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2009.03.10

映画『バンク・ジョブ』

ホットヨガ(一四二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。やはり、情報の出所は少し気になりますね。(苦笑)ただ、今回、お話をさせていただいたインストラクターからは、「ブログ」という表現が出て来なかったので、情報元はこの「ガンまる日記」ではないのかもしれません。仮に情報元が「ガンまる日記」だったとしても、これを書いているのが私であるとわかってしまうくらい一生懸命読んでくださっているのであれば、恥ずかしさはさておいて、素直にうれしいですね。

 久し振りに興奮する映画を観た。と言っても、鑑賞したのは一ヶ月ほど前のことである。レビューを書くにあたり、ようやく知ることになったのだが、この映画は既にDVD化されているらしい。日本での初公開が去年の十一月二十二日だったのだから無理もないだろう。とは言え、まだまだ劇場公開中の地域もある。この面白い映画は、ミニシアター系の映画館でじわじわと全国に広がっているのだ。

 この映画を鑑賞しようと思ったのも、やはり劇場で鑑賞した予告編に釣られてのことだった。実際に起こった事件をもとに製作されているというこの映画は、銀行強盗の素人たち(と言うのも変だが)が集まって企てた銀行強盗と英国史上最大の王室スキャンダルが結び付く。いやいや、実際には王室スキャンダルだけには留まらない。彼らによって、銀行の貸金庫に預けておいたお金持ちや政治家たちの秘密がまんまと盗み出されたのだ。中身を知られずに預けることのできる貸金庫には、金銭的に余裕のある人たちの決して知られてはならない秘密がわんさと集まっていた。そのため、被害に遭った多くの人たちは、預けておいた秘密が明るみになることを恐れ、被害届けを出さなかったという。

 ことの始まりは、経営状態が芳しくない中古車業者テリーのもとへ、昔馴染みの女性マルティーヌが銀行強盗の計画の話を持ち込むことによる。テリーを演じているのは、映画『デス・レース』で主演のレーサーを演じていたジェイソン・ステイサムである。彼の地なのだろうか。あまり多くを語ろうとはしない。見るからに寡黙なタイプの彼だが、体力があり、頭も冴えている。一方、マルティーヌを演じているのは、映画『再会の街で』でちょっと危ない女性を演じていたサフロン・バロウズである。彼女からは色香が漂っている。
 
 マルティーヌはテリーに、ある銀行が警報装置を交換するために、特定の期間だけ警報装置を解除するという情報を提供する。その時期を狙って銀行強盗を実行すれば、警報装置が作動することもないので成功率が高まるというわけだ。テリーは仲間に声を掛けて同志を募り、念入りに計画を立てる。間もなく彼らは銀行のすぐ側にある貸店舗を借りて、貸店舗の地下から銀行に向けて、銀行の地下金庫に向けて交替で掘り進める。何とも大胆な計画である。ところがこれが大成功を収め、先ほども書いたように、彼らは貸金庫に入っていた大金のほか、たくさんの秘密を手に入れるわけである。

 実は、マルティーヌの裏で密かに動いている人物がいた。彼らは何と、国家の秘密を守ろうとする組織だった。マルティーヌがテリーに銀行強盗の話を持ち掛けたのも、ある事情から、彼らとの繋がりがあってのことだった。やがて、何も知らずに銀行強盗を企てたテリーらと、国家の秘密を守ろうとする組織、更には、貸金庫に知られてはならない秘密を預けていた悪党らがそれぞれ対決することになる。取引の場所にはチューブと呼ばれるロンドンの地下鉄が使われ、地下鉄の駅名票が表示される度に、私は実際に訪れた場所と重ね合わせて、目を輝かせた。

 ところで、この映画を鑑賞する人たちは、何も知らずに銀行強盗を企てたテリーらと、国家の秘密を守ろうとする組織、それから貸金庫に知られてはならない秘密を預けておいた悪党のうち、誰の味方となってこの映画を鑑賞することになるのだろう。私はもちろん、テリーらの銀行強盗部隊を応援していた。銀行強盗など、世間一般から見れば悪事に違いないのに、この映画を鑑賞していると、テリーらを応援せずにはいられないのだ。どうか彼らの銀行強盗がうまく行きますようにと心の中で祈りながら必死にスクリーンを見つめる自分の姿に、はっと我に返るのである。そして、紆余曲折を体験しながらも、最後に用意されている驚きのラストに感動する。

 実際、この事件は、一九七一年に発覚した直後はひどく世間を騒がせていたらしいが、事件発生からわずか数日のうちに、事件は一切報じられなくなってしまったのだそうだ。おそらく、国家の秘密を守ろうとする組織や警察が根回しして、マスコミの口を封じ込めたのだろう。それもそのはず、この映画のラストを観れば納得する話である。簡単に言えば、「取引」が成立したというわけである。

 現代は、政治家を始めとする権力者や芸能人らの揚げ足が取られ、失脚させられる時代となってしまった。公の場で何か問題になりそうな発言をしようものなら、それを誰かがすぐに指摘し、ただちにマスコミに取り上げられ、やがては辞職や自粛に追い込まれる。こうした時代背景を考えると、現代においては、何かをうやむやに済ませてしまうことなど決して無理な話だろう。もしもこれほどの大事件をうやむやに済ませることができたのであれば、それは、時代が許したに違いない。とは言え、こうして四十年近く経って掘り起こされ、映画になって再燃したわけである。それがまたワクワクするようなドラマに仕上がっていて、強く引き込まれるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m あまりにも面白くて、鑑賞し終わったあと、しばらく興奮状態でした。事実に基づいたストーリーと言われているのに、まるで作り上げられた物語のように完璧でした。「事実は小説よりも奇なり」というのは、こういうことを言うのでしょうか。銀行強盗を企てたテリーらを応援したくなったのは、貸金庫に預けられていたものが秘密の品々だったからかもしれません。秘密の品々が次々に明るみになり、お偉いさんたちが慌てふためく姿が面白かったのだと思います。これまで闇に包まれていたものに、いきなりスポットが当たってしまったわけですからね。盗まれた金品の中には、秘密ではないものも含まれていたかもしれませんが、映画の中での描写が、あたかもテリーらの銀行強盗を正当化するかのような描写だったので、ついつい乗せられてしまったのです。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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資産運用といってもピンとこない、そんな大金持っていないから関係ないなど、資産運用についてあまり知らないがために興味がない方もいるかもしれません。 [続きを読む]

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