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2008.09.01

映画『あの日の指輪を待つきみへ』

ホットヨガ(一一四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夏休みやらお盆やらで、およそ一ヶ月もレッスンに通えない状態ではありましたが、久しぶりにたっぷりと汗をかきました。人に対して気持ちが消極的になっているときは、「視界に入っているのにあいさつをしない」ことも多々ありますが、今回の出来事は、私の消極的な気持ちが招いた出来事だったと言えるでしょう。さて今回は、映画のレビューをお届けしたいと思います。

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 大阪・梅田でTOEIC IPテストホットヨガのレッスンを受けた翌日の日曜日、ガンモは早朝から仕事に出掛けて行った。一方、私も観たい映画があったので、前日に引き続き、大阪・梅田に足を運んだ。

 観たい映画というのは、『アウト・オン・ア・リム』などの著書でも有名なシャーリー・マクレーン主演の映画『あの日の指輪を待つきみへ』である。この映画は、三宮の映画館でも上映されていたのだが、一日一回、午前中のみの上映に限られていたため、もはや休日しか鑑賞できない状況に陥っていた。たまたま、ホットヨガのレッスンを受ける前に、ホットヨガ梅田店の近くにあるテアトル梅田でも、この映画が三宮と同じく一日一回、朝の九時半から上映されていることを知り、翌日も梅田に足を運んでみようと思い立ったわけである。

 しかし、九時半からの上映となると、普段、仕事に出掛けるよりも早い時間に家を出なければならない。もたもたしているうちに時間が過ぎてしまい、最寄駅に着いたときには、乗りたいと思っていた列車が発車したあとだった。結局、泣く泣く次の列車に飛び乗ったのだが、JR大阪駅からテアトル梅田まではかなり遠く、目的のテアトル梅田に着いたのは九時四十分くらいだった。

 受付のディスプレイを確認してみると、既に『あの日の指輪を待つきみへ』には×印が表示されていた。これは、受付が締め切られたことを意味している。私は、何とか頼み込んで中に入れてもらおうと思っていたが、チケットを発券していただくのに、私の前に並んでいる人がもたもたしている。私はイライラしながら順番待ちをしていた。ようやく私の順番が回って来たので、
「『あの日の指輪を待つきみへ』はもう入場できませんか?」
と尋ねると、受付の方は時計をご覧になり、
「そうですね。もう本編が始まっていますので・・・・・・」
とおっしゃった。確かに、九時半からの上映に対し、時計が指している現在時刻は九時四十二分である。しかし、三宮でも梅田でも午前中一回のみの上映となると、もはや鑑賞できるチャンスはないかもしれない。私は、どうしても鑑賞したかったので、
「予告編は上映されたんですよね?」
と尋ねてみた。上映開始後、既に十二分が経過しているとしても、予告編の上映分を差し引けば、本編が上映されてからそれほど時間は経っていないのではないかと主張したかったのだ。それに対し、受付の方からは、
「はい、予告編は上映されましたが・・・・・・」
という答えが返って来た。しかし、間もなく、
「本来ならば、本編が始まってからのご入場はご遠慮いただいているのですが、今回限りということでお願いします」
と言って、チケットを発券してくださったのである。

 私は、受付の方にお礼を言って中に入った。ところが、一日一回の上映に限られているからだろうか。もともと狭いスクリーンはほぼ満席状態で、もはや一列目くらいしか空席がなかった。私は腰をかがめながら一列目まで歩いて行き、斜め下から見上げる形で鑑賞を始めた。登場人物の顔が歪んで見えてしまったが、それでも、鑑賞できないよりはマシである。

 この映画には、五十年前の回想のシーンと、アメリカとアイルランドの現代のシーンがいくつも織り交ざって登場していた。映画の構成によっては、複数の時代や場所を行き来することで、ストーリーが追いにくい状態に陥ってしまうこともある。しかし、ありがたいことにこの映画は、複数の時代や場所で展開されるストーリーを違和感なく追える形に仕上がっていた。

 途中から入場した私は、アメリカにおける現代の葬儀のシーンから鑑賞することになった。どうやら、シャーリー・マクレーン演じるエセルの夫が亡くなってしまったようである。しかし、彼女の表情に悲しみの色は表れていない。二人は冷め切った夫婦だったのだろうか? と思いきや、物語が進行するにつれて、何やらそれ以上に深い事情があることが明るみになって行く。

 一言で言うと、この映画に描かれているのは、固い絆で結ばれた男性三人(テディ、ジャック、チャック)と女性一人(エセル)の友情と男女の愛の物語である。テディとエセルは恋人同士だが、ジャックとチャックもエセルに好意を寄せている。

 私はそれなりに感動もし、涙も流して満足したのだが、いつも拝見しているshisyun氏の空想俳人日記あの日の指輪を待つきみへを読ませていただいて、あっと驚いた。shisyun氏は、

というか、だいたい、もともと、テディ、エセルに対する愛情にもジャックやチャックに対する友情にも、どっか自己中心的なキライがあると思うんだけど・・・ちょっと大前提に文句?

と書かれている。私は、「なるほど、これはやられた!」と思った。冷静になって考えてみれば、彼らの取り決めの中に自己中心的な部分があったことは否めない。特に、エセルと恋人関係にあったテディは、自分が戦死した場合のエセルの幸せを自らが仕切って決めている。エセルの幸せはエセル自身が決めればいいことなのに。しかも、エセルを二人の親友に押し付けていると取れなくもない。shisyun氏のレビューを拝見して、なるほど、そういう見方もできるのかと、新しい視点でこの映画を振り返ることができた。だからshisyun氏は、「約束に縛られている」と表現されているのだろう。約束をポジティヴに捉えるか、ネガティヴに捉えるかで、この映画の見方は大きく違って来るということだ。

 私がこの映画の登場人物として注目したのは、アイルランドの青年ジミーである。彼のような純朴な青年は、シリアスな場面に更なる緊張感を与える。ジミーは、テディが乗っていた飛行機が墜落したアイルランドのベルファストの住人で、クィンラン老人とともに、五十年前の墜落現場周辺を発掘している。そしてジミーは、墜落現場でエセルの名前の入った指輪を見付けるのだ。ジミーはその指輪を、持ち主であるエセルに返したいと願う。その一途な想いは、空気を読まない印象は否めないものの、あまりにもまっすぐで感動にも値する。航空機マニアとも思える彼の取った行動が、封印された五十年前の過去と現代を結び付けて行く。

 この映画を鑑賞し終わったときに湧き上がって来るのは、果たしてその選択で良かったのだろうかという疑問である。最愛のテディを亡くし、心に鍵をかけてしまったエセルは、テディの遺言に従って、チャックと結婚したものの、生涯チャックを心から愛することはなかった。チャックとの間に生まれた娘マリーでさえも、自分が母親に愛されている実感を得ることなく成人してしまった。だから彼女は、何故、父親であるチャックや自分に対する愛情が注がれないのか、母親であるエセルに対し、ずっと不信感を募らせていたのだ。それらの不信感を抱くに至る原因が、アイルランド青年ジミーの登場によって、一気に解き明かされて行く。そういう意味でも、この映画におけるジミーの役割は大きいのである。

 私自身、最愛の人を亡くした経験がないのでわからないが、夫の葬儀でさえも泣けないという状況は、彼女が本当に幸せな人生を送ったとは言い切れないのではないだろうか。夫を亡くしたことで、あたかも封印していた五十年間の想いが解き放たれたかのように、あからさまにテディへの想いに浸るエセル。夫であるチャックや娘のマリーに「自分は愛されていない」という印象を与えてしまうくらいなら、エセルは本当に誰かを愛することができるようになるまで、ずっと独りでいても良かったのではないだろうか。しかし、テディとの約束を果たすためにチャックと結婚し、娘を授かった。だからshisyun氏の言うように、「約束に縛られている」ことになるのだろう。とにかく、いろいろな意味で考えさせられた作品だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m シャーリー・マクレーンと言えば、私にとってのツインソウルのバイブルとなった『カミーノ -魂の旅路』の著者でもあります。既にいろいろなツインソウル本が出回っているかと思いますが、ツインソウルを理解するのに、私は『カミーノ -魂の旅路』一冊で十分だと思っています。彼女の出演する作品としては、映画化された『アウト・オン・ア・リム』をビデオで鑑賞したことがあります。その頃からは、ずいぶん年を取られていますが、やはり、スピリチュアルな雰囲気が漂う女優さんだと思いました。特に、アイルランドでテロが起こったときに、亡くなった兵士のもとに佇む姿は圧巻です。あのシーンは演技では決して成り立たないシーンだと思いました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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友情と 愛情しきる 自己中かな  実は、私もSo-netブログ「ダイターンクラッシュ!!」のバラサ☆バラサさんと同様、クィンランは本当はテディであり、失った記憶が甦っていく、なんてオチではなかろうか、そう思ってしまったんよ。だって、穴掘りクィンラン、ひょうきんお... [続きを読む]

受信: 2008.09.02 12:55

» 「あの日の指輪を待つきみへ 」もう自由にしていいよ、心のままに [soramove]
「あの日の指輪を待つきみへ 」★★★☆ シャーリー・マクレーン 、クリストファー・プラマー 、ミーシャ・バートン 主演 リチャード・アッテンボロー 監督、アメリカ イギリス カナダ 118分、2007年 シャーリー・マクレーンはこの脚本をもらったとき、 「自分...... [続きを読む]

受信: 2008.09.07 20:45

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