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2008.12.28

映画『ブラインドネス』

ホットヨガ(一三三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 高額回数券の取扱いが中止になってしまうことで思ったことがもう一つあります。それは、「ああ、私はやっぱり、来年、手術を受けるんだろうなあ」ということです。私の場合、電車の回数券でも映画の前売券でも、先にチケットを購入してから行動する傾向があります。そのほうが割安だからなのですが、逆に、先にチケットを購入することで、その後の行動を制限されてしまうこともあります。ホットヨガに関しても、五十回券を購入するのはいいのですが、購入したからには適切に使いたいと思い、せっせとレッスンに通うようになるのですね。そんな私だから、三月初めに現在の五十回券が終了して、新しい五十回券を購入したとすると、例え手術を受けたとしても、これまでのレッスンのペースを無理にでも守りたくなるだろうと思っていました。でも、今年いっぱいで五十回券の販売が終了してしまうのだとすると、私にとっては、手術に向けての準備が整い始めたことにもなるのです。

 この映画も一ヶ月ほど前に鑑賞した作品である。予告編を観たときに気になったので、いつものように派遣会社の福利厚生サービスを利用して前売券を購入しておいたのだ。

 この映画には、人類の多くが視力を失うことによって起こり得る大混乱が描かれている。突然、目が見えなくなるという現象は、一人の日本人から始まり、何らかの方法により、次第に感染が拡大して行った。やがて世の中は、「目の見える人」と「目の見えない人」に明確に分けられ、目が見えなくなってしまった人たちは施設に隔離され、不自由で不衛生な配給生活を強いられるようになる。

 単に「目の見えない人」を隔離しただけの映画なら、この映画も私の前を通り過ぎて行くだけの作品になっていたかもしれない。しかし、この映画の中では、ジュリアン・ムーア演じる医者の妻の役割がとても重要なのだ。彼女は、「目の見えない人」が送り込まれる施設にいるのだが、実は医者である夫に付き添っただけで、彼女自身は目が見えなくなったわけではない。多くの人たちが目が見えなくなる病気に感染しているのに対し、彼女だけは何の防御もしなくても感染していないのである。何故だろうと思うだろう。しかし、彼女の勇気ある行動を見守っていればわかる。彼女には、例えどんな状況にあったとしても、夫とともにいたいという強い愛があるのだ。それなのに夫は・・・・・・。

 かつて、ガンモが流行性結膜炎にかかったことがある。流行性結膜炎の注意点としては、家族に感染しないようにするために、タオルを別にすること、などと家庭の医学書には書かれている。しかし、私はガンモとタオルを分けはしなかった。私には、ガンモが使ったタオルを汚いものとして扱うことなどできなかったのである。結局、私は流行性結膜炎には感染しなかった。もっと身近なところでは、ガンモが風邪を引いていても、私たちは平気でキスをするし、同じシングルベッドに寄り添って寝ている。それでも私にガンモの風邪はうつらない。愛と信念を持って接すれば、病原体は身体には入って来ないものだ。ジュリアン・ムーア演じる医者の妻は、そういう信念を映画を通して教えてくれたのだと思う。それは、愛する人と自分を区別しない行動にも繋がっている。だから、もっと大きなレベルでそれが実現できたとき、この問題は解決に向かい始めるのだ。

 反対に、この騒ぎを利用して、自らの欲望を満たそうとする人たちもいる。施設に送り込まれた人たちが配給生活を送っているのをいいことに、配給された食糧をすべて取り上げて、金品や女性の肉体などと引き換えに食料を与えるというグループが出て来たのだ。この映画は最後に希望が見えては来たのだが、こうした非人道的な行動を取った人たちにも同じように希望の光が見えて来たかどうかは疑問である。

 同じことを体験しても、それぞれ掴み取るものが違う。魂がグングン成長して行く人たちというのは、逆境に流されることなく、自分の身の上に起こったことを自分の欲望のために利用したりせずに奉仕できる人たちなのだと思う。そして、逆境の体験を通じて得たものを、自分自身の経験地としてステップアップさせて行くのだ。そう考えると、あらゆることが、常に私たちの魂の成長具合を試すために起こっているような気がしてならない。

 なかなか見応えのある映画だと思い、監督の名前を確認してみると、少し前に鑑賞した映画『シティ・オブ・マン』の製作を担当したフェルナンド・メイレレスが監督を務めた作品であることがわかった。彼の監督作品としては、映画『シティ・オブ・ゴッド』や映画『ナイロビの蜂』が有名らしいが、私はそれらの作品を鑑賞してはいない。ただ、今回の作品から勝手に想像すると、メイレレス監督は、究極的な世界を描きながらも、その中に必死で希望を見出そうとする姿を描き出すのがお好きなのかもしれない。だから、あまりにも壮絶な物語が展開されているからと言って、監督の描く究極的な世界から目をそむけてしまうのはもったいないのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本人キャストとして、伊勢谷友介くんと木村佳乃さんが出演されているのですが、映画の中でときどき聞えて来る日本語の台詞がとても新鮮でした。というのも、彼らがしゃべっている台詞は、最初から日本人が考えた台詞というよりも、もともとは英語の台本から日本語に訳されたものといった印象を受けたからです。そのため、何かフィルタを通して日本人を見ているような、とても不思議な感覚でした。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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