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2008.08.01

仕事からフェードアウトして夏休みにフェードイン!

真夜中の泥遊びの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 一時間から三時間掛けて、染料をじっくりと染み込ませて行く天然ヘナは、子供の頃の無邪気な泥遊びを思い出させてくれました。じっくりと時間を掛けて髪の毛を染め上げる時間は、とても贅沢な時間であるように思えます。ひとたび天然素材のものに注目し始めると、化学物質を含んだものに対する嫌悪感が強くなります。実は、化学染料の買い置きがいくつかあるのですが、今後はおそらくそれらの活躍の場はなくなってしまうことでしょう。

 いよいよパリ行きが目前に迫っていた。私の仕事はどうなるのだろう? ガンモの仕事はどうなるのだろう? 仕事のフェードアウトの仕方によって、パリに呼ばれているか、こちらからパリに押し掛けて行くかが決まろうとしている。そんなことを思いながら、私は週の後半を迎えていた。

 驚いたことに、私の仕事は落ち着きを見せ始めていた。あれほどがむしゃらに走り続けて来たはずの忙しかった仕事が、ようやく収束に向かい始めたのだ。そのため、木曜日の夜はいつもよりも仕事を一時間早く上がることができた。そのおかげで、真夜中の泥遊びを実践することができたというわけである。しかし問題は、出発の前日となる金曜日だ。何しろ、私はまだ八十パーセント完の状態から進んでいない。残りの二十パーセントを完了させるためにも、できれば一時間と言わず、もっと早く仕事を上がりたい。

 ドキドキしながら出勤してみると、木曜日の夜と同じ落ち着いた状況で、私の担当部分で特に大きな問題が発生しているわけでもなく、穏やかな一日の始まりとなった。途中、小さな障害が発生したものの、落ち着いて対処を行えば、夕方頃までには対処できる程度のものだった。折しも、十七時半からはビル全体を対象にしたイベントが開催されることになっていたので、私と一緒に仕事をしているプロジェクトメンバも、特に仕事に大きな問題を抱えていなければ、そのイベントに参加することになっていた。

 私は、午後になってから、
「今日はイベントに参加しないんですか?」
などと、何度も何度も上司に尋ねていた。最初のうち、上司は、
「仕事の状況によりますね。もし、夕方の時点で大きな障害が発生しているようなら、イベントには参加せずに残業しますよ」
と答えていた。しかし、私が何度も何度も同じ質問を繰り返しているうちに、上司には、私がそのような質問を繰り返す理由がわかってしまったようだ。つまり、私と一緒に仕事をしているプロジェクトメンバが夕方からのイベントに参加するなら、私はイベントに参加せずに、直ちに仕事を終えて帰宅できるということだ。

 そして、いよいよイベントの始まる十七時半になった。しかし、私の担当部分でちょっとした問題が発生し、先日、休日出勤した三人で、頭を突き合わせながら問題の原因を探ろうとしていた。ありがたいことに、その問題についてはすぐに解決の目処が立った。すると、状況を判断した上司が、
「じゃあ、今日の仕事は十八時半頃には終わりにしましょうか」
と宣言したのだ。私は心の中でまたしても「ヤッター!」と叫んだ。一緒に仕事をしているプロジェクトメンバと夏休みの時期がずれることになるため、私にしか解決できない問題を含めた仕事の指示や、仕事の残項目への報告については、すべてメールで行われることになった。私が夏休み明けに出勤すると、仕事の指示依頼のメールが山のように溜まっているかもしれないということである。さて、十八時半になると、私は帰り支度を整え、周りの人たちに一足先に夏休みを取得することを宣言したあと、喜び勇んで退社した。職場を一歩出た途端、私は夏休みにフェードインしていた。ああ、うれしい。この解放感をガンモにも伝えたい。

 ところが、職場の最寄駅まで向かう途中にガンモに電話を掛けてみると、電話の呼び出し音が鳴るばかりでガンモは電話に出なかった。十八時半から夏休みにフェードインした喜びを伝えたいのに、伝える相手がいない。私は、今度はガンモの仕事用の携帯電話に電話を掛けてみた。すると、ガンモはワンコールで電話に出たのだが、すぐに切られてしまった。どうやら取り込み中のようである。そういうことは良くあることなので、私は軽い足取りで地下鉄に乗車し、三ノ宮からJRに乗り換えて帰宅した。途中、慌てた様子でガンモから電話が掛かって来て、
「これからまだ客先に行くから」
と一言だけ言った。あらあら、お疲れさん。ガンモは夏休みの直前まで忙しいようである。

 帰宅した私は、残り二十パーセントの荷物をまとめる作業の前に、一日遅れの「ガンまる日記」を書き上げてアップした。時計を見ると、もう二十三時を回っている。しかし、ガンモはまだ帰宅しなかった。もう一度、ガンモに電話を掛けてみたが、やはりガンモは電話に出なかった。普段なら、オロオロしてしまう私だったが、何故か心が落ち着いていた。きっとガンモは大丈夫だ、仕事を終えてちゃんと帰って来る。そんな気がしていたのだ。

 私は、残り二十パーセントの荷物を、スーツケースやリュックに次々に詰め込んだ。やはり、リビングにはクーラーを入れていないので、動き回っているうちに汗だくになってしまう。そのため、のどの渇きを覚え、何度も冷蔵庫の麦茶を飲んで喉を潤した。それにしても、ガンモはまだ帰宅しない。旅行に出掛けるとなると、ガンモは毎回、直前までトラブルに見舞われる。

 私は、涼しい顔で持って行く荷物の整理を終えた。出掛ける前から既にスーツケースがパンパンだが、まあ、何とかなるだろう。そう思いながら、ガンモの帰りを待っていた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最後までバタバタしている私たちであります。何か忘れ物がなければ良いのですが・・・・・・。ところでこの記事は、公開日時を予約してから出掛けます。ブログに、先に記事を用意しておいて、公開日時を指定する機能があるんですね。この記事が公開される頃、おそらく私たちは空の上でしょう。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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