンモの姿は見えなかったので、約束通り、外の足湯で待つことにした。

 足湯があるということからも、城崎温泉の源泉の温度はひどく高いようだ。以前、七つの外湯の中では最も遠いところにある鴻の湯の近くにある源泉をガンモと訪れたことがある。そこにも足湯があったので足を浸けてみたのだが、足湯に足を浸けることが我慢比べになるくらい熱くて熱くてたまらなかった。一の湯の外にある足湯も温度が高く、しばらく浸けているうちに足が赤くなった。

 約束の十八時十分を過ぎてもガンモは現れなかった。夕食の時間もあるのに、ガンモは一体何をしているのだろう。温泉街を靴で歩けるなら早足で歩けばいいのだが、私たちは下駄で旅館を出て来てしまったのだ。余裕を持って旅館に帰らなければ、夕食の時間に遅れてしまう。私は、今がそのときだと思い、携帯電話の最後の電池を振り絞ってガンモに電話を掛けた。すると、のんきなガンモは、
「今、まんだら湯を出たとこだから」
と言う。私は、ガンモが一の湯に入ったあと、まんだら湯にも入っておきたいと思い立ち、まんだら湯に足を向けたのかと思っていたが、どうやら違っていたらしい。

 間もなくガンモが一の湯の足湯に現れたので、一の湯とまんだら湯の両方に入ったのかと尋ねると、一の湯に入る前に美しい桜並木を撮影しておきたいと思い、桜並木を歩いているうちにまんだら湯に着いたので、そのまままんだら湯に入ったのだそうだ。まんだら湯は遠いと言って敬遠していたはずのガンモが、牛に引かれて善光寺参りをするかのように、桜並木に惹かれてまんだら湯に入ったのだ。

 ようやく合流できた私たちは、歩きにくい下駄をカランコロン鳴らしながら、何とか宿泊している旅館に戻ったのだった。歩くスピードを上げるため、冷え取り健康法を一時中断して、裸足のまま下駄を履いたのは言うまでもない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 旅館での夕食の時間を十八時半にしておいて良かったとつくづく思いました。まんだら湯に入ったときに、脱衣場がひどく混雑していたのですが、今になって思えば、十八時からの夕食に間に合うようにお湯から上がった人たちで混雑していたのだと思います。私が上がる頃には混雑はすっかり緩和されていました。カニシーズンは、いつ足を運んでも混雑している城崎温泉ですが、夏の間は閑散期のようで、とても空いています。このあと旅館でカニ料理をいただくことになるのですが、この続きは、映画のレビューを一つ挟んでからお伝えすることにしますね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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