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2008.07.17

映画『西の魔女が死んだ』

やっパリ、行こうの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m それにしても、一体誰が現地でフランス語を話せるのでしょう? 学生時代、ガンモが第二外国語に選んだのはドイツ語でしたし、私はフランス語を履修してはいましたが、出席日数が足りず、単位を落としてしまいました。考えただけでも珍道中になりそうですね。(苦笑)さて、今回は、またしても二週間ほど前に鑑賞した映画のレビューを書かせていただきたいと思います。

 この映画もまた、公開の何ヶ月も前から、派遣会社の福利厚生サービスを利用して前売券を購入していた。しかし、どうしても映画館に足を運ぶ時間を確保することができず、私は前売券を財布の中にしのばせたまま、もうすぐ公開が終了してしまうのではないかとやきもきしていた。せっかく前売券を購入しているのに、鑑賞できずに公開が終了してしまうのは残念で仕方がなかったが、実際、上映期間中に映画館に足を運べないのだから仕方がない。私は、半ば鑑賞を諦めかけていた。

 あれは確か、二週間ほど前の金曜日のことだった。既に仕事が忙しくなっていたが、上司が私に、
「今日は用があるので早く帰ります」
と言って来た。「早く帰ります」というのは、決して仕事を早退するわけではなく、残業をせずに帰宅するという意味である。私は、
「はい、お疲れ様でした」
と言って、上司を送り出した。その後、しばらく普通に残業をしていたのだが、私ははたと気がついたのだ。上司が先に帰宅した今、「この映画を観るのは、今日が最後のチャンスかもしれない」ということに。

 私は、手帳に挟んでいる映画の上映スケジュールを確認した。すると、今から仕事を上がって三宮に向かえば、レイトショーの上映に間に合うことがわかった。そして、私はそそくさと仕事を上がり、映画館へと急いだのである。私にこの映画を鑑賞するチャンスを与えてくれた上司に心の中で感謝した。

 映画館に向かう途中、私はこの映画を鑑賞しようとする日が金曜日であることをちょっぴり残念に思っていた。私はこの映画を上映している映画館のシネマポイントカードの会員である。その映画館は、毎週金曜日にシネマポイントカードの会員に限り、わずか千円で映画を鑑賞することができる。しかし、私は既に前売券を購入してしまっている。わずか千円で映画を鑑賞できるところを、前売券で鑑賞しようとしているのだから、悔しいが、ちょっぴり割高になってしまうのだ。映画館に到着して、受付でシネマポイントカードと前売券を差し出すと、受付の方にも、
「本日、会員様は千円でご鑑賞できますので、差額が出てしまいますがよろしいですか?」
と尋ねられた。私は、この日を逃すともうこの映画を鑑賞することができないとわかっていたので、
「はい、かまいません」
と言いながら、こっくりとうなずいた。

 ところで、この映画の前売券には、外国人のおばあさんの写真が印刷されていた。私は、この人がきっと「西の魔女」に違いないと思っていた。確かにその通りだったのだが、いつも熱心に拝見しているブログの記事を通じて、このおばあさんがシャーリー・マクレーンの娘さんのサチ・パーカーさんであることを知った。私は、シャーリー・マクレーンの書いたスピリチュアルな著書を何冊も読んで来た。それらの著書の中に確か、サチという名前の娘さんの話が何度となく登場していたのを覚えている。私の知る限り、サチさんは、幼少の頃、日本に住んでいたはずだった。しかし、既にこれほどご年配の女性だったとは驚きだった。もうすぐ、サチさんのお母様であるシャーリー・マクレーンが出演される映画も公開されることになっている。もちろん、私はその作品も鑑賞する予定でいるのだが、お二人がそれぞれ出演された映画がこれほど近い時期に公開されることになったことも、私には、ちょっとした驚きだったのだ。

 ここで、この映画の簡単なストーリーをご紹介しておこう。中学に入って不登校になってしまった「まい」は、母の提案により、田舎で一人暮らしをしているイギリス人のおばあちゃんのところでひと夏を過ごすことになる。そう、まいの母は、イギリス人と日本人のハーフだったのだ。おばあちゃんの暮らしぶりは、田舎での暮らしがこんなにも素敵だということを、映画を鑑賞している私たちに教えてくれる。庭と山に囲まれた木造の家。自然の恵みをいっぱいに受けたおばあちゃんの家では、サンドイッチを作るときも、庭で栽培しているレタスを使う。また、ハーブを育て、野いちごでジャムを作る。つまり、自給自足が成り立っているのだ。特に、まいとおばあちゃんが野いちごジャムを作るシーンは印象的だった。あんなにたくさんお砂糖を入れてもいいのだろうかと心配になりつつも、とてもおいしそうに出来上がったジャムを見ると、生活に必要なものを自分で手作りできるということは、何て贅沢なことなのだろうと思った。何故なら、それぞれの生成のプロセスに自分の魂を込めることができるからだ。おばあちゃんの台所も家の中も、自然いっぱいの景色も、とにかく何から何までが素晴らしい。この映画を観て、田舎の生活に憧れた人も少なくないはずだ。

 おばあちゃんはやがて、自分が魔女の家系に生まれたことをまいに話して聞かせる。そして、自分も魔女になりたいと言い出すまいに、魔女になるための手ほどきをする。しかし、その内容は、何のことはない、規則正しい生活を送ることだった。

 魔女であるおばあちゃんのまいに対する言動には、一貫して、自分の価値観の押し付けがなかった。「○○なんです」と、孫であるはずのまいに対して何故か丁寧語を使っているのだが、どの台詞を取っても、まいに対する「命令」は存在しなかった。「○○なんです」と自分の立場から言葉を放ち、あとはまいの自由意思による判断に任せているように見えた。だからこそ、不登校になってしまったまいも、ここで自分自身を取り戻すことができたのかもしれない。

 二人が布団の中で交わしたスピリチュアルな会話も心に残っている。おばあちゃんはまいに、「死んだらどうなるか」について、自分の意見を話して聞かせる。おばあちゃんは、肉体と魂は別々に存在していると思うと、まいに言った。そして、私たちが肉体を持っているのは、魂の目的を果たすためだというようなことを言った。とても共感できる内容である。そして、魔女であるおばあちゃんは、自分が肉体を去るときに、まいにだけわかるような方法でメッセージを伝えると約束するのだ。

 映画全体を通して、これほど惹き付けられる作品も珍しい。特に、ラストはもう、感動で、涙がじわじわとこみ上げて来た。こんな素晴らしい映画の前売券を棒に振ろうとしていたなんて、それこそもったいない話である。あの日、上司が仕事を早く上がってくれて、本当に良かった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m シャーリー・マクレーンの著書と言えば、私は『カミーノ: 魂の旅路』が一番好きです。ツインソウルに関する書籍は、これ一冊でこと足りますね。(^^) でも、あのシャーリーの娘さんであるサチさんが既にあれだけのお年なのですから、シャーリーはもっとお年なんですね。元気なお年寄りに出会うとうれしくなります。(^^)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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