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2009.02.17

映画『ワールド・オブ・ライズ』

東京限定 濃きなこキットカットのバレンタインデーの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。元の記事に、「東京限定 濃きなこキットカット」の画像を掲載しておきました。きなこ味のキットカットの雰囲気だけでも味わってくださいませ。(笑)「1枚あたり66kcal」と書かれていると、さすがに2枚目に手を伸ばすのは勇気が要りました。(苦笑)

 今回お届けするのも、一ヶ月ほど前に鑑賞した映画のレビューである。普段、この手の映画はあまり観ないのだが、いつものように好都合な時間帯に上映されていたので、うまく引き合わされた。これまでにも劇場で何度かこの映画の予告編を観ていたので、比較的すんなりと鑑賞に踏み切ることができた。

 中東が舞台となっているこの映画は、ヨルダンで活躍するCIAの工作員ロジャー・フェリスをレオナルド・ディカプリオが、そして冷徹だが敏腕なCIA局員エド・ホフマンをラッセル・クロウが演じている。役柄による二人の雰囲気を過去の作品からと照らし合わせるとするならば、レオナルド・ディカプリオは映画『ブラッド・ダイヤモンド』の密売人、ラッセル・クロウは映画『プロヴァンスの贈りもの』の敏腕トレーダーといったところだろうか。

 ロジャーとエドは、大物テロ組織のリーダーを追いつめるために互いに協力し合っている。現場で身体を張って動いている工作員のロジャーと、アメリカから電話でロジャーに次から次へと指示を出すだけのエドは、時として、仕事に対する姿勢に微妙な意見の食い違いが見られる。ロジャーはアラビア語を流暢に話せるという特技を活かし、マーク・ストロング演じるヨルダン情報局のハニ・サラームからの協力を得ることに成功する。ハニはロジャーに、自分と手を組むならば、嘘だけはつくなと約束させるが、ハニ自身もまた、どこか癖のありそうな人物である。

 ところで、この映画のタイトルは『ワールド・オブ・ライズ』だが、ライズとは「嘘」のことである。ちなみに、原題は『BODY OF LIES』だ。原題を直訳すると、「嘘のかたまり」といったところだろうか。つまり、この映画の中では、ロジャーとエド、そしてハニらが互いを欺きながら、自身の手柄にしようとするのである。『BODY OF LIES』という原題が何故、『ワールド・オブ・ライズ』という邦訳に変わってしまったのかは良くわからない。それぞれのつく嘘があまりにも壮大だからだろうか。

 この作品の中で注目すべきは、ロジャーがヨルダンを好いているところにあるように思う。ヨルダンが好きだから、現地の人たちへの歩み寄りを示すためにアラビア語を学んだのかもしれない。英語圏出身のロジャーが、外国に行っても相手が英語を話してくれることを期待せずに、自ら歩み寄り、アラビア語でコミュニケーションを取っている。ヨルダンの人たちは、彼に対して一目置くだろう。ただ、ロジャーはアメリカ人であり、アメリカと微妙な関係にあるヨルダンの人たちから歓迎される立場にはない。それでも彼はヨルダンを好きだと言い、ついにはヨルダンの女性と恋に落ちる。つまりロジャーは、ヨルダンを外から眺めるのではなく、ヨルダンの中に入り込み、ヨルダンを中から体験しているのだ。

 ただ、大物テロ組織のリーダーを追いつめるという題材なだけに、時には目をそむけたくなるような残酷なシーンもあった。CIAという機関がどれほどの特権を持っているのか知らないが、国家の機密事項を守るために正々堂々と殺人を犯すシーンもある。そうした背景を背負った殺人の規模が大きくなったものが戦争なのだろうかと私は思った。殺人を犯そうとも、国家の権限によって罪を問われないというのは私には良く理解できなかった。

 ちなみに、この映画の監督は、映画『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット監督だそうだ。映画『アメリカン・ギャングスター』もまた、ダークな世界をワクワクする形で体験させてくれた作品たったが、この作品もまた、ラッセル・クロウやレオナルド・ディカプリオがとても生き生きする形で、ダークな世界の緊張感を私たちに擬似体験させてくれた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この手の映画は、途中であらすじがわからなくなることも多いのですが、ロジャー、エド、ハニらの嘘に振り回されながらも、途中でストーリーから置き去りにされることなく、最後まで楽しむことができました。レオナルド・ディカプリオは極限状態になるまで身体を張り、ラッセル・クロウは冷徹なCIA局員になり切っていましたね。ラッセル・クロウの眼鏡の奥から覗き込む仕草がとても印象的でした。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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