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2009.04.16

映画『プライドと偏見』

植村直己冒険館の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 確かエベレストに登頂されたときだったと思いますが、植村直己さんは、登頂できなかった人たちのために、必要なものが詰まっているはずの自分の荷物をわざわざ軽くしてまで、できるだけたくさんの頂上の石を持ち帰ったそうです。植村さんは、そういう心遣いがさりげなくできる人だったとか。そういうお人柄だったからこそ、このような博物館が作られたのでしょう。

 この映画をDVDで鑑賞したのは、今からおよそ二ヶ月ほど前のことである。劇場で鑑賞した作品のレビューを優先して書かせていただいているうちに、どんどん過去のものになってしまった。

 この映画が劇場公開されたことは知っていたが、公開当時は劇場に足を運ばなかった。私は、この映画の原作者であるジェイン・オースティンを良く知らないのだが、少し前に映画『ジェイン・オースティンの読書会』を劇場で鑑賞したときに、『高慢と偏見』というタイトルの作品が出て来た。そのときの日本語訳をはっきり記憶しているわけではないのだが、これまでは『高慢と偏見』や『自負と偏見』と訳されていたこの作品が、この映画の公開時には『プライドと偏見』と訳されたという話をどこかで読んだ。

 この映画の主演は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』らのシリーズで人気の女優キーラ・ナイトレイである。五人姉妹の次女エリザベスを演じる彼女を取り巻く男性陣の中には、何と、同じく映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズにベケット卿として出演されている俳優トム・ホランダーも含まれている。彼は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでもキーラ・ナイトレイとはご縁がなかったのだが、実は本作でも同様にご縁がない。複数の映画にまたがってキーラ・ナイトレイに振られてしまうとは、何ともお気の毒な話である。

 それはさておき、今回のキーラ・ナイトレイの恋のお相手は、ダーシーを演じているマシュー・マクファディンである。誰から見てもひどく無愛想な彼が、どのようにしてエリザベスと結ばれるのか、そのプロセスがお互いにとっての『プライドと偏見』といったところだろうか。また、次女エリザベスだけでなく、映画『リバティーン』でジョニー・デップの妻の役を演じていたジェーン・ベネット演じる長女ジェーンと大金持ちのビングリーとの恋もまた、『プライドと偏見』と言えなくもない。お互いの『プライドと偏見』を取り払ったその先には、心の奥からとめどなく湧き上がる情熱がある。多くの人たちは、その情熱を『プライドと偏見』によって覆い隠してしまっている。ここには、心の奥からとめどなく湧き上がって来る情熱を体験するためのサンプルが示されていると言ってもいい。

 ただ、現代の視点から見ると、女性たちが結婚に対してあまりにも執着し過ぎているようにも見える。しかしそれは、この作品の舞台となっている十八世紀後半のイギリスにおいては、財産の相続権が女性にはなかったことから来ているらしい。そのため、女性たちは裕福な男性と結婚することにより、金銭的な面での満足感が得られると考えられていたようだ。

 美しいイギリスの田舎の風景と男女の出逢いの場となる舞踏会。また、エリザベスとダーシーの結婚を阻止しようとするかのように威圧的に動くジュディ・デンチ演じるキャサリン夫人の存在も大きい。とは言え、例え舞台がどこであっても、またどんな時代であっても、どんな状況にあっても、男性は女性に惹かれ、女性は男性に惹かれることに変わりはない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 男女間の『プライドと偏見』が取り払われて行くプロセスを見守るのがとてつもなく心地良く感じられる作品です。嫌悪感を抱いたはずの相手に、次第に惹かれて行く様が自然な流れで描かれています。能面のように無表情なダーシーがあれほどの情熱を奥に秘めていたとは驚きでした。私は、男女の出逢いに関しては直感を大切にするタイプでありますので、これまでこのような展開を経験したことがありません。こういう作品を鑑賞すると、寡黙な男性が奥に秘めている情熱を引き出してみたくなりますね。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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