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2008.04.21

映画『スルース』

ついに鉄剤の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 鉄剤は、月・水・金に服用することに決めました。漢方薬は吸収力を良くするために食前に服用し、西洋医学の薬は胃を守るために食後に服用します。このことから想像しても、西洋医学の薬は身体に負担の掛かる薬が多いように思います。私の場合、サプリメントでも十分効果がありました。それなのに、わざわざ便が黒くなるような強い薬を作らなくても・・・・・・と思ってしまうのですね。まあ、こんなことを思ってしまうのも、私の貧血がそれほど深刻な状況ではないからかもしれません。(苦笑)

 I医師の診察を終えて「ガンまる日記」を書き上げたあと、再び映画館に戻ってみると、春の歓送迎会の帰りにばったり出くわした映画館のスタッフの男性がスクリーンの入口に立っていた。私は彼と軽く会釈を交わし、彼から定番のひざ掛けを受け取った。

 ああ、この映画館で一日に何本も映画を鑑賞するのも、残すところあとわずかかもしれないと思う。というのも、この映画館では、シネマポイントカードの制度が廃止されてしまうからだ。現在、使用しているシネマポイントカードの有効期限が切れてしまうと、これまでのように一回わずか千二百円では映画を鑑賞できなくなってしまうのである。ちなみに、私のシネマポイントカードの有効期限は六月二十二日である。ということは、千二百円で映画を楽しめるのもあと二ヶ月しかない。これまでいろいろな映画映画館で映画を鑑賞して来たが、私にはこの映画館で上映される映画が一番合っていると思う。それなのに、これからは前売券を購入したとしても、一回千五百円の鑑賞になってしまう。ミニシアター系の映画館の前売券は、少々割高なのだ。そのため、六月二十二日までという有効期限が、私をこの映画館に駆り立てているのかもしれない。

 さて、映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のレビューの中に、近々公開される『スルース』にもジュード・ロウが出演しているので観るつもりだと書いた。そして予定通り、こうして観に来たわけである。

 戯曲が元になっている映画だとは知らなかったので、予告編を観たときから、この映画には独特な世界があると感じていた。近代的な家屋の中で繰り広げられている二人の会話がクローズアップされていたのだが、まるで二人の登場人物の会話だけで成り立っているかのような予告編だった。実際に鑑賞したあと、戯曲が元になった映画をリメイクした作品だと知って、なるほどと思った。

 一人の女性を巡り、年老いた夫とその妻の若い愛人の男が近代的な家屋の中で緊迫した知的ゲームを繰り広げる。ジュード・ロウ演じる若い愛人は、年老いた夫に離婚に応じてくれるように話を付けに来たのである。最初のうちは、二人だけの会話で成り立っていることが単調にさえ感じられたのだが、途中で刑事さんが登場した辺りから新たな風が吹き込み、しゃきっとして来た。そして、意外な展開に「あっ」と驚かされたのだ。

 それからは、登場人物の二人が何を言おうが、すべての言葉に対し、嘘かもしれないと懐疑的になってしまう。懐疑的になると、登場人物たちの台詞を一つでも聞き漏らすまいと精神を集中させる。そんなハラハラドキドキの中、観客の視線をぐっと惹き付けたまま最後のクライマックスを迎えるのだ。

 この映画、リメイクされる前は、年老いた夫の役を演じているマイケル・ケイン氏が若い愛人の役を演じていたのだそうだ。前作から三十六年も経ち、貫禄が出て来たところで、リメイク版では夫役を演じることになったようだ。今回、若い愛人の役を演じていたジュード・ロウは、この映画のプロデューサーを手掛けているとか。映画の中では若い愛人の役がすっかり板についている彼だが、この映画のプロデューサーも手掛けることは先に決まっていたものの、若い愛人の役を誰が演じるのかは、まだはっきりとは決まっていなかったのだそうだ。しかし、話の流れの中で、彼が演じることになったとか。役が決まり、完成した映画を鑑賞してしまうと、もはや彼以外にこの役は考えられないし、三十六年前にマイケル・ケイン氏が若い愛人の役を演じていたということも想像することができない。

 これから三十年以上経って、この映画が再びリメイクされる頃、今回、若い愛人の役を演じたジュード・ロウが年老いた夫の役を演じるというのも有りかもしれない。ただ、その頃まで私がまだ健在で、「ガンまる日記」を書いていられるかどうかもわからないので、その映画のレビューを綴れるかどうかもわからない。そう考えると、マイケル・ケイン氏が三十六年後にリメイクされた映画に出演しているというのは、恐るべきことである。安易かもしれないが、『犬神家の一族』にダブルで出演されていた石坂浩二さんを思い出してしまった。石の上にも三年と言うが、マイケル・ケイン氏も石坂浩二さんも石の上にも三十数年というわけだ。

 この映画の上映前に放映された予告編でひどく気になる映画があり、この映画を鑑賞したあと、私は映画館をはしごするために三宮に向かったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今から三十数年後、私が今と同じ仕事をしているということは絶対に有り得ません。(苦笑)石の上にも三十数年というのは、本当に凄いことですよね。ところで、「スルース」というのは、探偵という意味であります。相手をとことん探り続けるので、このようなタイトルが付いているのかもしれません。すべての言葉が嘘かもしれないと思うと、鑑賞する側としてもぐっと力が入りました。この日は結局三本の映画を観ることになったわけですが、映画の記事が続いてしまうので、別の記事を挟んでから新たなレビューを書かせていただこうと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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