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2009.02.11

映画『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』

ホットヨガ(一三八回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 「リラックスコースを開設してください」とお願いしようと思っていたのに、いつもお話をさせていただいているインストラクターがいらっしゃらなかったので、こそこそと帰って来ました。(苦笑)残念なことに、この先しばらく神戸店でレッスンを受ける予定がないので、リラックスコース開設のお願いをするのはもう少し先になりそうです。

 この映画は、先月上旬に今年初めて劇場で鑑賞した作品である。劇場で何度も何度もこの映画の予告編を目にしてはいたものの、公開が始まっても積極的に鑑賞したいとは思っていなかった。予告編に、あまり心惹かれるものがなかったのだ。そのため、突如、この映画を鑑賞することにしたのも、レディースデイにたまたま劇場に足を運んだタイミングで、この映画が上映されることになっていたからだと思われる。「わずか千円で鑑賞できるのだから、まあ、いいか」というくらいの軽い気持ちだったのだ。ところがどっこい、実際に鑑賞してみると、予告編をはるかに上回る面白さだった。予告編というものは、一本の映画という大きな流れの中から特定のシーンだけを切り取ったものであり、そこから全体の流れを想像する方法はいく通りもあるのだ。

 予告編からも、金城武くん演じるサーカスの曲芸師である平吉が怪人二十面相ではないことがわかっている。では、怪人二十面相は一体誰なのか。怪人二十面相と対決する名探偵明智小五郎を仲村トオルくんが、明智小五郎の助手である小林少年を、最近あちらこちらの映画でお見掛けする本郷奏多くんが演じている。

 本編が始まると、何となく明智小五郎の険し過ぎる表情が気になってしまう。演技に力が入り過ぎているのだ。とは言え、仲村トオルくんは、私と同じ時期に同じ大学の文学部に在籍していた同級生である。キャンパスでは一度も顔を合わせたことはなかったが、入学式も卒業式もそれぞれ同じ日に同じ武道館の屋根の下で迎えた。そのため、例え彼の演技に力が入り過ぎていたとしても、ついつい大目に見てしまう。

 明智小五郎のフィアンセとして登場するのが、松たか子さん演じる羽柴葉子である。羽柴家は身分の高い華族の家柄で、葉子はさながら世間知らずのお嬢様といったところである。二人は結婚を控えているというのに、何となく、互いに心を通い合わせているとは思えない。どちらも熱を帯びていないのである。だからこそ、のちに平吉と葉子が出会い、身分が異なるにも関わらず、自然な会話が成り立つシーンが映えて来る。

 怪人二十面相と対決するために、平吉は泥棒学を学ぶ。そこからの展開が、俄然、面白くなる。地図にまっすぐな線を引き、途中に塀があろうと、高いタワーがあろうと、線を引いた地図通りにまっすぐに突き進む。それは、逃走中の泥棒が逃げ道を確保するのに大いに役立つのだそうだ。平吉は、何度も何度もまっすぐに突き進む訓練を重ねる。高いタワーに昇るために、平吉の手からはスパイダーマンのような蜘蛛の糸は出て来ないが、蜘蛛の糸に近い形で高所に引っ掛けてぶら下がる道具を使って上手に登って行く。実に面白い。

 この作品の原作は、北村想さんだそうだ。私自身は、怪人二十面相よりも、アルセーヌ・ルパンのほうが馴染みが深いが、子供の頃、江戸川乱歩の書いた怪人二十面相の原作も読んでいる。また、一九七〇年代に日本テレビ系で放映されていた『少年探偵団 (BD7) 』も、毎回、欠かさず観ていた。この作品は、その頃とはまた違った面白さを感じた。それはやはり、この作品が大人でも楽しめる作品に仕上がっていたからに他ならない。

 人のいい平吉、お嬢様育ちだが少々おてんば娘の葉子、いつも表情が険しく頭の切れる明智小五郎、真面目な小林少年、そして、平吉を泥棒界へと誘う源治と菊子、どこか間抜けな浪越警部。それぞれのキャラクターが見事にマッチしていた。そう、この作品は、怪人二十面相の偽者という新たなる登場人物を加えることによって、子供の頃に探偵小説に夢中になった大人たちにもう一度夢を見させてくれる作品だったのである。

 帰宅した私は、しばらくの間、興奮気味に、
「『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』、面白かったなあ」
と繰り返していた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 映画のタイトルから「K-20(TWENTY) 」は不要だと思います。『怪人二十面相・伝』で十分ですよね。(笑)予告編を観て、期待が膨らみ、実際に鑑賞してからがっかりするパターンと、予告編ではまったく引き込まれなかったのに、実際に鑑賞してみると、とても面白かったというパターンがありますが、この映画はまぎれもなく後者でありました。予告編がもう少し面白ければ、もっともっとたくさんの人たちに鑑賞の機会が与えられるかもしれませんね。公開されてから早くも二ヶ月が経とうとしていますが、まだまだ上映されている映画館も多いようですので、子供の頃に探偵小説に明け暮れた方で、鑑賞しようかどうしようかと迷っていらっしゃる方は、どうかお見逃しなく!

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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