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2009.04.25

子育てのできない母親

映画『ヒトラーの贋札』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。主役を演じているカール・マルコヴィックスという役者さんは、口数は少ないのにとても存在感がありました。そういう役者さんは、静の演技のできる役者さんですね。さて、今回は、久し振りにの話題をお届けしたいと思います。

 尾も白いでご紹介した雛は、いつの間にか元気良く巣立って行った。寒い冬の間、我が家のベランダの鳩たちは、ハリセンボンのように身体を膨らませて寒さをしのいでいたが、寒い冬も終わり、暖かい春がやって来たので、我が家のベランダにはまた新しい生命が誕生しようとしている。

 暖かくなると、まずはTKMYとキッコロ夫婦が、またしてもベランダの排水溝のあたりに巣を作った。現在、卵は二個あるようで、TKMYとキッコロが交替で温めている。

 一方、父ちゃんと母ちゃんも、少し前から巣作りを始めた。最近の父ちゃん、母ちゃんは、娘夫婦のTKMY、キッコロ夫婦に追いやられがちである。相変わらず父ちゃんとキッコロの争いは絶えない。しかし、父ちゃんは既にご高齢なのか、見るからに貫禄はあり、鳩としてもジェントルマンには違いないのだが、力では娘婿のキッコロに負けてしまっている。父ちゃんたちは、TKMYとキッコロが巣を作る排水溝の反対側の隅にいつも巣を作っていたのだが、彼らに追いやられてしまったせいか、私たちの家の玄関のあたりに巣を作ろうとしていた。

 いくら何でも玄関に巣を作られてはたまらないので、私たちは、父ちゃんや母ちゃんが玄関に集めた藁(わら)や木の枝を見付ける度に撤去していた。しかし、母ちゃんがそろそろ産気づいたようなので、ガンモは彼らが集めた藁や木の枝を、いつも彼らが巣を作っていたベランダの定位置に持って行って、巣が外敵から見えないように囲ってやった。すると、母ちゃんはすぐにそこに卵を産んだ。

 今の母ちゃんは、父ちゃんにとって三人目、いや、三羽目の妻である。これまでの二羽の母ちゃんは、いつの間にか父ちゃんのところに帰らなくなってしまった。おそらく、父ちゃんに嫌気がさしたわけではなく、何らかのトラブルに巻き込まれたのだろうと思う。これまでの二羽の母ちゃんたちとの間には、何羽もの雛たちが生まれたのだが、父ちゃんが今の母ちゃんと一緒になってからもう一年近く経つというのに、まだ父ちゃんと母ちゃんの間には子供が育たない。いや、卵を産んでいるのを見届けたことはあるのだが、どういうわけか育たないのだ。時にはベランダに卵の殻だけが残っていたりするので、どうして育たないのか、不思議に思っていたところ、先日、ようやくその原因がわかった。

 あるとき、ガンモがベランダで作業をしていると、
「えっ?」
と驚いた声を出した。私が、
「どうしたの?」
と言って顔をのぞかせると、
「卵を温めていた母ちゃんが起き上がったとき、温めていた卵を自分の足で踏んで潰した!」
と言う。ガンモは驚きのあまり、しばらく呆然としていた。母ちゃんは、潰れた卵から出て来た黄身をすすっていたと言う。どうやら母ちゃんは、自分が温めている卵に対する注意力が欠けているようなのだ。果たしてそんなことがあるのだろうか。

 通常、鳩は卵を二つ産むが、そのときはまだ卵が一つだけだったので、私たちは母ちゃんがもう一つ卵を産み、その卵が孵ることを期待していた。ところが後日、母ちゃんは確かに卵をもう一つ産んだのだが、やはり卵を温めている最中に起き上がり、今度はお腹にその卵をくっつけたまま歩き回っていたという。それを見ていたガンモは、
「母ちゃん、ダメだわ。子育てできないんだ」
結局、母ちゃんがお腹にくっつけて歩いていた卵は、巣の外に転がって、その後、温められることはなかった。仕方がないので、私たちはその卵を処分することにした。もしかすると、その卵を拾ってこっそりTKMYとキッコロの巣の中に入れておけば良かったのかもしれない。

 私たち人間にも、得手不得手があるように、どうやら鳩にも得手不得手があるようだ。母ちゃんは、卵を産むことは得意でも、常に卵を安全な状態に保ち、根気強く温め続けるということが苦手らしい。おそらく、父ちゃんと一緒になってからというもの、同じようなことを何度も繰り返して来たのだろう。この先、父ちゃんと母ちゃんの間の雛の顔を拝める日はやって来るのだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 鳩にもいろいろな性格があって面白いと書きましたが、今の母ちゃんは、特に変わっています。餌を欲しがるときも、これまでのどの母ちゃんよりも貪欲に求めて来ます。そんな母ちゃんは、卵を温めているときも、卵を産んで育てているということをコロッと忘れてしまっているのでしょうかね。物忘れが激しいのか、それともおっちょこちょいなのか、母性にあふれたTKMYが母ちゃんに助言してあげるといいのですが。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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