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2008.07.24

メリハリ

三人寄れば文殊の知恵の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 交友関係を結ぶには、似たような趣味や考え方の友人同士が集まるとうれしいものですよね。でも、仕事をしながら壁にぶつかったときは、自分と同じような考え方や経験を持っている人たちの集まりだけでは解決できないことがあります。考え方の違う人とは、対立することもありますが、こうして補い合えるんですよね。

 たいていの場合、月に一度の定時退社日は毎月第三水曜日に設定されているのだが、社員の方たちの親睦会が行われるということで、今月に限り、変則的に定時退社日が第四木曜日に設定されていた。しかし、今月は仕事がとても忙しいので、定時退社日を返上して、残業になってしまうだろうと覚悟していた。社員の方たちも、届け出さえ提出すれば、定時退社日でも残業できることになっているのだ。数日前、一緒に仕事をしている社員の方に定時退社日の予定を尋ねてみると、
「この状況では、親睦会にはさすがに参加できないでしょう」
という答えが返って来たので、私も残業を覚悟して定時退社日を迎えた。

 ところが、当日の午後になって、一緒に仕事をしている社員の方たちが私の席にやって来た。
「実は今日・・・・・・」
とおっしゃるので、
「ああ、今日は定時退社日ですけど、残業でしたよね」
と、最初から残業覚悟の私は当然のように言った。ところが、何やら様子が違っている。どうやら、社員の方たちで話し合って、残業をせずに親睦会に参加することに決めたらしい。私は驚いた。社員の方たちが親睦会に参加されるために定時退社されるということは、必然的に、私ち派遣社員も定時退社できることになるのだ。もちろん、私たち派遣社員も親睦会には参加していいことになっているのだが、私はやりたことが山のように溜まっていたので、親睦会への参加はパスして帰宅することにしたのである。

 定時退社できることがあまりにもうれしくてうれしくて、私は思わず、
「うわー、自転車の電気を点けずに帰宅できるんですか?」
などと言った。自宅から最寄駅までは自転車を利用し、駅の駐輪場に自転車を停めている。電車を降りて、自宅まで自転車で帰宅するときはたいてい夜なので、私は無意識のうちに自転車の自家発電のスイッチを足でスライドさせる。私の中では、「帰りは夜」と決まっているのだ。しかし、いつだったか、ホットヨガのレッスンのあと、日がまだ沈まないうちに帰宅したことがある。私はそのとき、機械的に自転車の自家発電のスイッチをスライドさせようとして、ふと足を止めた。まだ明るいので、電気を点けなくても良いことに気がついたのだ。私が、
「自転車の電気を点けずに帰宅できるんですか?」
と言ったのは、そうした背景があってのことである。

 私は、直ちに一緒に仕事をしている派遣仲間に知らせに行った。彼女は、私たちプログラムの開発担当が作ったプログラムの動作テストを行ってくれている派遣社員である。彼女もまた、私たちと同じように残業の毎日を送っている。私が、社員の方たちが親睦会に参加するため、定時退社されることを彼女に告げると、彼女の顔がぱっと明るくなった。やはり、月に一度の定時退社日を楽しみにしていたのは、私だけではなかったのだ。時計を見ると、定時まであと一時間半ほどだった。
「あと一時間ちょっとで定時ですよ」
と彼女が私に言った。
「ほんとだ。うれしいねー」
私はそう言って、自分の席に戻った。

 定時を知らせるチャイムが鳴ると、私はてきぱきと帰り支度を整え、オフィスをあとにした。まさか、この仕事が忙しい時期に定時退社できるとは思ってもいなかったので、私は降って湧いたような幸運に小躍りした。しかし、果たして、私が本当に自転車の電気を点けずに帰宅できたかというと、そうではない。夏休みに出掛ける旅行の準備がまだ整っていないため、あちらこちらで買い物を済ませ、ようやく帰宅した頃には既に二十二時半を回っていた。これでは、普段よりも一時間早いだけである。それでも、仕事帰りに買い物ができたことはとても有意義なことだった。自宅近くの顧客のところで作業していたというガンモも、私とほぼ同じ時間に帰宅した。ガンモもまた、夏休みを直前に控えて、仕事がひどく忙しい様子である。おそらく私たちはこのまま忙しい毎日を送り続け、例年のように寝不足のまま旅行の当日を迎え、時差ボケの吸収に役立てるつもりなのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 思いがけず定時退社できるとわかって、本当に興奮しましたね。一緒に仕事をしている派遣仲間に定時に退社できることを伝えに行ったときの、彼女の喜びの笑顔が忘れられません。ただ、がむしゃらに働き続けるのではなく、メリハリを付けられるのはとてもありがたいことです。いきなり大きなゴールを目指すよりも、途中で小さなゴールがいくつもあったほうが、目的は達成しやすいように思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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