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2009.04.17

ホットヨガ(一四五回目)

映画『プライドと偏見』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 以前、ニコール・キッドマンの顔が、少し前と今では全然違って見えると書きましたが、キーラ・ナイトレイの顔も、今とは違っていますね。大きな役をこなすと、女優さんの顔は違ってくるものなのでしょうか。もしそうだとすると、女優さんの表情を作り上げるのは、演技ではなく人生経験ということでしょうか。

 ガンモの仕事が日曜日に入っていたので、今回は土曜日に入れておいた神戸店でのレッスンの予約をキャンセルして、日曜日に三宮店でレッスンを受けた。三宮店でレッスンを受けるのは、ずいぶん久し振りのことである。しかも、開催されているレッスン時間の関係から、恐れ多くも七十五分のパワーアクティブコースを選んでしまった。

 入口の扉を開けて受付のスタッフにあいさつをすると、何と、小悪魔インストラクターがレッスンウェアを着て受付に立っているではないか。小悪魔インストラクターとは、レッスン中に取る厳しいポーズに対しても容赦がないので、私が勝手に命名してそう呼ばせていただいているインストラクターである。
「こんにちは。お久しぶりです。えっ? もしかして、パワーアクティブコースのご担当ですか?」
と、私は恐る恐る尋ねた。何故なら、小悪魔インストラクターがレッスンウェアを着て受付に立っていらっしゃるということは、これから始まるレッスンを担当されることを意味していたからだ。すると、小悪魔インストラクターは、私に久し振りのあいさつを交わしてくださったあと、
「そうなんですよ。どうぞよろしくお願いします」
とニコニコしながら答えてくださった。久し振りに受けるパワーアクティブコースのレッスンを、厳しいポーズに対して容赦のない小悪魔インストラクターから手ほどきを受けることになろうとは・・・・・・。私は、
「何だかいじめられそうですねえ」
と言いながら、ロッカーの鍵を受け取り、更衣室に足を運んだ。

 着替えを済ませてスタジオに入ってみると、レッスンの参加者は十数名ほどだった。私が三宮店を訪れるのも久し振りのことなので、どの参加者とも面識はない。小悪魔インストラクターは、レッスン開始の少し前にスタジオに入って来ると、私の着ているシヴァ神のTシャツをご覧になり、
「いいですね」
とコメントしてくださった。ちなみに、今回のレッスンで着ていたTシャツは、以前のシヴァ神のTシャツと違って、ちょっと派手なタイプのTシャツだった。

シヴァ神が妻のパールヴァティーを抱きかかえている。

 レッスンが始まって改めて気が付いたことだが、小悪魔インストラクターは、参加者をヨガの世界に導くのがとても上手である。私はかつて、彼女が使った「ハートのチャクラ」という言葉に反応して、涙をこらえながらレッスンを受けたことがある。思えば、彼女に対する親近感は、あのときから既に高まっていたのだ。

 とは言え、彼女は小悪魔的な要素も持っていらっしゃるだけに、レッスンで取る厳しいポーズにも容赦がない。もともと、パワーアクティブコースに参加される方たちは、肉体に対し、それなりの刺激を求めているだろうという前提もあるのかもしれない。特に、パワーアクティブコースのレッスンでは、ダウンドッグのポーズが何度も何度も繰り返し登場する。休息のポーズと言われているダウンドッグのポーズだが、他のポーズと組み合わさって繰り返されることにより、肉体的にはかなり厳しいポーズに生まれ変わっている。

 小悪魔インストラクターは、ポーズとポーズの間に休みを入れる回数を意識的に減らしながらレッスンを続けた。右のポーズのセットを行うと、休みなくすぐに左のポーズのセットに入る。取るポーズも厳しい上に、いつも受けている緩いレッスンよりも休憩の少ないレッスンだったので、私の息はすぐに荒くなった。そして、その状況に更に追い討ちをかけたるように、英雄のポーズから三角のポーズに移るセットポーズに入った。

 私が、このポーズはもう終わりなのではないかと思いながら、静止のポーズに入ろうとすると、
「まだ終わりじゃないですよ」
と小悪魔インストラクターに指摘されてしまった。ポーズはもう終わりだと思っていた私は、身体を休ませるモードに入っていたのだが、そのセットポーズにはまだまだ続きがあったのだ。

 そんな調子でレッスンが続くものだから、休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)に入ったとき、私はもうヘトヘトだった。小悪魔インストラクターが、
「冷たいタオルをご用意していますので、必要な方はおっしゃってください」
と案内してくださったので、何人かの参加者はスタジオの外に出て、冷たいタオルを受け取っていたようだった。しかし私は、「まあ、いいか」くらいの気持ちで構えていた。

 すると、小悪魔インストラクターが私のために冷たいタオルを持って来てくださったのだ。レモンの香りがほんのりと漂う、とても冷たくて気持ちのいいタオルだった。小悪魔インストラクターから受け取った冷たいタオルを顔に当てると、私は生き返った。私は、彼女を小悪魔インストラクター呼ばわりしたことを訂正するかのように、
「ありがとうございます。優しいですね」
と彼女にお礼を言った。

 冷たいタオルのおかげなのかどうかはわからないが、後半のレッスンでは、いつもよりもパワーアクティブコースの厳しいポーズに取り組むチャレンジ精神が強く芽生えていた。例えば板のポーズなど、いつもなら、お腹に力を入れたくなくて休息を取ってしまうポーズでも、私はひるまずにポーズを取った。本当に冷たいタオルのおかげだったのだろうか。いや、違う。おそらく、小悪魔インストラクターが冷たいタオルを持って来てくださった時点で、小悪魔インストラクターと私を結ぶ絆が強くなったのだ。私は、生まれたばかりのその絆を守ろうとして、普段は挫折してしまうようなポーズも挫折することなく取り組むことができたのではないだろうか。

 考えてみれば、小悪魔インストラクターは、人の心を掴むのがとてもうまい。ホットヨガのインストラクターに限らず、多くの人間関係がお互いの周辺を彷徨うだけに留まるのに対し、小悪魔インストラクターのレッスンは私の心の中にダイレクトに入って来た。ホットヨガのインストラクターの中にも、外との接点を持たずに自分の世界だけで完結させる人もいる。しかし、小悪魔インストラクターは確実に外との接点を見出し、そこを目掛けたコミュニケーションを心掛けているインストラクターだった。

 そして、二回目の休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)に入ったとき、とても不思議なことが起こった。私は、筋腫が大きいからなのか、背骨がひどく曲がっているからなのか、それとも骨盤が歪んでいるからなのか良くわからないが、シャバーサナにおいてもあまりリラックスできずにいる。その状況を察してくださったのか、小悪魔インストラクターが私のところにやって来て、私の身体をより強くマットに押し付けてくださったのだ。その途端、私の身体はマットに深く沈み込み、リラックス感が芽生えた。私は、魔法にかかったかのようにきょとんとしていた。これまでの私は、シャバーサナのときでさえ、完全にリラックスしてはいなかったというのに、シャバーサナで初めてリラックスできたのだ。シャバーサナのとき、多くのインストラクターは「マットに身体を預けて・・・・・・」などと誘導してくださるのだが、マットに身体を預けるという行為は、小悪魔インストラクターが私に施してくださったように、身体の浮いている部分をできるだけマットに押し付けることだったのだろうか。実際、その方法により、マットと私の身体の境界がなくなり、これまでにないほどのリラックス感を味わうことができたのだ。

 レッスンを終えたあと、私はすぐにシャワーを浴びずにしばらく更衣室のソファの上で休んでいた。七十五分のレッスンで燃え尽きてしまったのだ。しばらく休んだあと、よろよろと立ち上がり、シャワーを浴びる準備を始めたのだが、受付でバスタオルを借りるのを忘れてしまったことを思い出した。入口の扉を開けたとき、受付に小悪魔インストラクターが立っていらっしゃったので、舞い上がってしまったのだ。

 私は更衣室を出て、受付にバスタオルを借りに行った。以前、十回回数券を購入したときに、バスタオル無料レンタル券が付いて来たので、それを消費してバスタオルを無料レンタルした。すると、スタッフルームから小悪魔インストラクターが出て来たので、さきほどのレッスンのお礼を言った。私は彼女に、教え方がとても上手であることと、人の心を掴むのがうまいことと、パワーアクティブコースのレッスンでは挫折してしまうことが多かったことなどを話した。彼女は、
「じゃあ、今日のレッスンは頑張ったんですね。また三宮店にも来てください」
と言ってくださった。私は、レッスンを受けたあとの喜びを彼女に直接伝えることができたことがとてもうれしかった。私にとって、彼女から受けたレッスンは特別なものになった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 彼女のレッスンは強く引き込まれますね。通常の人間関係においても、自分の世界と相手の世界の接点は、なかなか見えて来ないものですが、彼女のレッスンを受けていると、お互いの持つ世界の接点が見えて来ます。彼女がそこに働き掛けてくださっているのが確実にわかるのですね。だから、その接点を保ち続けるために、厳しいレッスンを頑張ってしまったのでしょう。(苦笑)。それでも、単に彼女の世界に引きずられているわけではないので、満足感があるのです。そういう意味で、彼女はとても不思議なインストラクターです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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こんにちは。貴ブログを拝見しました東川です。日常生活に役立つ情報を提供することを目的としてサイトを運営しており、貴プログ訪問者の方にも興味ある情報だと思いトラックバックをさせていただきました。今回は男性向き、彼女の心を開き、尽くしてもらう心理操作方法彼女を魅きつけてやまない、まるでジゴロのように・・・それでは失礼いたします。... [続きを読む]

受信: 2009.04.25 02:52

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