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2009.04.02

「まあ、私は信じないけどね」

映画『20世紀少年<第2章> 最後の希望』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。上海に出掛けたときに、路上で観光客目当てに贋物のブランド品を売ろうとしている人たちに声を掛けられたという話を書きましたが、声を掛けて来る人たちの多くが、「"ともだち"ね」と言いながら、自分自身と私を指差すのです。ガンモは、「"ともだち"価格にしますよ」という意味だろうと言っていましたが、私は彼らから"ともだち"という単語を聞く度に、この映画のことを思い出していました。(笑)さて、まだ綴っていない上海の出来事もたくさんあるのですが、リアルタイムの出来事も綴っておかないと、どんどん過去のものになってしまいます。そこで、これからしばらくの間、リアルタイムの出来事を綴らせていただくことにします。

 先週の土曜日は、I医師の診察の日だった。病院に着いてエレベータに乗ろうとすると、エレベータを止めて、私がエレベータに乗るのを待ってくださっている男性がいた。見ると、I医師ではないか。私は、I医師に挨拶しようと思ったが、I医師が私と目を合わせてくださらなかったので、挨拶するタイミングを逃してしまった。I医師は、土曜日の午前中は同じ系列の別の病院で外来の診察を担当されている。私は午後一番の診察の予約だったので、午後一番の診察時間に間に合うように病院に出向いたのだが、I医師はちょうど別の病院から移動して来られたばかりのご様子だった。毎回、お昼ごはんをいつ食べていらっしゃるのか心配になるくらい、働き者のI医師である。

 受付を済ませたあと、受付横の待合所のソファでしばらく待っていると、いつも顔を合わせている婦人科の看護師さんが婦人科の待合所まで私を案内してくださった。その看護師さんは、いつも私が持ち歩いている荷物に興味を示してくださる。この日はホットヨガのレッスンを受けなかったので、いつもよりも荷物が少ないはずなのに、看護師さんは私に、
「いつも荷物が多いですね」
とおっしゃった。私は、
「ええ、これでも今日は少ないほうなんですよ」
と苦笑いしながら答えた。

 看護師さんは、私を婦人科の待合所のソファに案内すると、診察室の中に消えて行った。婦人科の待合所のソファの上には、かわいらしいひざ掛けが用意されていたので、私はソファに腰を下ろすと、ひざ掛けを拝借した。診察室では、既にどなたかがI医師の診察を受けているようだった。しばらく待っていると、中から患者さんが一人出て行った。間もなく私の名前が呼ばれたので、私は診察室の中に入った。

 I医師は、さきほどエレベータで私と一緒だったことを認識してくださっているのかどうかわからないが、いつものように生理の状況を尋ねてくださった。私は、二月の生理は出血量が若干多かったが、三月の生理は野菜中心の食事を心がけていたせいか、出血量が少なかったことをI医師に報告した。

 実は、上海に出掛けていた頃、私は生理の真っ最中だった。そのため、上海にはたくさんの布ナプキンと、ホテルのシーツを生理の血で汚さないようにするためのレジャーシートも持参した。いつもならば、寝ている間にレジャーシートの上に生理の血を漏らしてしまうのだが、今回は一度も漏らさなかった。夜だけでなく、日中の出血量も少なかった。かつてのようにナプキンとタンポンを併用しなければ間に合わなかった頃に比べれば筋腫は大きく成長しているはずなのに、出血量が減っているのはとても不思議なことだった。

 I医師は、私が野菜中心の生活を心がけていたことが原因で、生理の出血量が少なくなったと言ったことを受けて、
「あなたがそう思うなら、これからも野菜中心の生活を続けてみればいいですよ。まあ、私は信じないけどね」
とおっしゃった。I医師は確か、私が乳製品の摂取を控えるようにしていると言ったときも同じようなことをおっしゃった。医師の立場からすれば、私のように大きな筋腫を抱えている人が、食生活を変えただけで生理の出血量が少なくなるとは信じがたいようだった。

 それからしばらく食生活の話になり、I医師は、
「お肉は健康の面からも、食べ過ぎるのは良くないんです。かと言って、身体にいいと言われているものだけを好んで食べ続けるのも良くありません。何故なら、その食べ物にリスクがあったとき、大きなリスクを背負うことになるからです。いろいろなものを食べていれば、リスクは分散されます」
とおっしゃった。更に、
「野菜をたくさん食べるには、生野菜では無理です。何故なら、ドレッシングをたくさんかけなければならないからです。ドレッシングには塩分が含まれていますからね。だから、野菜をたくさん食べるには、温野菜のほうがいいんですね」
私は、生野菜を食べるときはいつもドレッシングをかけてはいないと心の中で思いながらも、I医師の説明に「なるほど」と感心していると、I医師は、
「これは常識ですよ」
とおっしゃった。

 私が、
「そう言えば、生野菜には酵素がたくさん含まれているという話を聞きますが・・・・・・」
と切り出すと、I医師はそれを否定した。
「そんなことはありません。酵素と言ってもいろいろな酵素があるわけで、一概には言えません。例えば、アミノ酸を分解するのも酵素ですしね」

 私は、筋腫を小さくする方法を模索する中で酵素に出会い、酵素浴や、酵素が多く含まれていると言われている生野菜中心の食生活に切り替えて来た。ただ、ロジカルな立場を取っていらっしゃる方の中には、酵素について、世の中で言われているような効果は期待できないと主張されている方もいる。例えば酵素浴では、皮膚から酵素を吸収することで、身体に不足している酵素を補うことができると言われているが、科学的には、酵素は容易に皮膚から吸収できるものではないらしい。つまり、インターネットなどに記載されている健康情報と、ロジカルな立場を取っていらっしゃる方たちとの見解にはギャップがあるというわけだ。酵素浴のことは、I医師にはきっと否定されるだろうと思っていたので、私は黙っていた。

 その後、私はI医師に、最近、仕事中に顔のほてりが激しいことを相談してみた。現在、処方していただいている桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、顔のほてりやのぼせに効果があるとされているので、そのことをI医師に再確認してみると、まさしくその通りだとおっしゃった。ただ、私がインターネットで調べた漢方薬のサイトによれば、ケイヒが含まれている漢方薬は、血管を広げる働きがあるものの、下半身を温めずに上半身を温める作用が強いといった記述があったことをI医師に伝えておいた。確か、私が処方していただいている桂枝茯苓丸にもケイヒは含まれているはずだった。

 I医師は、白衣のポケットの中から漢方薬のアンチョコのようなものを取り出して、私に見せてくださった。そのアンチョコには、私が処方していただいているクラシエやツムラなどの既製品の漢方薬の成分が数値で書かれていた。I医師はページをめくりながら、顔のほてりやのぼせに効果のある漢方薬は三種類あることを伝え、その中でも私には桂枝茯苓丸が最も適していることを説明してくださった。

 私が、
「同じような効果のある漢方薬でも、体型によって処方される薬が違うんですよね」
とI医師に尋ねると、
「誤解されがちですが、決して体型で決めているわけではありません。体力があるかどうかや、お腹が固いかどうかにもよります」
と答えてくださった。

 私は、I医師が手にしている漢方薬のアンチョコがちょっぴりうらやましくなったので、
「それ、いいですね」
とI医師に言ってみた。するとI医師は、
「患者さんに説明するのにちょうどいいので、いつもポケットに入れているのですが、決してこれで漢方薬の勉強をしたわけじゃないですよ。よろしければ差し上げましょうか?」
とおっしゃった。私は、いただくのは申し訳ないと思ったので、
「いえいえ」
と答えた。I医師は、漢方薬に関する試験を十年ほど前に受験されたらしい。それは、資格試験のようなものだそうだ。それだけに、アンチョコを見ながら漢方薬の説明をしてくださるのだが、ケイヒをはじめとする様々な成分についても、I医師はとても詳しかった。

 結局、いつものように桂枝茯苓丸を二ヶ月分処方していただいて、I医師の診察は終わった。生理の出血の量が少なくなって来ているという話をしたからだろう。手術の話は一切出なかった。私は、冷え取り健康法を始めた時点から、この先も手術は受けまい、筋腫のことは日々の生活ではできるだけ意識すまいと心に決めていた。もちろん、冷え取り健康法を実践していることをI医師に言うと、
「まあ、私は信じないけどね」
と言われるのがわかっているので、I医師には内緒にしている。

 これらの決断が良い結果をもたらしてくれたのかどうかはわからないが、以前のように、診察の度に手術のことを持ち出されるかとビクビクしていた時期は乗り越えたように思う。例え私のように筋腫が大きくても、医師の勧めではなく、自分の意志で目的を定められるものだと思った。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 以前も書きましたが、私はI医師からいろいろな話を聞き出すのが楽しくてたまりません。毎回、ロジカルな説明をしてくださるので、驚きながらも納得しています。(笑)ロジカルな立場を取っていらっしゃるI医師にしてみれば、私が悪あがきのように、あれこれ実践しているのを静かに見守ってくださっているのかもしれませんね。ただ、筋腫に関して、これまで研究を重ねて来られたI医師だけに、今後、I医師にとって、何か新たな発見に繋がるような結果をもたらしたいという気持ちは強いですね。そして、もしも私が実践していることがうまく行けば、I医師の患者さんたちにお伝えして欲しいと思っています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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