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2008.02.16

さらば三木鉄道

かいわれだいこん!の記事にの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ガンまる用語はこれからも増えて行くことでしょう。そう言えば、「禁止!」というのもガンまる用語でしたね。実は、「禁止! 禁止! 禁止!」と言いながら、両手を挙げる踊りもあるのです。二人だけで生活していると、二人だけの文化が出来上がって行くのですよ。さて今回は、さらばシベリア鉄道ではなく、廃線が決まっている三木鉄道のお話です。

 兵庫県三木市を走る第三セクターの三木鉄道が三月末をもって廃線になるという。そこで私はホットヨガのレッスンをキャンセルし、ガンモと二人で三木鉄道にお別れを言いに出掛けて行ったのである。

 私たちはJRの新快速電車に乗り、ひとまず加古川へと向かった。途中の三ノ宮駅で、私たちの乗った新快速電車が停止信号を受けたため、三ノ宮駅のホームにしばらく停車することになった。アナウンスによれば、先行の新快速電車が三ノ宮駅の先の兵庫駅で人と接触したため、安全確認を行っていると言う。人身事故を想像して、もしも本当に接触しただけなら、命だけでも助かっていて欲しいと願っていると、今度は別のアナウンスが流れた。何と、空(から)のベビーカーが新快速電車に接触し、線路内に落ちたため、安全の確認を行っていると言う。情報が交錯し、一時的に間違った情報が流れるのは良くあることだ。人身事故じゃなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろした。なかなか発車しない新快速電車を見切って、次々に入線して来る快速電車や普通電車に乗り換える乗客が多い中、私たちは新快速電車に座れたのをいいことに、人の少なくなった新快速電車に残り、のんびりと発車の指示を待っていた。ようやく安全が確認され、私たちの乗った新快速電車が動き始めた。

 私たちは加古川で降りて加古川線に乗り換え、厄神(やくじん)で降りた。厄神は、三木鉄道の乗り換え駅となっている駅だ。三木鉄道は、厄神から終点の三木までをおよそ十二、三分程度で結ぶ短い路線である。

 廃線を控えた土曜日とあって、本格的なカメラを持った鉄道ファンが多く見られた。廃線の決まった路線に乗車する度に思うのだが、普段からこれだけ多くの人たちが利用してくれたら、廃線に追い込まれることもないのにと、運転士さんたちは思っていることだろう。どんな路線も、廃線前に多くの鉄道ファンを集め、必ずひと花咲かせるのである。

 三木鉄道の走行中に広がるのどかな田園風景は、鉄道ファンにとっては格好の撮影ポイントになるだろう。おそらく来月になれば、もっと多くの鉄道ファンが押しかけて来て、田んぼの中からカメラを構えることだろう。

 第三セクターの運営は、市町村が行っている。三木鉄道の廃線が決まったのは、三木鉄道の廃線を政策として掲げた市長が当選したことによるものらしい。すなわち、市政を立て直すために赤字経営の三木鉄道を切り捨てる政策を掲げたのである。

 わずか十数分で終点の三木に到着した。私たちは三木鉄道の車両と駅舎をカメラに収めた。そして、散策がてら、神戸電鉄の乗り換え駅へと歩き始めた。途中、消防署の人たちがホースを洗って干しているという珍しい光景に出会った。三木市は、昔ながらの古い建物の多い町だと思った。

 三木市立金物資料館に立ち寄り、三木市で造られている金物を見学した。資料館の入口では、「村のかじや」のメロディーが私たちを迎えてくれた。資料館には、ナイフやのみ、のこぎりなど、多くの金物が展示されている。申し訳程度に並べられているのではない。狭い館内に、本当にたくさんの金物が真剣に陳列されているのだ。それらの中に、豆ナイフと書かれた小さなナイフが展示されているのが目に留まった。カメラの世界にも豆カメラがある。その道を究めた人たちにとって、通常よりも小さいサイズの道具は、愛でるために思わず手元に置いておきたくなる一品なのだろう。こういう展示物は、コレクター精神をくすぐってくれる。金物資料館を訪れて、同じ兵庫県の住民として、三木市が金物で有名だったということに驚きと感動を覚えた。

 そこから神戸電鉄三木上の丸まで歩き、神戸電鉄に乗り、神戸駅近くの新開地(しんかいち)まで出た。新開地からは、歩いて神戸まで出る予定だったのだが、このあと観る予定にしていた映画の上映時間が迫っていたため、阪急電車に乗り、三宮まで出た。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、さらば三木鉄道をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 三木鉄道は、走行距離がわずか六.六キロという短い鉄道です。車窓に広がるのどかな田園風景をもっともっと眺めていたいのに、走行距離があまりにも短過ぎるため、すぐにまた折り返してもう一度味わいたいような衝動に駆られます。国鉄から第三セクターになり、市町村が三木鉄道の運営に関わることになったわけですが、私が三木市民なら、三木鉄道を廃線にするという政策を掲げている人を市長には選ばないでしょうね。(苦笑)もちろん、廃線に追い込まれるには様々な理由があるのでしょうが、何も鉄道の廃線だけでなく、他のことも含めて、切り捨てることで守ろうとするのではなく、生かすことで守ろうとする姿勢(市政)のほうが好感が持てます。市政を立て直すプロセスにおいて、人々がどんな感情を味わうかが大切なのではないでしょうか。切り捨てようとすると、やりきれない気持ちや悲しみが伴いますが、生かそうとすると、希望や喜びを味わえるシーンもあるのではないでしょうか。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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 副題は「会社を休んで59日間 地球一周」とある。  大学を出てフリーターをしながらお金を貯め小さな会社をつくった30代後半の男。一生懸命働くものの不景気も手伝い気持ちは空回り。ちょっとした出来事がきっかけとなり、突然、仕事を放り出し、大学時代以来2回目の海外旅行に出る。出発は大阪港からフェリーで上海へ。そこから鉄路シベリアを経由しロンドン。さらにアメリカも東海岸から西海岸まで大陸横断鉄道で移動し、成田へ。仕上げは「ムーンライトながら」だ。  道程も、日々、仕事に追われるサラリーマンにとっては魅... [続きを読む]

受信: 2008.03.12 23:45

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