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2008.07.29

ホットヨガ(一一三回目)

八十パーセント完の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m まるで、仕事の進捗状況を報告しているような気持ちになってしまいました。(笑)ちなみに、現在のパリの最高気温は二十八度くらいだそうです。街全体が、緩く冷房が入っているような感じでしょうか。湿度も低いので、きっと快適に過ごせると思います。去年、出掛けたロンドンでは、最高気温が二十四度くらいでしたので、パリのほうが四度くらい高いことになります。日中のロンドンは半袖でも過ごせましたが、日が落ちるとさすがに半袖ではちょっぴり肌寒かったです。

 話が前後してしまったが、土曜日の午前中は、神戸店でホットヨガのレッスンを受けた。いつもの九十分のベーシックコースである。どういうわけか、この日、私は家を出るのがすっかり遅くなってしまった。朝からバタバタしていたせいで、レッスン中に飲む海洋深層水を専用ボトルに入れ替えて持参するのを忘れてしまい、地元の最寄駅近くの自動販売機でフランスの水、Volvicを二本買った。ホットヨガのレッスンには、Volvicの大きなボトルを持参される方も多い。丸っこいボトルが気になるVolvicだったが、私が購入したのは五百ミリリットル入りの丸っこくないボトルだった。しかし、黄色い大きな蓋のボトルは初めて見るボトルである。私は、ボトルに表示されていた「無果汁」という表記が気になったので、蓋を開けて一口飲んでみた。すると、その水には味がついていることがわかった。味の付いたレモン水だったのだ。

無果汁という表記のあるVolvic。実はレモン水だった。

 ホットヨガのレッスンに味付きのドリンクを持ち込むと、喉の渇きに関係なく、ごくごく飲んでしまう。水は、喉の渇きを潤すための、最もシンプルな飲み物だと思う。ホットヨガのレッスンには、シンプルな水が一番良い。私は、地元の最寄駅で味の付いていない水を買いなおした。

味の付いていないシンプルな水。ホットヨガのレッスンにはシンプルな水が一番良い。

 家を出るのが遅かったため、神戸駅に着いたのは、レッスン開始の五分前だった。慌てて走っても、レッスンの最中に息切れしてしまうと思い、私はできる限りの早歩きでずんずん歩いた。

 スタジオの扉を開けると、以前からお話をさせていただいているインストラクターが一人で受付に立っていた。しばらくの間、顔を合わせることがなかったのだが、ここ数回のレッスンではしばしば顔を合わせているインストラクターだ。私は彼女に、休日のレッスンが朝早くから行われることは、私たちにとってはとてもありがたいことだが、インストラクターの方たちにとってはとても大変なのではないかと語り掛けた。すると彼女は、以前は朝早く起きるのが辛かったが、最近は朝早く起きるのが自分の身体のリズムに合って来たとおっしゃった。そして、
「あと二ヶ月で生まれますのでね」
と言いながら、受付のカウンターから少しお腹をのぞかせて見せてくださった。私は、彼女が妊娠していたことにまったく気づかなかったので驚いた。彼女のお腹は受付のカウンターに隠れて見えなかったのだ。彼女ともう少し話をしたかったが、レッスンの開始時間をとうに過ぎていたので、私は慌ててタオルとロッカーの鍵を受け取り、ロッカールームへと急いだ。

 今回のレッスンを担当してくださったのは、以前、一度だけレッスンを担当してくださったインストラクターだった。私は、レッスンに呑まれないコツを摑んでいるので、特に疲れを感じることもなく、レッスンをこなした。九十分のベーシックコースのレッスンに参加するようになってから、たくさん汗が出るようになったが、今回はいつもよりも更にたくさんの汗が出た。

 鏡越しに参加者の様子をうかがってみると、私が参加している休日のレッスンはほとんど毎回、同じ顔ぶれであることがわかった。みんな、同じような場所でレッスンを受けているのですぐにわかる。私には、私と同じ九十分のベーシックコースに参加している人たちが、学生の頃の「同じクラス」の感覚に思えて来た。そう言えば、最近は、フリーパス会員の方たちと顔を合わせていない。彼女たちは、九十分のベーシックコースのレッスンは受けていないのだろうか。

 いつものように、後半のレッスンは、取れないポーズがあるので、ヨガマットの上でしばらくお休みさせていただいた。レッスン終了後、シャワーを浴びて着替えを済ませて受付に行くと、さきほどのインストラクターと、妊婦さんのインストラクターが立っていた。レッスンを担当してくださったインストラクターが、
「後半、大丈夫でしたか?」
と私に尋ねてくださった。私の体調が良くないために、休んでいるのかと心配してくださったようだ。私は、
「後半はいつもサボることにしてるんです」
と言って、インストラクターを安心させた。

 私は、妊婦さんのインストラクターに、
「そう言われてみれば、表情がずいぶん柔らかくなられましたよね」
と言った。すると、妊婦さんのインストラクターは、言葉を選びながら、
「妊娠したことがうれしくて仕方がないので、それが表情に出ているのかもしれません。赤ちゃんを授かったことがうれしくて仕方がないんですよ」
とおっしゃった。私はその表現に驚き、彼女からとてもポジティヴなエネルギーを感じ取った。そういうことを、まっすぐなハートで口にできる人はなかなかいない。自分の中に確固たるものがないと、照れてしまったりもする。私は、
「うわあ、そういうことを正々堂々と言える人って少ないですよね。素晴らしいです」
と言った。妊婦さんのインストラクターは、
「つわりもほとんどなかったんですよ」
とおっしゃった。私は、
「きっと、赤ちゃんも生まれて来たがってるんでしょうね」
と言った。

 もちろん彼女は、現在はレッスンを担当されてはいないそうだ。そして、あと数回勤務されたのち、一年間産休を取られるという。非常に高い確率で、年末に子宮を全摘することになるかもしれない私が辿らないであろう道を、彼女は辿ろうとしている。彼女が伝えてくれたポジティヴなエネルギーは、何かメッセージ性を含んでいたのだろうか。

 私は結婚当時、ガンモとの結婚生活が楽しくて仕方がないことを周りの人たちに伝えたくてうずうずしていた。飲み会の席で誰かを捕まえては、男女が愛し合うことの素晴らしさ、結婚生活の楽しさを熱心に語り掛けていた。それが、今ではホームページやブログの運営に変わったのだが、新婚当時、飲み会の席で私に捕まった人に言われたことがある。それは、
「そういうことを、照れずに言えるっていいですね」
だった。まさしく、私が妊婦さんのインストラクターに言ったような言葉である。

 まったく曇りのない状態で、赤ちゃんを授かったことがうれしくてたまらないと公言したインストラクターは、周りの人たちをも幸せな気持ちに包んでしまうほどのポジティヴなエネルギーに満ちていた。彼女が言ったことは、自己満足でも自慢でも押し付けでもない。彼女の魂が望んだことが実現されつつあるのを見届けることが、周りの人たちにとっての幸せにも繋がるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 新婚時代、飲み会の席で私に捕まった人に言われたことで、もう一つ印象に残っている言葉があります。それは、「結婚生活の素晴らしさを伝えてくれる人が周りにいなかった」、というものでした。これと同じことを、妊婦さんのインストラクターにも伝えたかったですね。実際は言いそびれてしまいましたが・・・・・・。「自己満足でも自慢でも押し付けでもない」と感じたのは、「赤ちゃんを授かるって、いいよ。あなたもどう?」といった表現ではなく、彼女がただただ純粋に赤ちゃんを授かった喜びを感じていたからだと思います。そこで聞き手にも自由意思が生まれ、実際に赤ちゃんを授かることの喜びを想像するのでしょうね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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