« 休日の泥遊び | トップページ | 一四〇点差 »

2008.10.14

映画『最後の初恋』

休日の泥遊びの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 泥遊びは休日に限りますね。(笑)聞くところによると、化学染料に慣れている人がヘナを使うと、眠気やだるさなどに見舞われるそうです。そう言われてみれば、今日、私は仕事中にひどく眠く、身体もだるかったのですが、ここ最近の体調の不具合と関連しているのかどうか、区別がつきませんでした。日中、眠いのは、プロゲステロンクリームを塗り過ぎたときも同様の現象が起こるので、もう慣れっこです。睡眠不足のときのような、あくびの出る眠さではありません。目がとろーんとして眠りの世界に誘われるのです。そう言えば、フローエッセンスを飲み始めたときも、同じように眠かったことを思い出します。個人的には、身体に良い天然のものが身体に入って来ると、眠くなってしまうのではないかと勝手に解釈しています。

 この映画を鑑賞したのは、一週間余り前のことである。前売券を購入していたわけではなかったが、ガンモの仕事が遅くなると聞いていたので、レイトショーで鑑賞したのである。私は、タイトルから勝手に運命的な大人の恋の物語だと想像し、わくわくしながら鑑賞した。実際、その通りではあったのだが・・・・・・。

 友人が経営する、海辺にそびえ立つ古いホテルの留守番にやって来たダイアン・レイン演じるエイドリアンは、夫の浮気が原因で、夫とは別居中の身である。そのホテルにたった一人の宿泊客として、リチャード・ギア演じる外科医ポール・フラナーがやって来る。どうやら、ポールも何か問題を抱えているらしい。折しも、嵐が近づいていて、古いホテルは激しい雨と風に見舞われることになる。古いホテルの外側にいる嵐という外敵に立ち向かうため、古いホテルの内側にいる二人は結束を固める。まさしく恋が生まれやすいシチュエーションである。

 最初のうち、二人の関係は予想通りに展開して行く。おそらく、観客の期待を少しも裏切らないだろう。しかし、後半になると、観客の期待通りには運ばなくなってしまう。決して、そうした展開が面白くないわけではない。私が思い描いている運命的な大人の恋の物語と違っていただけだ。おまけに、鑑賞する前からずいぶん気持ちが盛り上がっていたせいだろうか。自分の用意していた結末とかけ離れてしまっていたばっかりに、最後まで鑑賞しても、とうとう涙は出て来なかった。これはひとえに、大人の運命的な恋に対し、期待し過ぎてしまったせいだろう。そこで、私ならこの映画をどのように製作するだろうかと考えてみた。

 まず、二人の出会いの時期は、二人がそれぞれ最も輝いている時期に設定するだろう。この映画の場合、二人とも何らかの悩みを抱えているような低迷期に出会っている。そういう時期に始まる恋は、お互いが立ち直って本当の自分に戻ったときに、継続しなくなることがある。何故なら、相手の存在により、何かを埋め合わせようとする関係が成立し易いからだ。そのため、抱えている問題から解放されたときには、もはや埋め合わせてもらう必要がなくなるので、互いの居場所をなくしてしまう場合が多いのだ。

 次に、恋の展開としては、互いに自分の気持ちに素直になれない時期をもっと引き延ばすだろう。そうすることにより、二人が結び付いたときの感情が一気に高まるからだ。そのような段取りを経て、ようやく結び付いた恋ならば、この映画が用意した結末でも納得できると思う。

 とは言うものの、この映画には、印象に残ったシーンや台詞がいくつかあった。はじめに、唯一の宿泊客であるポールが、晩御飯を作っているエイドリアンに対し、初対面であるにもかかわらず、いきなりリラックスした態度を取り、運命的な恋の始まりを予感させてくれた。

 それから、妻を亡くした男がポールに、
「妻の目の色を覚えているか?」
と問い掛けるシーンも印象に残った。この台詞は実に深い。外科医であるポールからすれば、患者の存在は、大勢の中の一人に過ぎない。しかし、男にとって妻は、唯一の存在だった。私はそこに、妻に対する男の深い愛情を感じ取った。

 もう一つは、恋に落ちたエイドリアンとポールが、それぞれ自分の本当の好きな道を思い出し、自発的にその道へと進んだことである。エイドリアンは、木を削って小物入れを自作すること、そしてポールは外科医の仕事である。こうした描写は、恋する二人が、それぞれ本当の自分に帰って行くという意味で、まさしく運命的な恋をイメージさせる。

 ところでリチャード・ギアは、恋愛映画で主役を演じるにはもはやギリギリの年齢だと思われるが、相手役のダイアン・レインが私と同年代だったということにショックを受けてしまった。というのも、彼女の演技を見ながら、彼女は私よりもずっとずっと年上だと思い込んでいたからだ。しかし実際は、彼女のほうが私よりも一学年上なだけだった。この映画の中で、彼女は高校生くらいの女の子と小学生くらいの男の子の母親役を演じているが、現実に私とほぼ同じ年齢であったとしても、それくらい年齢のお子さんがいてもおかしくはないのだ。そのことに気づいたとき、母になるということは、大多数の人たちが選んで来た道であることと、自分がそうした大多数の選んだ道からは外れた生き方を選んだことを改めて気づかされた。

 この映画は、映画『きみに読む物語』の原作者の小説が元になっているのだそうだ。運命的な恋の物語としては、映画『きみに読む物語』のほうがだんぜんいいのだが、この映画の主な舞台となった海辺の古いホテルはとても気になってしまう。何とか見つけ出して、泊まってみたい衝動に駆られる。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この映画がユニバーサル・スタジオ・ジャパンと関係があるかどうか知りませんが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに海辺の古いホテルのアトラクションを作って欲しいと思います。そこに、一組ずつのカップルを閉じ込めて、激しい嵐を起こさせるのです。古いホテルの中で二人が激しい嵐を体験すると、二人が出て来る頃には、運命的な恋のパートナーが誕生しているはずです。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 休日の泥遊び | トップページ | 一四〇点差 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/42791959

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『最後の初恋』:

» 映画『最後の初恋 / NIGHTS IN RODANTHE 』 [re:view]
JUGEMテーマ:映画の感想 [続きを読む]

受信: 2008.10.16 00:41

« 休日の泥遊び | トップページ | 一四〇点差 »