« 映画『後悔なんてしない』 | トップページ | 休日の泥遊び »

2008.10.12

カングー日和

映画『後悔なんてしない』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。最近は、インターネットや携帯電話の普及により、出会いのチャンスが増えて来たからでしょうか。今の世の中は、交友関係にしても、男女関係にしても、お互いに特別感を感じることが少なくなって来ているように思います。人々は比較的簡単にくっついて、少しでもうまく行かなければ簡単に離れてしまいますよね。特別感がないから、代わりの人に出会えればそれでいいのでしょうか。そんな時代だから、何があっても離れられないような映画を重いと感じてしまう人も、中にはいるのかもしれませんね。

 かつて、村上春樹さんが『カンガルー日和』という短編小説を書かれていたが、私がこれから書くのは『カングー日和』という記事だ。

 三連休初日の土曜日、ガンモの運転するカングーに乗って、映画『パコと魔法の絵本』を鑑賞するために大阪の箕面(みのお)まで出掛けた。我が家から箕面までは車でおよそ三十分程度である。わざわざ箕面まで出掛けたのは、映画館の近くにはフランス生まれのスーパーCarrefour(カルフール)があり、フランス生まれのカングーに少しでもフランスの雰囲気を感じ取ってもらおうと思ったからだ。

 途中、私たちが乗っているのと同じ赤いカングーが対向車ですれ違った。ガンモはそれだけで興奮してしまい、運転中であるにもかかわらず、走り去って行く赤いカングーを目で追った。私は、
「ガンモ! 危ないよ。運転中なんだから、運転に専念してよ!」
と言ってガンモを制した。ガンモのカングー熱はまだまだ冷めやらぬといった感じで、カングーを見付けると興奮し、運転どころではなくなってしまうようだ。とにかく、運転中もカングー仲間が走っていないか、きょろきょろ探しているのである。実に危ない。

 しかし、ガンモにとって、同じ赤いカングーに出会ったことは、うれしい反面、自分の中の特別感が薄れてしまう気持ちも少しあったようである。ガンモは、
「赤いカングー、禁止!」
となど言っていた。この心理は、女性が自分と同じ服を着ている同性と出会ったときのような複雑な気持ちと同じなのかもしれない。

 映画の鑑賞前に、飲食店に入ってお昼ご飯を食べた。いつものようにガンモは、店内を見渡せるように窓に背を向けて座り、私は窓に向かって腰を下ろした。ガンモはこうして窓に背を向けて座り、店内を見渡しながら飲食店に訪れている人たちを人間ウォッチングするのが好きだった。しかし、私の席から窓の外が良く見えることに気が付くと、
「禁止! まるみの席からは、カングーが走っているかどうかが良く見えるのに」
と言った。ガンモはもはや、カングー熱というよりも、カングー病にかかっているのかもしれない。

 一方、私はというと、何となく体調が優れず、映画『パコと魔法の絵本』のハイテンションな展開に着いて行くことができなかった。この映画は身も心も健康なときに鑑賞すべき作品である。何故なら、鑑賞する側が例え「静」を求めていたとしても、否応なしに「動」の世界に引きずり込まれてしまうからだ。

 映画を鑑賞したあとは、フランス生まれのスーパーCarrefour(カルフール)で買い物をした。Carrefour(カルフール)は、関西地区にも何店舗かあるのだが、実は私たちが初めてCarrefour(カルフール)に足を運んだのは、北京のCarrefour(カルフール)だった。フランス生まれといえども、Carrefour(カルフール)は気取らないスーパーだということがわかったので、それ以来、私たちにとってCarrefour(カルフール)は、気になるスーパーとして存在していたのである。ちなみに、夏休みに出掛けたフランスではCarrefour(カルフール)を見付けられなかった。

Carrefour(カルフール)(撮影:ガンモ)

 Carrefour(カルフール)で買い物を済ませた私たちは、尼崎のとあるショッピングセンターまで出掛けた。駐車場を求めて徘徊していると、何と黄色いカングーに出会った。駐車場が混み合っていたため、空いているスペースをなかなか見付けることができずにいたのだが、驚いたことに、ようやく見付けた駐車スペースのすぐ隣には、さきほどの黄色いカングーが停車していた。これが赤いカングーならば、ガンモも複雑な気持ちになってしまうのだろうが、黄色いカングーということで、ガンモはとても友好的な姿勢を見せていた。そして、黄色いカングーと並んでいる姿をデジタルカメラに収めたりしていた。

黄色いカングーと並んでいる我が家の赤いカングー(撮影:ガンモ)

 その後、買い物を済ませて帰路に着いたところ、今度は行きに見掛けたのと同じ赤いカングーを、自宅近くのホームセンターの駐車場で見付けた。そこは、私たちの通勤路でもある。そう言えば、以前、その駐車場に赤いカングーが停車していると、ガンモが通勤中にメールをよこして来たことがある。
「あのときと日にちも時間も違うのに、赤いカングーが同じ場所に停車しているということは、あのホームセンターの店員さんのカングーなんだろうなあ」
とガンモは言った。更に付け加えて、
「行きにすれ違った赤いカングーも、その店員さんが出勤する前だったんじゃないのかな」
と言った。

 一日のうちに、赤いカングーに二台、黄色いカングーに一台出会った。赤いカングーは、同じカングーだったのかもしれないが、一日のうちで延べ三台のカングーに出会ったので、私はこの日をカングー日和と名付けることにしたのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ガンモはもはや、寝ても冷めても「カングー!」状態であります。時には、返事をするときにさえ、「カングー!」と言います。それにしても、運転中によそ見をするのは危ないですよね。困ったちゃんであります。黄色いカングーを見るとうれしさいっぱいなのに、赤いカングーを見るとうれしい反面、複雑な気持ちになってしまうのは、私にも良くわかります。自宅近くのホームセンターは、自転車でわずか数分の距離なのです。きっと、これからも何度となく見掛けることになるでしょう。また、ガンモの微妙な気持ちをレポートしたいと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 映画『後悔なんてしない』 | トップページ | 休日の泥遊び »