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2008.04.16

シャーロック・ホームズ

「ガンまる日記」はいかにして出来上がるか?の記事にの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m もしかして、私が設定している画面の色に驚かれましたか? 私は、ノートパソコンではWindows XPを使用しているのですが、緑色が好きなので、XPのテーマは緑色ベースで作成しています。緑色ベースのWindowに濃い緑色の背景、そして黄色の文字。これは私の設定の定番であります。仕事でもプライベートでもこの色に設定しています。そして、左側の階層構造の項目は、第二チャクラの活性化を願ってオレンジ色にしています。緑色とオレンジ色は、色の相性がいいですものね。

 四月に入り、早くもオフィスにクーラーが入るようになった。オフィスではたくさんのパソコンが稼動しているため、クーラーで冷やしておかなければ、パソコンの持つ熱が部屋にこもってしまうからだ。その証拠に、冬の残業時間はオフィスがひどく暑くなる。というのも、昼間のうちは例え外が寒くても、オフィスの温度が上昇し過ぎないように冷やされているが、残業時間になると、オフィスを冷やすクーラーが止められてしまうからだ。残業時間に部屋がひどく暑くなると、昼間のうちにいかに部屋が冷やされていたかが良くわかる。つまり、私の働いているオフィスでは、夏には寒く、冬には暑いという、私たちの身体が本来持っている機能を忘れてしまいそうな温度設定になっているというわけである。

 いつの間にか、私は暑さにも寒さにも敏感な身体になってしまっていた。敏感ではあるものの、自律神経の働きが衰えたのか、自分で体温調節をすることが難しくなってしまったのだ。現在のオフィスに勤務する以前は、これほど空調に敏感になるようなこともなかったので、おそらく現在のオフィスで冷たい風に当たり過ぎて自律神経が正常に機能しなくなってしまったのではないかと思われる。

 そんなことを二年ほど前からこの「ガンまる日記」に綴っていたところ、それを読んでくださった方から、「仕事を辞めてもっと身体を大切にしたらどうか?」というご意見をいただいた。しかし私は、クーラーの冷気には負けたくはなかったので、一年後、裸足で過ごすという画期的な方法で身体から熱を発する方法を生み出し、去年の夏を何とかしのいだのだ。

 あれから一年経ち、オフィスでは四月の人事異動による体制の変化に伴い、席替えが行われることになった。既に、私が空調に敏感なことは周知のことなので、上司や上司のまた上司、部長が気遣ってくださって、私に暖かい席を優先的に決めさせてくださった。部長は、
「まるみさん(実際に呼ばれたのは私の苗字)の席が決まらないと、同じチームのメンバーの席が決まらないんだよね」
などと言って、冗談っぽく茶化すほどだった。そうした配慮はとてもありがたく、私は自分で暖かいと思う席を選び、ここにしますと宣言したのだった。部長の言う通り、私の席が決まったことで、私と一緒に仕事をしている人たちの席も、仕事がやりやすいような形で決まった。

 ところが、私が選んだその席は、ひどく寒い席だということがわかってしまった。というのも、席を選んだ頃には、まだ本格的にクーラーが入っていなかったからだ。しかし、席替え直後から、オフィスに本格的なクーラーが入るようになり、私の席はクーラーの冷気がざんざんと降りて来る席だということがわかってしまったのである。

 私は困り果てた。この席なら暖かいはずだと、自ら選んだ席なので、今更、
「実はあの席、ものすごく寒いんですよ」
などとは言い出せない。何故なら、私のために動いてくれた人たちを裏切ってしまうことになるからだ。そこで私は、仕事帰りにポンチョを買って、翌日からポンチョを着て仕事を始めた。動くとパサパサと音を立てるものの、袖口が絞られていないポンチョは、体温で温まった空気を適当に逃がしてくれるので、暑過ぎず、ちょうど良かった。ポンチョの他にも、私は上から降りて来る冷気をガードするために、帽子をかぶって仕事をしている。トイレに立ったとき、ポンチョに帽子姿の自分を見て、
「あっ、シャーロックホームズがいる!」
と思ったものだ。

 しかし、時にはポンチョによる防寒も意味を成さないほど冷たい風が降り注ぐことがあった。私は仕事中、身体をいぞいぞと動かしながら、何とかこの冷風をガードする方法はないものかと考えあぐねていた。既に、分厚いひざ掛けと、足元をガードするためにサウナスーツをレッグウォーマーのようにカットしたもので下半身を守っている。そして、上半身を覆うポンチョと頭をガードする帽子。一体、これ以上、どのようにガードすればいいのだろう。

 隣の席の社員の方が心配して、
「上司の上司に相談されたら?」
と言ってくださった。もちろん、上司の上司も私が凍えているのを見て、状況をわかってくださってはいる。何故なら、上司の上司もまた、オフィスの空調には悩まされているからだ。上司の上司は、オフィスの空調の温度が極端に低くなるのは、外の温度が低いときだということも分析されていた。やはり、上司の上司に相談したほうがいいのだろうか。しかし、この席は私が優先的に選ばせてもらった席である。

 凍えながらトイレに立ったとき、オフィスの外で、設備のおじさんに会った。そのおじさんは、私がいつも寒そうにしているので、
「寒ないか?」
と言って、しばしば気遣ってくださっている。そこで私は、そのおじさんに、席替えをして、冷たい風が吹き付けて来ることを話した。すると、おじさんは私と一緒にオフィスに入ってくださり、クーラーが吹き付けて来る吹き出し口を見上げながら、
「他の吹き出し口との兼ね合いもあるけれど、風が余り出ないように吹き出し口を絞れる場合がある」
とおっしゃった。おじさんは、
「絞れるかどうか、確認してみようか?」
と言ってくださったのだが、派遣社員の私がそこまでお願いできる立場ではなかったので、
「いえ、周りの人に聞いてみてからにします。ありがとうございました」
とひとまずお礼を言った。

 しかし、その後も、冷たい風が降りて来ている間はほとんど仕事にならなかった。何故、私が選ぶ席はいつもこんなに寒いのだろう。それとも、寒いと思っているのは私だけなのだろうか? 設備のおじさんが言うには、空調の吹き出し口から冷たい風が降りて来ていることには間違いないのだが、他の吹き出し口からも冷たい風が降りて来ているため、空気の対流が起こり、吹き出し口から離れている安全そうな場所であっても、冷たい風が降りて来ることもあるとのことだった。

 今年もオフィスの空調に悩まされるのかと気をもみながら帰宅した翌日、私はオフィスの空調の設定温度を確認してみることにした。何と、設定温度が二十二度になっているではないか。これでは寒いはずである。おそらくこの設定温度は、以前、暖房が入っていたときの設定温度のままなのだろう。暖房と同じ設定温度のままクーラーが入っていたのだとすると、たまったもんじゃない。私は、空調の温度設定のつまみをこっそり右に回し、二十六度まで上げさせてもらった。それからは、私の席に冷たい風はもう降りて来なくなった。やれやれである。

 今回のことにより、場所によって、空気の対流が起こり、冷たい風が降りて来ることがわかった。空調の吹き出し口から離れた場所ならば暖かいだろうという目論見は、ものの見事に外れてしまったわけだ。温度設定を二十六度に変えてからは、シャーロックホームズは見掛けなくなった。どうやら、事件が解決したようである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ポンチョを着て仕事をしていると、暑いのか寒いのかわからなくなることがあります。暑いのと寒いのが同時にやって来ているような感じでしょうか。身体がどう反応していいのかわからずに、戸惑っていたのかもしれません。オフィスの空調問題は、本当に難しいですよね。同じ部屋でも、場所によって温度が違いますし、例え同じ状況だったとしても、人によって感じ方が違いますし。今回の場合は、空調の設定温度を変えることで何とか救われましたが、逆に言えば、同じ設定温度であっても、私のようにならなかった人たちもいるわけなのです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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