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2008.09.27

映画『幸せの1ページ』

不吉なゴロなんて気にしないの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m これまで、古い自家用車に乗り続けていたので、ガンモは進化した最近の自動車事情に驚いています。これまで使用していたETCの装置がカングーでは使えないことがわかり、買い換えることになってしまいました。最近の自動車には、電波を遮断するような機能が施されているのですね。また、自動車のキーもスペアキーが作成できないような仕掛けが施されていたりと、セキュリティ面でもいろいろな工夫がなされているようです。古いものを大切にしているうちに、新しい技術について行けなくなってしまうというのは、ちょっぴり寂しいものです。

 国際線の飛行機を利用すると、日本では未公開の映画をいち早く鑑賞する機会に恵まれる。この映画も確か、ロンドンからの帰りの飛行機に設置された個人ビデオで上映されていた。しかし私は、派遣会社の福利厚生サービスを利用してこの映画の前売券を購入しているような気がして、飛行機の個人ビデオで鑑賞したい気持ちを抑えていた。一度に何枚もの映画の前売券を申し込むため、この映画の前売券を購入したかどうか、既に記憶があやふやだったのである。購入した映画の前売券は、いつも財布の中に入れて持ち歩いているのだが、財布の中には海外旅行に持参しても使用することのないものも多く含まれていたため、必要なものだけを別の財布に移し変えて持参していたのである。もちろん、映画の前売券も必要なものではなかったので、日本に残しておいたのだ。

 帰国して財布の中身を調べてみると、私はこの映画の前売券を購入していなかったいことがわかった。それならば、飛行機の中で鑑賞しても良かったのにと、ちょっぴり後悔した。そんな後悔が残っていたかどうかはわからないが、私はこの映画を公開初日に鑑賞することにしたのである。

 自宅で引きこもりを続けている人気作家アレクサンドラと、無人島で自給自足の生活をしている父娘をインターネットの電子メールが結び付ける。もともとの出会いは、アレクサンドラが次なる小説の新しいアイディアを求めて、無人島で生活しているという海洋生物学者に協力を求めて電子メールを送信したことがきっかけだった。無人島でインターネットにアクセスできるという状況も不思議ではあるのだが、そのあたりの事情は厳しく突っ込まないことにしよう。海洋生物学者である父親が不在のため、アレクサンドラが送信したメールを受信したのは、娘のニムだった。そこから面白い物語が展開されて行く。

 まじめな女優さんというイメージのジョディ・フォスターが人気作家アレクサンドラを演じている。今回、彼女が演じた引きこもりの役は、とてもコミカルで笑いを誘う。アレクサンドラの引きこもりはかなりの重症で、ポストに溜まった手紙を取り出すために外に出ることさえ憚(はばか)られる毎日だった。

 実は私にも、アレクサンドラの気持ちが良くわかる。結婚して二年ほど経った頃だろうか。仕事があまりにも忙しいので、コンピュータ業界から足を洗おうと、仕事を辞めて一年ほど自宅で引きこもっていたことがあった。その頃の私は、今のようにアクティヴではなく、せいぜい自宅と近所のスーパーを往復するくらいの生活しか送っていなかった。そのため、久しぶりに用があって、自宅の最寄駅まで自転車で出掛けたとき、人と接触することに恐怖を感じたことを覚えている。ひとたび人と接触することから遠ざかってしまうと、実際にアレクサンドラのように重度の引きこもりに陥ってしまうものなのだ。特に作家という職業は、書くことに専念したいあまり、人を遠ざける傾向にあるので、アレクサンドラが重度の引きこもりになってしまったのも良くわかる。

 そんなアレクサンドラが、ニノから届いたSOSのメールをきっかけに、思い切った行動に出る。あれだけ真剣に引きこもっていたはずの彼女が、ニノを助けるために立ち上がり、ニノのいる無人島まで出掛けて行こうと、出発の準備を整えて旅立つのである。

 ニノと父親の強い絆にも感動する。日本では、夫婦も家族も、存在が近ければ近いほど、直接的な愛情表現を後回しにする傾向がある。しかし、ニノと父親の愛は、まるで恋人同士のように力強く、新鮮だ。そんな強い絆を結んでいる父娘だから、ニノは二人だけの無人島生活を邪魔して欲しくないと思っている。そこに第三者が割り込んで来るのは、本来、不可能なはずなのだが・・・・・・。

 様々な突っ込みどころはあるものの、ほのぼのとした結末が、観客を許容へと向かわせる。そう言えば、ニノ役を演じている女の子を、何かの映画で見たと思っていたら、映画『幸せのレシピ』に登場したアビゲイル・ブレスリンという子役の女の子だった。どちらも「幸せの」という邦題が付いていることから、彼女は大人に幸せを運んで来る役柄なのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 人と人の絆を結び合わせるために、キューピット役が存在することがありますよね。この映画の中では、ニノがキューピット役だったり、ニノと友好関係を結んでいた動物たちがキューピット役だったりします。キューピット役というのは、本来の道から外れそうになったときに、本来歩むべき道へと軌道修正してくれる貴重な存在なのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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