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2008.05.10

IKEAに行けば

もう一つの悲劇の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 鳩の雄は、気に入った雌に出会うと、雌の前でクルクルと回りながら落ち着きなく鳴き声をあげて求愛します。雌が雄の求愛を受け入れれば、めでたくカップルの誕生となります。父ちゃんが恋をすると、ベランダが求愛行為で騒がしくなるのですぐわかります。求愛行為が始まったら、また皆さんにご報告しますね。

 神戸ポートピアランド跡地にIKEAというスウェーデン生まれの大型家具店が開店した。JR三ノ宮駅には大々的な広告が張り巡らされ、周りの人たちからも、
「明日は早起きしてIKEAに行く」
といった意気込みを聞いていた。何でも、価格が安いためか、ものすごく混雑しているらしい。私たちも、
「行きたいね」
とは話していたものの、そのままゴールデンウイークに突入し、なかなか足を運べないでいた。

 二人揃って休日の土曜日。前日の夜に早くベッドに入ったせいか、珍しく二人とも朝五時に目が覚めた。朝から雨が降っていたので、私はIKEAが空いていると思い、
「IKEAに行こうか」
とガンモに提案してみた。するとガンモは、
「IKEAかあ」
と言いながら考えていたが、
「行くとしたら夜のほうがいいんじゃないかな」
と言った。そして私たちは、十八時頃から支度を始めて、十八時半過ぎに家を出た。ガンモの運転する車で目指すIKEAに着いたのは、十九時過ぎだった。時間帯によっては、駐車場の空きが出るまで三時間待ちなどという情報を得ていたが、待つことなくスイスイ入ることができた。

 少しでもIKEAの情報を得ようと、予めインターネットでIKEAの情報を調べておいたのだが、IKEAという単語を耳で聞いていただけで、IKEYAだと思い込み、検索してしまった。そのとき、検索エンジンのGoogleに、"もしかしてIKEA?"と尋ねられたように思ったが、再度、同じことを実践しても尋ねられなくなった。Googleも間違った検索キーワードに慣れてしまったようだ。

 IKEAはスウェーデンの家具屋さんなので、入場するときはスウェーデン・マーチで入場しようと思っていたのに、入口に着いたときには、予想に反してスイスイ入場できたことがうれしくて、すっかり忘れてしまっていた。

 IKEAでは買い物かごとしてパサパサの大きなイエローバッグが用意されている。イエローバッグのほか、ショッピングリストと鉛筆が店内への入口や店内の至るところに用意されている。私たちはショッピングリストを使わなかったが、どうやら大きな家具を購入する際に番号を控えるのに使うらしい。

 フロアは二階と一階があり、広い店内にはたくさんの家具を始めとする商品が並べられていた。価格も驚くほど安い。しかも、単にだだっ広いフロアなら迷ってしまうところだが、まるで迷路を案内するかのように順路がある。その順路のおかげで、フロアのすべての商品を見て回ることができるように作られている。実に不思議な作りである。欲しいものがあれば、パサパサのイエローバッグに入れて行く。会計を済ませてもいないのに、バッグの中に商品を入れるのは、何だか変な気持ちでもある。

 二階で一番楽しかったのは、子供部屋用の家具コーナーだった。子供たちはもちろんのこと、私たち大人も一緒に喜びそうな商品がたくさん並んでいる。中でも私たちの目を引いたのは、ケロッコデメタンの傘のような、葉っぱの日避けである。ベッドに取り付けると、電気スタンドみたいに葉っぱの位置を調整できるようになっている。屋外で眠るわけではないので、実用性はないが、これはなかなか楽しいではないか。

 楽しい子供部屋の家具コーナーを過ぎると、目の前に広がっているのはフードコートだった。フードコートにはカフェとレストランがあり、私たちはお腹も空いていたのでレストランに入った。ダイエットは特別にお休みである。それにしても、並んでいる人の数が多い。しばらく列に並ぶと、ようやく順番が回って来た。レストランで採用されていたのは、目の前に並べられているお料理の中から、自分の欲しいものをトレーに取って行く方式である。価格も、単品ではそれほど高くはない。そのせいか、欲張って取り過ぎてしまうのが難点だ。私は、シュリンプ入りのパンをサラダと間違えて取ってしまい、炭水化物を余分に摂取する羽目になってしまった。そこで、ガンモに応援を頼んだ次第である。

 IKEA FAMILY CARDなるカードに加入すると、様々な特典を受けられるらしい。私たちはその存在を知らずにレストランを利用したのだが、会計を済ませてから、IKEA FAMILY CARDに加入していればレストランでも割引特典が受けられることがわかって悔しい思いをした。IKEA FAMILY CARDの入会申込書は至るところに設置されていて、利用客が自由に取って書き込めるようになっていた。しかも、係の人のチェックなど必要なく、自主的に申込書に書き込んで、申込書にくっついているカードをもぎ取って、その日から使うことができる。ガンモはIKEA FAMILY CARDの特典が悔しかったのか、慌てて申し込み用紙に必要事項を書き込んでIKEA FAMILY CARDの会員になっていた。

 レストランでご飯を食べ終わると、二十一時だった。ところが、IKEAの閉店時間は二十二時のはずなのに、間もなくの閉店を知らせる「蛍の光」が流れ始めた。一体どういうことなのだろう? と思いながら耳をそばだてていると、近くに座っていた利用客の一人が、
「ここは、『蛍の光』が一時間、流れ続けるねん」
と誰かに話しているのが聞こえて来た。閉店まであと一時間もあるのに、「蛍の光」が聞こえているのは、何だか落ち着かないものだ。

 食事を済ませた私たちはレストランを離れ、一階に降りてみた。すると、そこには広大な雑貨ワールドが広がっていた。特に買いたい家具もなかった私たちにとっては、たくさんの家具が並べられた二階よりも、気になる雑貨がたくさん並んでいる一階のほうが好みだった。そして、私たちは理解したのだ。「蛍の光」を早めに流し始めないと、二階で買い物をしていた人たちが、一階の雑貨ワールドで買い物を楽しむことができないということに。何故なら、一階も二階に負けず劣らず広いフロアで、たくさんの商品が並べられていたからだ。しかも、二階で買い物をした人たちも、お会計は一階で済ませることになっている。なるほど、閉店時間の一時間前から「蛍の光」を流して、利用客を一階に誘導することで、ゆったりと一時間掛けて一階の商品を見て回れるようになっているわけだ。

 一階にはまるで倉庫のような作りのコーナーもあり、私たちがちょっぴり気になるマットレスなども売られていた。本格的なマットレスに手を伸ばし、家族でせっせと運んでいる人たちもいた。おそらく、マットレスを運ぶことのできる比較的大きな自家用車で来店しているのだろう。

 ガンモはおもむろに、
「ヘビを買う」
と言って、ヘビのぬいぐるみをパサパサのイエローバッグに入れた。値段はわずか四百九十九円である。どうやらこのヘビは、IKEAの目玉商品らしく、たくさんの人たちがヘビを首に巻いて連れて帰っていた。ガンモもその人たちにならい、ヘビを首に巻いて帰った。一方、私は、オフィスで使えそうなフリース地のひざ掛けを四枚買った。

 一階のレジにたどり着いたとき、その列の長さから、私は海外旅行の入国審査待ちの列を思い出した。列に並んでからおよそ三十分ほども待っただろうか。お会計を済ませると、既に閉店時間の二十二時を二十分ほど越えていた。

 レジの前では、自分の買ったものをカートに並べ、仕切り棒を置くようになっている。買い物に使用したパサパサのイエローバッグは返却しなければならない。買い物袋は有料だ。私は、エコバッグを持ち込んでいたので、買い物袋は購入しなかった。

 神戸市にいるというのに、何だか異国の地に辿り着いてしまったかのような不思議な体験をさせてくれたIKEA。価格が安くて商品も豊富なだけに、人々がここを目指す理由がわかったような気がする。ガンモは、
「来て良かった」
と言っていた。そして、
「家を片付けたら新しい家具も買えるかな」
と言った。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、IKEAに行けばをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m IKEAの攻略法(?)なる情報が、あちらこちらのサイトにあるようですね。皆さんのご自宅の近くにもIKEAはありますか? IKEAはとても混雑していますが、それだけ楽しい場所なのだと実感しました。ベッド売り場で、若いカップルがダブルベッドの上に寝転がって、寝心地を確かめている光景に出くわしました。コマーシャルではなく、本物のカップルがダブルベッドの上に寝転がっているのを見るのは、何だかドキッとしてしまいましたが、とても微笑ましい光景だと思いました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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