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2007.12.07

水漏れ事件(3)

 翌日、勤務時間中に下の階の奥様から私の携帯電話に連絡が入った。その内容によれば、奥様が配管業者に問い合わせたところ、配管の状態を点検するには、まずは私たちの部屋から確認して行かなければならないとのことだった。そのため、その配管業者に私のほうから連絡を入れて欲しいと奥様はおっしゃった。私は、「わかりました」と言っていったん電話を切り、前日の夜に奥様からうかがった配管業者に電話を掛けてみた。すると、配管業者の担当者は、
「洗濯機の排水ホースが外れていたことが原因なんですよね?」
と私に念を押す。私が、
「はい、その通りです。それについてはほぼ確実です」
と答えると、配管業者の担当者は、
「それでしたら、しばらく様子を見ていただくのが一番よろしいかと思うんですがね」
と言う。つまり、配管業者にしてみれば、洗濯機の排水ホースが外れていたことが水漏れの原因であるとほぼ確定しているならば、配管に問題があるわけではないので、担当外というわけだ。そのため、最初から消極的な態度を取っているようだった。私たちとしても、洗濯機の排水ホースが外れていたことが原因だとわかっていることなので、配管を確認していただくことはあまり意味がないと感じてもいた。

 参考までに、
「土曜日や日曜日も来ていただけるのでしょうか?」
と尋ねてみると、
「はい。それはかまいませんが、今度の土日とも予定が入ってしまっているんですよね」
と言う。とは言うものの、やはり、配管以外に問題があることがほぼ確定しているので、私も、
「それでしたら、しばらく様子見ということにさせていただきます」
と言って、点検の予約を入れずに電話を切った。

 配管業者の担当者は、保険のことを口にしていた。実際に配管に問題があったときは、今回のような場合でも、マンションが加入している保険が適用されるそうだ。私たちのマンションがそのような保険に加入しているかどうか、現在、管理人さんが調べてくださっている最中だという。しかし、今回の場合は配管に問題があるわけでもなく、私たちの過失が原因なので、例えマンションが保険に加入していたとしても、その保険は適用されないはずだ。

 電話を切ったあと、折り返し、上の階の奥様に電話を入れた。やはり、配管が原因ではないので、我が家の点検に対し、消極的な姿勢を示されたということをお伝えした。しかし、配管業者に点検をお願いできないとなると、話は暗礁に乗り上げてしまった。一体、どの業者に点検をお願いしたらいいのかわからないというのだ。できれば、マンションの建設に関わった業者に点検して欲しいというのが当たり前の心情だろう。しかし、私たちのマンションは、ある時期から自主管理に切り替えたため、マンションが建設された当時に出入りしていた業者を、もはや特定できなくなってしまっていた。

 私たちのマンションは、入居直後は建設会社の子会社である管理会社にマンションの管理を委託していたのだが、入居三年目くらいから、管理会社の手を離れ、自主管理に入った。自主管理に切り替えたのは、管理会社に支払っている業務委託料金を、将来の修繕積み立て金に充てるためである。要するに、管理会社に管理業務を委託せずに、住人である私たち自身が役割を分担してマンションを管理し、管理会社に支払っていた業務委託料金を将来の修繕積み立て金に充てようとしているのだ。

 私たちのマンションが管理会社の管理下にあれば、管理会社と建設会社は親子関係にあるので、マンションが建設された当時の業者の情報も把握しやすかった。しかし、管理会社と手が切れてしまった今では、管理会社に建設時の出入り業者について問い合わせても、情報を提示してもらえないらしいのだ。そのため、今回のような事態が発生したとき、どの業者に点検をお願いするのが一番いいのかわからないという状況に陥ってしまったのである。

 下の階の奥様は、何をするにも、自分が仲介のような立場になってしまうので、できれば私たちにも積極的に動いて欲しいようだった。しかし、一日のほとんどを職場で過ごしている私たちからすると、身動きが取れない状況でもある。そこで思いついたのがインターネットの利用だった。どの業者に点検をお願いすればいいのかわからないということは、逆にどの業者に点検お願いしても良いと判断することもできる。私は、仕事の休み時間を利用して、同じ市内で水漏れの修理などを請け負っている業者を洗い出した。

 その業者のURLを、私よりも先に帰宅したというガンモにメールで送り、プリントアウトしてもらった。そして、プリントアウトした用紙を持って、私の帰宅とともに、再び二十三時頃に下の階の奥様のもとを訪れた。

 私たちがプリントアウトした情報は、一筋の光になったようだった。できるだけ早い時期に点検をお願いできなければ、家の中にカビが生えてしまうかもしれない。その業者に問い合わせてみることを奥様にご了承いただいて、翌日、私たちのほうからその業者に問い合わせをしてみることになった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 実際、勤務時間中にこうしたやりとりを行うと、気持ちが大きく揺れますね。(苦笑)仕事のことやもろもろのことで頭が既にパンパンのときに起こってしまった出来事であり、一時は本当にどうなることかと思いましたが、業者を洗い出したことで、何とか前に進み始めています。今回の出来事を通して、人と人との関わりの有り方など、多くのことを学んでいます。ここのところ、更新が遅れがちなので、もしかすると夜にもう一つ、記事を更新することになるかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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