ショートフルネーム
※ガンモに連行された夜の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ガンモとの生活は、いつもユーモアに満ち溢れています。ガンモも私と組むと、面白さが一層増すようです。当たり前のことではありますが、私もガンモと結婚したから、「ガンまる日記」を綴ることができるというものです。(^^) さて今日は、いつもとは違うアプローチで、ちょっと古い話を書いてみたいと思います。
ガンモと話をしているときに、ふと、私の旧姓のフルネームが話題になった。私の旧姓のフルネームは「おちみえ」である。この中で、「おち」というのが愛媛県に多い「越智」という名字で、「みえ」というのが現在も継続してい使用している名前である。つまり私の旧姓のフルネームは、名字も二文字、名前も二文字、両方合わせても四文字にしかならないという、日本人としては比較的短いフルネームだったのである。
これから書くことは、私の中に強烈な記憶として留まっている出来事なので、既にどこかに書いているかもしれない。私がまだ小学生低学年の頃の話だ。音楽の授業で先生が配ったプリントの中に、平仮名で自分の名前を書き込むための丸い空欄が八文字分用意されていた。私たち生徒は先生の教えに従って、丸い空欄の中に自分の名前を平仮名で埋めて、一拍分のリズムに合わせて手を叩きながら、自分の名前を一字ずつ読み上げて行った。
そこで、先生が私たち生徒に尋ねた。
「丸が一個も余らなかった人?」
フルネームが八文字の誰かが手を挙げた。
「丸が一個余った人?」
フルネームが七文字の誰かが手を挙げた。
「丸が二個余った人?」
フルネームが六文字の誰かが手を挙げた。
「丸が三個余った人?
フルネームが五文字の誰かが手を挙げた。
「はい、それでは皆さん・・・・・・」
おいおい、先生、ちょっと待っておくれよ。丸が四個余った人もここにいるんだよ。私は心の中でそう思っていたが、何となく発言する機会を失ってしまい、「丸が四個余った人?」と先生がみんなの前で聞いてくれなかったことだけが強烈な記憶として私の中に留まったのである。
私はそのフルネームを平仮名だけにして、パソコン通信のハンドルとして使用していた。私は主に写真フォーラムのクラシックカメラ関係の電子会議室(インターネットで言うところの掲示板)で発言していたのだが、現代のようにインターネットが普及して、一家に一台はパソコンがあるような時代ではなかったので、電子会議室にアクティヴに書き込みをしている人たちの数もそれほど多くはなく、常連さんたちのハンドルはたいてい私の頭の中に入っていた。
あるとき、某クラシックカメラクラブのパーティー会場(パーティと言っても、参加者が食べ物を持ち寄って歓談するアットホームな雰囲気のもの)に参加していると、私が書き込みをしている写真フォーラムの電子会議室を読んでいるという人に出会った。私はその人に、自分が「おちみえ」であることを名乗り出で、「おちみえ」が本名であることも同時に告げた。すると、その人は、信じられないことを言ったのだ。
「『おちみえ』何さんですか?」
「いや、その・・・・・・。『おちみえ』でフルネームなんです」
と答えたものの、その人が本当に理解してくださったかどうかは良くわからなかった。
そんな私はガンモと結婚して、名字だけでも四文字に昇格した。今なら、小学校のときの先生に、
「丸が二個余った人?」
と聞かれたならば、
「はあい!」
と元気良く手を挙げられるのに。また、インターネットで本名をフルネームで名乗ったとしても、それに続く名前を求められたりはしないだろう。平仮名で四文字の名字を与えてくれたガンモに感謝する次第である。
=== 感謝状 ===
ガンモ殿
あなたは私の名字を四文字に昇格させました。
よって、ここにそれを賞します。
まるみ
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今では考えられないことですが、当時の私は本名で活動していました。しかも、オフ会などで出会った人たちにも、本名や自宅の住所・電話番号などを書いた名刺を手渡ししていました。ほんの十三、四年ほど前のことなのに、今はもうそんな時代ではなくなってしまいましたね。何がこんなに時代を変えてしまったのでしょうか。一つ考えられるのは、パソコン通信という世界では、まだ世界も狭かったですし、お互いの本名もわかるようになっていたのです。だから、新しく知り合う人に対して、それほど大きな構えがありませんでした。でも、インターネットが普及して、一気に匿名性が増しました。インターネットという便利なものは、同時に不便なものも運んで来たようです。
さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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