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2009.02.28

プライドを持つ

東寺・弘法さんの市に血が騒ぐの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 人との交流の仕方は、上に向かって積み上げて行く交流と、下に向かって互いの根本を探ろうとする交流の二種類に分かれるように思います。上に向かって積み上げて行く交流は、土台がよほどしっかりしていないと、多くのものを積み上げ過ぎると崩れてしまいます。私はどちらかと言うと、下に向かって互いの根本を探る交流のほうが好みです。

 東寺・弘法さんの市では、手作りの品を販売されている方も多い。今回、改めて気付いたことだが、多くのものが格安で販売されているのに対し、手作りの品を販売されている方の価格設定は比較的高めである。京都では、東寺や北野天満宮の骨董市のほか、毎月十五日に百万遍さんの手作り市も開催されている。私も何度か足を運んだことがあるのだが、骨董市に比べると規模が小さく、すぐに見終わってしまうので、百万遍さんの手作り市だけのためにわざわざ京都まで出掛けて行くのももったいない気がして、次第に足が遠のいてしまった。東寺・弘法さんの市で売られている手作りの品の価格設定が比較的高いことや、こうした手作り市が積極的に開催されていることからも、京都はモノ作りに熱心な場所と言えるのかもしれない。

 東寺・弘法さんの市で販売されていた手作りの品の中で、私の興味を強く惹き付けたアクセサリがあった。スーベニールというお店である。ニューヨークのアンティークマーケットで買い付けた素材をペンダントなどに加工して販売されている。透明のプラスチックの中にいろいろな部品を閉じ込めたといった感じのアクセサリが多い。

 私はそれらのアクセサリを一目見た瞬間、強く惹き付けられた。最初は遠目に眺めていたのだが、次第に我慢できなくなり、とうとう手に取って吟味し始めた。それにしても、一つおいくらなのだろう。どこにも値段が書かれていない。そのうち、誰かが、
「おいくらなんですか?」
と尋ねた。ああ、良かった。私が尋ねなくても誰かが尋ねてくれた。アクセサリを販売されている方の返答にじっと耳を傾けていると、
「はい。大きさに関係なく、鍵の入っているものは三千五百円、鍵の入っていないものは二千五百円です。チェーンか紐を一緒にお付けします」
とおっしゃった。それを聞いたとき、私は正直言って、「手作りの品にしてはちょっと高いな」と思った。しかし、アクセサリを販売されている方は、それだけのプライドをもって製作し、販売されているのだろう。そうでなければ、これだけの値段は付けられないだろう。もしくは、次から次へと使い捨てられるのではなく、本当に気に入って長く使ってくれる人にだけ、買って欲しいのかもしれない。

 結局、東寺・弘法さんの市ではそのアクセサリを買わなかったのだが、買わなかったことを後悔して、こうしてインターネットで検索し、皆さんにもご紹介させていただいたというわけだ。またどこかでお目に掛かれる機会があるならば、もう一度手にとって良く吟味した上で、鍵の入っているアクセサリを購入したい。

 十五時を過ぎると、多くの露店はそろそろ片付けモードに入っていた。こうした骨董市は、日の出から日の入りまで開催されるのがお約束である。朝早くから露店を出しているため、店を畳む時間も早い。それでも私たちは、まだまだ東寺・弘法さんの市から離れるのが名残惜しく感じられ、一度見て回った通りをもう一度歩き始めた。そして、まだ収まらない購買意欲に従って、三つ千円の帽子を購入して友人と二人で分けた。また、ガンモのお土産に、おそらくチベット産の綿のマフラーを二枚購入した。綿のマフラーは、もともと私が好んで使用していたのだが、ガンモが毛糸のマフラーでは暑いと言うので、私が使っていた綿のマフラーをガンモに譲ったところ、ひどく気に入ってくれたのである。

 こうしてたくさんの買い物を済ませた私たちは、なかなかやって来ない市バスを長いこと待って京都駅まで出た。二人とも両手にいっぱいの戦利品を抱えていた。歩き回ってひどく疲れていたので、私たちは京都駅地下のポルタにあるイノダコーヒーに入った。イノダコーヒーは、京都では大変有名なコーヒーショップであるのだが、私はコーヒーを飲む習慣がないので一度も入ったことがなかった。さすが、有名なコーヒーショップだけあって、たくさんの人たちが行列を作って待っていた。案内係の店員さんに、
「喫煙席ならすぐにご案内できますが・・・・・・」
と言われたが、私たちは禁煙席を希望していたので、辛抱強く順番待ちをした。イノダコーヒーで働いている店員さんたちもまた、プライドを持って接客されているようで、接客がとても丁寧で上品だった。ようやく禁煙席が空いたので、私たちは中に入って一息入れた。

イノダコーヒーで注文した「アラビアの真珠」(飲みかけ)

 コーヒーを飲んで一休みしたあとは、京都駅ビルの中にあるお土産コーナーに足を運んだ。私は和柄のカードケースと和柄のガーゼマフラーと和柄のマスクを何枚か買った。ふう、大満足である。そして友人と一緒に新快速列車に乗り込み、また骨董市に行こうと話をしながら帰路についたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 帰りの列車の中で友人と話をしていて気が付いたのですが、彼女とは、魂の話や輪廻転生の話が当たり前のように出来るんですね。そうした話題は、私が普段、社会生活の中ではほとんど見せていない部分ではありますが、同時に最も触れて欲しい部分でもあります。例え仕事に多くの時間を費やしたとしても、誰もその部分には触れてはくれないのです。私が最も触れて欲しい部分にいとも簡単に触れてくれる友人と会話をしていると、「仕事を中心とした私の日常って一体何なのだろう?」と考え込んでしまいました。(苦笑)むしろ、そうした本質的な欲求への反動が、「ガンまる日記」を更新して行くエネルギーに繋がっているのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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