タケカワユキヒデコンサート ~神戸から叫ぼうビューティフルネーム~
※ホットヨガ(一〇三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 四月も残すところあとわずかとなりましたね。脂肪燃焼コース2のレッスンとお別れする日も間近に迫っています。できれば最後の〆として、あと一回、脂肪燃焼コース2のレッスンを受けておきたいところです。
仕事帰りに、いつも利用している地下鉄の駅の改札をくぐると、一枚のポスターが目に留まった。それは、中学の頃から大好きだったゴダイゴのメンバー、タケカワユキヒデ氏のソロライブの案内だった。どうしてこんなところにポスターがあるのだろうと思っていると、このコンサートを主催している団体がこの近くにあるらしい。見ると、コンサートが行われるのも、いつも通勤に利用している地下鉄の沿線にある会館だった。
私は、すぐにチケットを入手すべく動き始めた。真っ先に思い付いたのは、チケットぴあでチケットを発券してもらうことだった。しかし、私がチケットぴあのカウンターに足を運んでみると、既にチケットぴあでのチケットの販売期間は終了してしまっていることがわかった。チケットぴあの方によれば、チケットを入手するには、会館で直接購入してくださいとのことだった。しかし、いくら通勤沿線にある会館といえども、会館がチケットを販売している時間内に足を運ぶのは、なかなか大変なことだった。
そこで、困ったときのネットオークション頼みとして、ネットオークションでこのライブのチケットを検索してみたところ、運良く格安で出品されている方が見付かり、無事に落札することができた。どうやら某お茶メーカーの懸賞に応募して当選された人たちが、入手したペアチケットを出品されているらしい。そのせいか、正規で購入すると一枚分の代金にも満たない金額でペアチケットを入手することができたのである。
私は、最も身近なガンモに声を掛けてみたが、ガンモはその日、飲み会があって参加できないと言う。そうは言うものの、私の周りには、平日の夜に神戸で行われるライブに参加できそうな友人はいない。古い友人に声を掛けてみようかと考えあぐねていると、ガンモから、開演時間には遅れるものの、飲み会は何とかなりそうだから、参加したいという返事があった。そこで私は、購入したペアチケットを他の誰かに譲ることなく、手元に取っおくことにしたのである。
会場となる会館は、仕事帰りに立ち寄ることのできる場所ではあるものの、仕事を終えて十八時半の開演に間に合うかどうかは、正直、自信がなかった。幸運にも、こうしてチケットを入手することができたのだから、できれば遅刻したくない。そこで私は有給休暇を取り、余裕を持って会場へと向かうことにしたのである。もちろん、せっかく有給休暇を取得したのだから、直前まで映画鑑賞に明け暮れていたことは皆さんの推測されている通りである。その話は、また後日お話させていただくことにして、今回はライブの話に専念させていただくことにしよう。
タケカワユキヒデ氏というと、私と同じゴダイゴ世代の方たちからは、タケという愛称で親しまれている。すべてではないが、ゴダイゴのほとんどの曲はタケの作曲によるものだ。そのため、ゴダイゴ解散後にソロ活動を始めてからも、他のアーチストに曲を提供したりと、作曲家としての活動も続けていた。
タケのソロライブには、東京に住んでいた独身の頃に一度足を運んだことがある。そのときは、モンキー・マジックやガンダーラのようなゴダイゴ時代の往年のヒット曲は演奏されなかったと記憶している。あくまで、タケカワユキヒデ個人としてのソロライブだったはずだ。だから、今回のライブもきっとそのような構成なのだろうと想像していた。それなのに、ここ最近、タケの音楽活動に注目していなかった私は、予習もせずにタケのライブに臨むことが、タケに対してちょっぴり申し訳ないような気もしていたのだ。
さて、会場に足を運んでみると、仕事帰りのサラリーマンなどの姿は見られず、のんびりとした平日の昼下がりの雰囲気が漂っていた。今回のライブの主催団体が「かがやき神戸」という福祉団体であるためか、参加者の中に障害者の方たちの姿が多く見受けられた。
私は、開演時間の少し前に入場した。入口でチケットの半券がちぎられると、ピエロの格好をした人たちが「ようこそ!」と迎えてくださった。何と暖かい雰囲気なのだろう。これまで、いろいろなアーチストのライブに参加して来たが、会場に足を踏み入れた途端、このように暖かく出迎えてもらったのは初めてのことだった。
会場内では、今回のライブを主催する福祉団体に所属する人たちの手作りの巾着袋やエコバックなどが販売されていた。大きさとデザインが気に入ったので、私は一つ三百五十円のエコバックを三つ買い求めた。
席に着いてしばらく待っていると、定刻を少し過ぎた頃に会場が暗くなり、舞台奥からピエロが出て来た。どうやらタケのライブの前座を務めるらしい。ピエロは、分離された三つのブロックを巧みに操りながら、私たちの前で芸を披露してくれた。ブロック芸のあとは、三つの長い棒のようなものを操り、それらをお手玉のように宙に舞い上げては受け取る芸も披露してくれた。
およそ二十分間に渡り、ピエロが前座を努めたあと、いよいよタケのライブが始まった。バックバンドにキーボードとギター、そして、タケがヴォーカル、タケの両脇に立った二人の女性がコーラスといったバンド構成だった。何と、タケの両脇の二人の女性は、タケの二十一歳の三女と十九歳の四女だと言うので、私はひどく驚いた。確かにタケは子沢山だとは聞いていたが、お子さんたちがそれほど立派に成長していたことも知らなければ、彼女たちが音楽活動を始めていたことも知らなかったからだ。親子だからだろうか。タケとのハーモニーがものすごく美しく、思わず聞き惚れてしまった。
今回のライブでは、タケのソロアルバムに収められているような曲もちらほら演奏されたが、主にゴダイゴ時代のヒット曲を中心に演奏された。「モンキー・マジック」や「ガンダーラ」は比較的早い時間に演奏され、遅れて来たガンモはそれらを聴くことができなかった。ゴダイゴのメンバーで往年のヒット曲が演奏されるのもいいが、アレンジされた曲が新しいメンバーで演奏されるのもまたいい。曲が生き続けていることを実感できるからだ。
遅れてやって来たガンモは、私の横に腰を下ろした。
「『ガンダーラ』、『モンキー・マジック』はどうした?」
とガンモが言うので、
「もうやったよ」
と私が答えると、ガンモはとても残念がっていた。
やがて、「ビューティフル・ネーム」が演奏されると、熱い想いがこみ上げて来た。ゴダイゴ時代のヒット曲が演奏される度に、私は中学の頃の自分を思い出す。「ビューティフル・ネーム」が発売された当時、確かNHKで特定の番組が放送されたあと、この曲の一部が流れていた。その放送形態には様々なバリエーションがあったため、私はカセットデッキを使ってFMラジオからNHKのテレビの音を拾い、流れて来た曲をカセットテープに録音していた思い出がある。あれから三十年。私は歳を重ねたタケのソロライブに参加し、夫であるガンモと一緒に「ビューティフル・ネーム」のサビの部分を合唱していた。
「ウーワーウーワーララララ ララララ ララララ」を繰り返す「ビューティフル・ネーム」のサビの部分の合唱は、以前から会場を二つに分けて競われていたように思う。二つに分けて声の大きさを競い合うことにより、お互いの持つ力を最大限に引き出して、会場の人たちがより大きな声を出せることをタケは知っているのだ。対戦の結果、私たちのいた左半分のうさぎさんチームが勝利した。
他に、ゴダイゴ時代のヒット曲で演奏されたのは、「銀河鉄道999」だった。私はこの曲を聴くと、TBSで放送されていた「ザ・ベストテン」を思い出す。大ヒットした「銀河鉄道999」は、「ザ・ベストテン」で何週間かに渡り、一位の座を獲得し続けていたと記憶している。この曲は、日本語バージョンと英語バージョンがあるのだが、タケがテレビでこの曲を歌うときは、一番の歌詞を日本語で歌い、二番の歌詞を英語で歌っていた。そして今回も、当時のテレビで歌われていたような形式が取られた。
途中、ソロ活動をしているという二人の娘さんたちのコーナーが設けられたり、タケが大好きなビートルズをカヴァーした曲を披露したりと、最後までアットホームな雰囲気でライブが行われた。本編が終了すると、アンコールに応えてくださり、くじけたときに元気が出るような曲を披露してくださった。もともとこの曲は、バンド活動を始めた若者たちに向けて作られた曲らしい。
人生、何が起こるかわからないものだとつくづく思う。私が高校に入る頃、ゴダイゴの人気は少しずつ下火になり、やがて解散してしまった。しかし、一度解散した彼らは、不死鳥のごとく甦った。今回、会場となった神戸文化ホールは、およそ九年前にゴダイゴの再結成ライブのときにも訪れた会場だ。そのライブに参加する直前に、私は大阪で行われたライブに参加していた。大阪のライブだけで自分の熱を治めようとしていたのに、大阪のライブに参加したあと、居ても立ってもいられなくなり、神戸のライブのチケットを何とか入手して参加して、高まる気持ちを治めたというわけである。おそらく、ゴダイゴという存在は、私の中で長いこと封印され続けていたのだろう。それが、ようやく解き放たれる時期がやって来たのに、あまりにも想いを溜め込み過ぎたため、熱を解放し切れずに、神戸のライブまで持ち越したのだと思われる。
その後、ゴダイゴはもう一度再結成し、二年前のゴールデンウィークに奈良の東大寺で行われたライブにも参加することができた。そして、今回のタケのソロライブである。終わったかと思えばまた出会える彼らの活動は、まさしくGo-Die-Goなのだ。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 音楽活動を長く続けていると、娘さんたちとの共演も叶うのですね。とにかく、タケと二人の娘さんたちとのハーモニーが美しく、惚れ惚れしてしまいました。タケの娘さんたちの中には養女もいらっしゃると聞いていますが、客席から拝見していると、二人の個性の違いを感じ取ることができました。タケや彼女たちの遺伝子には、音楽家として活動することの命令が刻まれているのでしょうね。彼女たちの才能がうらやましくも思いました。親子でステージに立てるなんて、タケもずいぶん歳を重ねたものですが、きっと幸せいっぱいの気持ちに違いありません。三十年前に予想もしていなかったことが、ここでも起こっているわけであります。
さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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