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2008.08.10

リバーボートでグリニッジへ

ミイラとご対面の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m そう言えば、若い頃、『ツタンカーメンの謎』というタイトルの本がずいぶん話題になっていました。ツタンカーメンの発掘に関わった人たちが次々に謎の死を遂げたというものです。ツタンカーメンは今、エジプトの博物館に展示されているのですね。考古学というと、すぐにエジプトを想像してしまいますが、確かに謎解きに夢中になってしまうのもわかるような気がします。やはり独自の文化があり、未知の部分が多いだけに、人々の心を魅了して止まないのでしょうね。

 今回の旅で、ガンモはロンドン郊外にあるグリニッジを訪問したいと思っていたようだ。最初は鉄道を使ってグリニッジまで移動するつもりだったらしいのだが、ロンドンに着いた初日に散歩をしているうちに、偶然、テムズ河を行き来するリバーボート( River Boats)の存在を知ることになった。リバーボートに乗っても、どうやらグリニッジに行けるらしいのだ。私たちは、テムズ河をクルージングできることにわくわくしながら、アンダーグラウンドに乗って、Embankmentに降り立った。アンダーグラウンドのEmbankmentのすぐ目の前にリバーボードの乗り場であるEmbankment Pierがあるのだ。

 Embankment PierからGreenwich Peirまでは、所要時間四十四分、料金は一人四ポンドだった。切符は乗船したあと巡回して来る乗務員さんから購入した。私たちは、運良くリバーボートの一番前の席を確保することができた。去年乗った大きな観覧車のロンドン・アイも、去年歩いたタワー・ブリッジも、リバーボートの船内から見上げるという、去年とは違った体験をすることができた。

 道路と違って、交通量の少ない水の上は、信号待ちもなく、スイスイ移動することができた。ただ、残念なことに、Greenwich Peirに着く頃には雨が降り始めていた。今回の旅において、雨は、パリからロンドンに移動する日の早朝に降っていたが、私たちがホテルを出る頃にはもう止んでいた。パリ滞在中も、ほんの少しぱらついた程度だった。しかし、今回の雨はどうやら本格的な雨のようである。私たちは、背負っていたリュックから折り畳み傘を取り出してさした。パリでもそうだったが、ここロンドンでも、傘をささずにカッパを着て歩いている人が多い。日本では、自転車に乗るときさえも傘をさしている人が多いが、危険なので、私は断然カッパ派である。

 さて、世界的に有名なグリニッジ天文台は、グリニッジ・パークの中にあった。グリニッジ・パークもそうだが、ロンドンには芝生のある公園が実に多い。公園のベンチに腰掛けて本を読んでいる人や、芝生の上に寝転がってくつろいでいるいる人たちを良く見掛ける。去年は、ロンドン滞在中、ずっと天候に恵まれ続けたので、私も芝生の上に寝転がり、心からロンドンを感じた。今年もロンドンに滞在することが決まったとき、私はロンドンのどこに行きたいか、すぐには思い浮ばなかった。しかし、実際にロンドンに来て芝生のある公園を目にしたとき、ああ、私がロンドンで実現させたかったのは、天気のいい日に芝生の上にゴロンと寝転がることだということを思い出したのだ。しかし、今回の滞在では、去年と違って雨が降ったり止んだりでずっと天候が悪く、芝生の上に寝転がることが実現できていない。

 おまけに、天気が悪いせいか、ひどく寒い。去年、半袖でも何とか過ごせると感じたので、私たちは今年も軽装で来てしまった。防寒具として持っているのは、毛糸のベストくらいだ。パリでは、Tシャツの上にもう一枚Tシャツを着て過ごしていたのだが、パリよりも更に気温の低いロンドンでは、TシャツとTシャツの間に毛糸のベストを着込んで何とかしのいでいる。しかし、それでもまだ腕が寒い。天気の良くない夏のロンドンは、長袖で歩くのがちょうどいい気温なのだ。実際、街を歩いていると、いろいろな服装の人たちに出会う。中にはコートを着ている人もいれば、ジャンパーを羽織っている人もいる。革ジャンを着ている人もいる。そうかと思えば、半袖Tシャツの人もいれば、ノースリーブの人もいる。同じ気温でも、身体への感じ方は人それぞれなのだろう。雨に降られてしまった私たちは、むき出しになった両腕を手で擦り合わせて身体を温めながら、長袖のパーカーが恋しいと感じていた。

 それはさておき、私たちは坂を上り、グリニッジ天文台に到着した。現在、ここは観測には使われていないらしい。空気が悪くなったとかで、星の観測ができなくなり、ケンブリッジに移転したのだそうだ。現在は、博物館的な存在として機能しているようだ。ちなみに、こちらの入場料も無料だった。近代的な技術を駆使した様々な展示物に触れることができた。

 私たちは、外の冷たい雨と空気に寒さを感じながら、明日になれば帰国することになっている三十四度の日本へと想いを馳せた。ああ、今の日本の暑さを少しでもロンドンに送り込んで欲しい。天候の良くないロンドンは、半袖で過ごすには寒過ぎる。寒過ぎる夏と暑過ぎる夏、どちらを選びたいだろうか。どちらも選びたくない。どこかにちょうどいい夏はないものだろうか。

 グリニッジ天文台をあとにして、その周辺にある海洋博物館らしきものにも足を運んだのだが、寒さと精力的に歩き回ったせいでどっと疲れが出て、早くホテルに帰りたいモードに陥ってしまった。そこで私たちは、海洋博物館の見学を途中で諦めて、ホテルに戻ることにしたのである。

 私はガンモに、
「うどんが食べたい」
と言った。確かにサンドイッチもおいしい。ボリュームのあるサンドイッチは、日本のサンドイッチと違って、空腹感を感じない。しかし私は、そろそろセルフサービスのうどんが恋しくなった。ロンドン中を探せば、セルフサービスのうどんを食べさせてくれるお店がどこかにあるのかもしれないが、きっと恐ろしく高いのだろう。ちなみに、私たちが宿泊しているパディントンには回転寿司がある。通り掛けにちらっと値段を見てみたのだが、十五ポンドなどと書かれていた。まさか、一皿が十五ポンドなのだろうか?(現在、手数料込みで一ポンド二百二十円程度なので、十五ポンドは三千三百円) いや、そんなはずはないだろう。(※これについては、そして帰国の記事で弁明しています)

 私たちは、ロンドンにあと一泊したのち、日本に帰国する。お天気が回復して、芝生の上に寝転がることができれば心残りはないのだが、さて、どうだろう。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、リバーボートでグリニッジへをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ロンドンはとても寒いです! 日本の暑さを分けてください! なんて叫んでいますが、もうすぐ私たちの夏休みも終わりに近づき、日本に帰ります。この記事が公開される頃、私たちは空の上を飛んでいることでしょう。記事を公開予約に設定しておきますね。なお、日本に帰ってからも、今回の旅行中にリアルタイムで書き切れなかったことをしばらく綴って行く予定です。それでは皆さん、日本でお会いしましょう。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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