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2009.01.13

すずらんの湯(3)

すずらんの湯(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私が今回、利用した女湯は、「紅葉の湯」でした。すずらんの湯にはもう一つ「竹林の湯」があります。私が訪れたとき、「竹林の湯」には男湯が割り当てられていたのですが、桶風呂ではなく、壷風呂があるようです。「紅葉の湯」と「竹林の湯」は入れ替え制のようですので、次回はこちらも是非体験してみたいですね。

 改めて酵素浴のチケットを確認してみると、「開始5分前に、健(スコヤカ)受付までお越しください」と書かれていた。はて、健(スコヤカ)受付とはどこだろう? 脱衣場を出た私は、きょろきょろしながらそれらしき受付を探した。すると、誰かに尋ねる必要もなく、看板が出ていたのですぐにわかった。

酵素浴のチケット

 開始五分前には少し早かったが、私は酵素浴のチケットを受付に差し出した。すると、フルネームとともに、これまでに酵素浴を利用したことがあるかどうかについても尋ねられたので、私は今回の利用が初めてであることを伝えた。その後、受付の方に勧められるままにコップ一杯のお水をいただいた。酵素浴では身体の水分が失われるために、あらかじめ水分補給を行っておいたほうがいいということなのだろう。見ると、お水の入ったサーバーも洋ものではなく、陶器の樽だった。館内着も甚平に似た和服で、どこまでも和風を追求するこだわりが感じられた。

 受付の女性に、
「それでは酵素浴のご用意を致しますので、しばらくお待ちください」
と言われ、受付横の待合所でしばらく待っていると、間もなく、
「準備ができましたので、こちらへどうぞ」
と案内された。

 そこは個室で、扉を開けるとぷうんと米糠の匂いが漂って来た。室内には人間が横たわれるくらいの大きな木の箱とその横にシャワーが備え付けられていた。木の箱の中に入っているのは温かい米糠のようである。つまり、米糠にくるまってたっぷり酵素浴をしたあと、シャワーで洗い流すらしい。

 受付の女性の説明によると、このあと、館内着を脱いで一糸まとわぬ姿のまま木の箱の中に入るのだそうだ。米糠の温度は六十度にもなっているという。準備ができ次第、受付の女性が再び部屋を訪れ、私の身体に酵素の入った米糠を掛けてくださるそうだ。受付の女性が再び訪れる前に、気になるところがあれば、自分で酵素の入った米糠を掛けて隠しておいてくださいと言われた。更に、今日は酵素の入った米糠の温度がいつもよりも高くなっているので、ひとまず十分間、様子を見て、まだ続けられるようであれば残りの五分間、酵素浴を続けることになった。

 受付の女性が個室から出て行ったあと、私はすぐに館内着を脱いですっぽんぽんになった。そして、木の箱の中に入り、バストや下半身など、気になるところに酵素の入った米糠を掛けて先ほどの女性が戻って来るのを待った。しばらくすると、先ほどの女性が戻って来てくださり、私の身体に酵素の入った米糠を掛け始めた。温かくてとても気持ちがいい。髪の毛に米糠が付くのが気になるようであれば、備え付けのシャワーキャップを耳元まで深くかぶるように言われていたのだが、私は酵素をめいいっぱい味わいたくてシャワーキャップをかぶらなかった。こうして私は、受付の女性の手により、顔以外の身体を酵素の入った米糠ですっぽり覆われたのである。

 かつて体験した砂むし風呂や砂湯と違っているのは、酵素の入った米糠は、砂と違って著しく軽いということだった。砂むし風呂や砂湯では、温泉の成分をたっぷり含んだ砂が身体の上に掛けられると、その重みで身体が圧迫され、心臓がドクンドクンと身体全体に血液を運んでいるのが実感できるくらいになる。生きている実感というのか、脈打つ自分自身をはっきりと感じられるのである。

 しかし、酵素の入った米糠はとても軽い。それでも、熱でじわじわと身体を温められている心地良さがある。受付の女性は、私の身体の上に酵素の入った米糠を掛け終わると、十分後に現れるという約束でひとまず部屋から出て行った。それからは私だけの時間である。

 私は木の箱の中で、静止したままずっと動かなかった。不思議に思ったのは、ほどなくして、第二チャクラのあたりがムズムズし始めたことである。私の第二チャクラが閉じているのだとすれば、明からに、開く方向に向けて酵素の入った米糠が働き掛けていることがわかった。それは、どこか性のエネルギーにも似ているようにも思えた。酵素浴を体験すると、身体の弱いところが活性化されるのだろうか。良くわからないが、私はとにかく第二チャクラのあたりの変化に注目しながら、酵素の持つエネルギーを感じていた。

 約束の十分はすぐに経過した。受付の女性が部屋に入って来て、
「大丈夫ですか?」
と私に尋ねてくださったので、私は、
「大丈夫です。続けてください」
と答え、残りの五分間、酵素浴を続けることにした。

 残りの五分間は、最初の十分よりも体感する熱さが増していた。私は、自分が残りの五分間に対してどのような気持ちでいるのかをじっくりと観察した。早く過ぎ去って欲しいと思っているのか、それとも、このままゆっくりと過ぎて行って欲しいと思っているのかと。その結果、酵素の入った米糠が以前よりも熱くなっていることが気になっていたのか、その熱さから逃れたいがために、時間を早回ししたい気持ちも少しだけあることを認めた。今、一番、何をしたいかと問われれば、水を飲みたい。私はとにかくのどが渇いていた。しかし、それらの欲望を振り切って、私は十五分間の酵素浴をまっとうしたのである。

 時間になると受付の女性がやって来て、そのまま起き上がってシャワーを浴びてくださいと言われた。受付の女性が出て行くと、私は木の箱からむくむくと起き上がり、すぐ隣にあるシャワーを使った。シャワーを浴びている間、呼吸が荒くなったので、深呼吸をしながらゆっくりとシャワーを浴びた。心地良い疲労感である。私の身体には酵素の入った米糠がびっしりとくっついていたが、シャワーで洗い流すと難なく取れた。タオルで身体をふいても、ほんのりと米糠の匂いが身体に残っている。

 館内着を着て、再び受付を訪れると、受付の女性が再び水を勧めてくださったので、私は一気に飲み干した。受付の女性は、
「どうもありがとうございました」
と言い残して、私が使用した個室の片付けに入ってしまったので、私は待合所に残り、陶器のサーバーの口をひねり、お水をもう一杯いただいた。

 初めての酵素浴は、第二チャクラに働きかけてくれる、とても心地の良い体験となった。私は、絶対にまたここを訪れたい気持ちでいっぱいだった。無料送迎バスの最終便が十八時に出ることになっていたので、私はそれに合わせて帰り支度を整えた。バスの時刻までまだ時間があったので、ロビーで少しくつろいだあと、出入口へと向かった。

 外に出てみると、きれいな満月が夜空にぽっかりと浮かんでいた。満月を見ながら桶風呂に入るのも悪くなかっただろう。しかし、最終バスが十八時なので、これ以上、長居はできない。

雪景色と満月

 無料送迎バスの乗り場に足を運んでみると、行きに私を運んでくださった運転手さんが無料送迎バスの中で待機していた。運転手さんは、ほぼ一日中、最寄駅とすずらんの湯を往復されているのだろう。そして、おそらくだが、無料送迎バスの運行が十八時で終了してしまうのは、彼の勤務時間によるのだろう。最終バスだというのに、利用客は私一人だけだった。ほとんどの利用客は自家用車で来られているようだ。

 運転手さんに、
「どちらまでですか?」
と尋ねられたので、
「北鈴蘭台駅までお願いします」
と答えた。無料送迎バスは定刻に発車し、行きとは違うルートを走り始めた。間もなく、どこかの駅の近くに停車したので、私は向こうに見えている駅を指差して、
「あの駅は何駅ですか?」
と運転手さんに尋ねた。すると、運転手さんは、
「鈴蘭台駅です」
と答えてくださった。鈴蘭台駅は、私が利用した北鈴蘭台駅よりも新開地寄りの駅である。私は、
「すみません、じゃあ、ここで降ります。ありがとうございました」
と言って、降ろしてもらった。

 そして、鈴蘭台駅から再び神戸電鉄線に乗り、帰宅したというわけである。北鈴蘭台よりも、手前の鈴蘭台から乗車したので、行きよりも電車代が五十円安く上がった。帰宅した私が興奮気味に、すずらんの湯で体験したことをガンモに熱く語ったのは言うまでもない。次回は是非ともカングーで訪れ、ガンモにも紹介したいところだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私にとっての酵素浴初体験は、第二チャクラを活性化させてくれるありがたい結果となりました。第二チャクラのムズムズ感はその後も続き、見ると、ちょうど子宮のある第二チャクラのあたりが赤くなっていました。何なんでしょう? 「あなたはここが弱いから、エネルギーを送り込んでおいたよ」という印なのでしょうか? もっともっと酵素浴について知りたい、体験したい、今はそう思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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