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2009.04.04

映画『ハルフウェイ』

Oxford Reading Treeの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 実は、eBayでOxford Reading TreeTree Topsを落札したと書きましたが、実際に落札したのは三十冊セットと十冊セットの合計四十冊でした。同じ出品者の商品を落札したのですが、中身を良く確認せずに落札したため、手元に届いた三十冊セットと十冊セットのうち、十冊セットは、三十冊セットの中に含まれていました。つまり、十冊分、まるごとだぶってしまったというわけです。トホホであります。(苦笑)

 この映画を鑑賞したのも、一ヶ月ほど前のことである。この映画を上映しているミニシアター系映画館には足繁く通っていたものの、この映画の予告編を何度も何度も目にした記憶はあまりない。それでも、この映画を鑑賞しようと思ったのは、この映画がラブストーリーだったからだ。

 映画館に入り、他の映画の予告編が上映されるまでの間、この映画のテーマソングが繰り返し流れていた。私はすぐにその曲が気に入った。「一体誰が歌っているのだろう?」と思い、映画を鑑賞したあとインターネットでこの曲について調べてみると、Salyuというアーチストが歌っている「HALFWAY」という曲らしい。ちなみに、この曲の作詞には、この映画で初映画監督をつとめた脚本家の北川悦吏子さんも参加されているそうだ。You Tubeにこの映画の映像とともにテーマソングがアップされていたのでご紹介させていただく。

 さて、この映画では、北海道を舞台に、大学受験を控えた高校生カップルの恋が紆余曲折を繰り返しながら、次第に愛へと変化して行く様子が描かれている。高校生カップルを演じているのは、シュウ役の岡田将生くんとヒロ役の北乃きいちゃんである。

 シュウと顔を合わせるだけで、今にも心臓が爆発しそうになるほど強くシュウに想いを寄せているヒロが、あることをきっかけにして、思いがけずシュウから告白される。片想いだった頃は、シュウに対してあれほど胸をときめかせていたはずのヒロなのに、シュウと恋人同士になった途端、シュウに対して優位な立場を取るようになる。ヒロの台詞には、恋人同士になる前の状況がどうであれ、先に告白されたほうが優位に立てるかのようなニュアンスが含まれている。もしかするとシュウは、ヒロの気持ちを知ったことで、先手を打ってヒロに告白したのではないかとも思えるのだが、どうやら実際にヒロのことが好きだったようだ。

 シュウと両想いになる前のヒロの態度と、両想いになってからのヒロの態度があまりにも違っているので、私は、「ああ、ヒロのシュウへの想いは愛ではなく、欲望だったのだな」と思ってしまった。シュウを自分の思い通りにコントロールしようとするヒロが愛しているのは、シュウではなく自分自身である。自己愛という名の欲望は、達成されてしまえば目的を失い、マッチ棒の火のようにただちに燃え尽きてしまう。明確な目的を持ったシュウの自由意思を奪おうとするヒロの横柄な態度に、私はイライラさせられっぱなしだった。

 しかし、この映画はそれだけでは終わらなかった。自己愛とも言える欲望との激しい戦いの末、ヒロはシュウの自由意思を尊重する行動を取ることができるようになるのだ。「そうそう、それこそが愛だよ」と、私はうれしくなった。愛は、決して押し付けであってはならない。相手の中の相手自身をうまく引き出し、活かすことだと私は思う。試行錯誤の末、ヒロにはそれができた。

 大沢たかおくん演じる書道の先生のキャラクターが個性的で実にいい。彼はヒロの迷いを解くためのヒントを与え、ヒロの中からヒロらしさを引き出した。彼の助言があったからこそ、ヒロは迷いのためにグラグラと揺れる気持ちを安定させることができた。すなわち、彼の助言のおかげで欲望を愛に変えることができたと言っても過言ではないだろう。

 地方に住む、大学受験を控えた高校生たちが直面するかもしれない問題を描いたこの作品。前半のヒロのイライラさせられるほどの横柄な態度は、後半に見られる彼女の大きな成長へと確実に繋がっていた。もしかすると、この作品を鑑賞した受験生たちの中には、シュウとヒロの選択からヒントをもらった人たちもいたかもしれない。
 
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この映画のタイトルを目にしたとき、「ハルフウェイ? ハーフウェイの間違いじゃないの?」と思っていたのですが、その答えは映画の中にあります。アドリブとも思えるようなそのシーンが、私にはとても印象的でした。ただ、この映画のヒットにより、"halfway"をハルフウェイと読んでしまう人が出て来ないことを祈ります。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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