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2009.03.19

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

冷えのぼせの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m もともと私は、ホットヨガのレッスンを受けたあとでも、顔からタラタラと汗を流していたので、その頃から冷えのぼせの症状が出ていたのかもしれませんね。ちょっと、この状況については、今後もレポートして行きたいと思います。

 この映画の原作がF・スコット・フィッツジェラルドの小説と聞いて、私はすぐに作家の村上春樹さんを思い出した。村上春樹さんが、フィッツジェラルドの小説を翻訳されていたからだ。

 それはさておき、この映画は劇場で予告編を鑑賞するとともに、出張中のガンモに会うために溝の口まで出掛けたときに、ホテルの部屋で点けていたテレビから、この映画の予告編が何度も何度も流れるのを耳で聞いていた。普段、まったくと言っていいほどテレビを見ない私は、映画の予告編がこれほどの頻度で流れているということに驚きを覚えたものだった。

 予告編からは、老人として生まれ、年を追うごとに若返って行ったベンジャミン・バトンの数奇な人生を取り上げた作品であることがうかがえたが、実際に鑑賞してみると、決して予告編を裏切らない内容の作品だったと言える。

 人は、老いて行くことを恐れたり、時には嫌がったりもする。それでも、一緒に生きて行くパートナーに出会えたとき、互いに寄り添いながら、一緒に年を重ねて行く喜びを知る。いや、その幸せはあまりにも当たり前過ぎて、気付かずに通り過ぎてしまうものなのかもしれない。あまりにも当たり前過ぎて気が付かないから、こうしてベンジャミン・バトンがその当たり前の幸せを目に見える形で私たちに教えてくれた。彼自身が自分の愛する人と一緒に年を取ることができないという苦悩を示しながら。何故なら、彼の愛する人が年を重ねるごとに老いて行くのに対し、彼自身は若返ってしまうからだ。そこに、人間の力ではどうにもできない自然の法則を感じた。

 また、老人ホームで育ったベンジャミン・バトンは、何度も何度も老人たちの死に直面する。老人ホームでは、入居する老人たちが入れ替わっても、いつも同じような光景が繰り返されているのだ。時間の概念といい、肉体の死といい、この映画は私たちが生きて行く上で抗えないものにスポットを当てているかのようだった。

 ところで、何度も触れるようだが、運命的な二人というのは、互いに強く惹かれ合いながらも、時にはもつれ合ったり、離れたりするものなのかもしれない。ブラッド・ピット演じるベンジャミン・バトンとケイト・ブランシェット演じるデイジーもまた、運命的な二人だったようである。運命的な二人は、継続的に引き合ってはいるものの、第一次接近遭遇、第二次接近遭遇など、何度目かの接近遭遇を経て、ここぞというタイミングで結び付くようだ。時には結び付くまでに、互いに別々のパートナーと付き合うこともある。それでも引き合い続けるために、運命は二人が結び付くチャンスを用意してくれている。いや、むしろそのタイミングでなければ結び付かないと言っても過言ではない。

 そう言えば、この二人は以前、映画『バベル』においても夫婦役を演じていたはずだった。そういう意味においても、運命的な二人である。寄せては返す波のように、くっついては離れ、離れてはくっついた二人の愛の物語。逆境にもまれながらも、生涯を通して引き合う二人の姿が美しい。

 個人的には、ほぼ同じ時期に公開されていた映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』に出演されていたレオナルド・ディカプリオと、今回取り上げた映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に出演されていたブラッド・ピットが胸を張って区別をつけられるようになったのでありがたいところだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この映画は公開当時、満員で入場できないほどの盛況ぶりでした。二月七日からの公開作品ですが、公開から一ヶ月以上経った今でも、まだまだ上映されている映画館がたくさんありますね。私は、ケイト・ブランシェットが好きなので、彼女の魅力をまた一つ発見できた喜びを感じています。やはり彼女が、演技の幅の広い女優さんであることは間違いないようです。ところで私たちは、明日から上海に出掛けて行きます。次回の更新は上海からお届けする予定です。どうぞお楽しみに。(^^)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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