ピーンと来た日
※暮れのお忙しい時期に「ガンまる日記」をご訪問くださいましてありがとうございます。m(__)m また、ガンまるクリスマス・イブ2007の記事にたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m あの記事は、最も私たちらしさを打ち出した記事の一つでしたので、とってもうれしかったです。(^^) さて、今回の記事は、勘が冴えたお話であります。
自宅の最寄駅から深夜に自転車で帰宅中のことである。救急車が私を追い越して行った。そのとき何となく、あまりいい気がしなかった。その救急車が、私たちのマンションに向かっているような気がしたからだ。私が交差点の手前まで移動したとき、前を走っていた救急車が私たちのマンションの方向に向かって左折するのが見えた。ああ、これであの救急車が私たちのマンションに向かっている可能性がいよいよ高まってしまった。同じマンションの誰か病気になって救急車を呼んだのでなければいいのだが。
私はそう思いながら、交差点を渡り、救急車と同じように左折した。小さな路地を曲がって間もなく、私たちのマンションが見えて来たとき、私たちのマンションの玄関の前に救急車が停車しているのを確認した。ああ、いやな予感が的中してしまった。そう思いながら、マンションの玄関の様子をチラチラうかがっていると、救急隊の人たちだけでなく、警察の人たちも何人か来ているようだった。一体何事だろう。まさか、このマンションで、何か事件が起こってしまったのだろうか。
私は、慌ててマンションの奥にある駐輪場に自転車を止めた。そのとき、ちょうどゴミを出すために下に降りて来られた同じマンションの住人さんがいらっしゃったので、マンションの前に救急車が止まっていることと、警察の方も来られていることを話し、一緒に玄関まで歩いて行った。すると、警察の方と年配の男性が何やら軽くもみあっているのが見えた。救急車のすぐ近くに自転車に乗った十代後半の男の子が居て、その様子をじっと見守っていた。どうやら、一緒に歩いて来た同じマンションの住人さんがその男の子と顔見知りだったらしく、その男の子に事情を尋ねていた。すると、男の子は、マンションの玄関の植え込みのあたりで酔っ払いの男性が寝ていたため、誰かが救急車を呼んだのだと教えてくれた。救急車だけでなく、警察の方も出動され、年配の男性は、職務質問らしきものを受けているようだ。年配の男性の顔は良く見えなかったが、ろれつが回っていない様子だった。ひとまず、病人や怪我人が出たというわけではなさそうだったので、私は警察の方たちにお任せして、そのまま部屋に上がった。
帰宅してから、私よりも先に帰宅していたガンモに、玄関での様子を伝えたが、ガンモは特に驚いた様子も見せず、淡々としていた。きっと、病人や怪我人が出たわけではなかったので、心配するには及ばないと思ったのだろう。それにしても、私たちが住んでいるマンションは静かな住宅街にあるため、酔っ払いが迷い込んで来て横になるような環境ではないはずだった。それなのに、この年の瀬に、年配の男性に一体何が起こったのだろう。
帰宅途中に救急車が私たちのマンションに向かっていることをそれとなく感じ取った私は、このあとも冴えていた。ひょっとすると、ガンモは翌日、仕事が休みなのではないかと見破ったのだ。何も特別な根拠があったわけではない。ただピーンと来て、
「ガンモ、もしかして、明日、休み?」
と尋ねてみたところ、ガンモはしばらく置いてから返事を返して来た。
「最近、鋭いなあ。できるだけ早めにお風呂に入るように心掛けてるのに、何でわかるの?」
とガンモは言う。そう、いつも休日出勤して、平日に代休を取っているガンモは、特に冬場になると、平日の休みを私にギリギリまで黙っておく。そして、朝、起きたときに布団の中で、私に
「行ってらっしゃい」
と言うのを楽しみにしているのだ。
しかし、最近の私は、ガンモの夜の態度から、ガンモの翌日の休みを敏感に感じ取ってしまう。例えば、いつもはもっと早くお風呂に入ろうとするのに、休みの前日になると、私がお風呂に入ろうと言ってもなかなかお風呂に入ろうとしなかったりする。また、いつもよりも遅くまでパソコンをいじっていたり、本を読んだりもする。そうした兆候を私が敏感に感じ取って、ガンモが翌日、休みであることを指摘すると、たいてい当たっていることが多いのである。ところが、私がずばずばガンモの休みを言い当ててしまうものだから、ガンモとしてはつまらないらしい。何故なら、寒い冬に暖かい布団の中で、これ以上の幸せなど考えられないほどの至福の表情をしながら、私に「行ってらっしゃい」を言って、私を悔しがらせることがガンモの楽しみだからだ。私は悔しがりながらも、至福の表情を浮かべているガンモに優しくキスをして仕事に出掛けて行くのである。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 寒い冬の朝に、暖かい布団にくるまっているガンモに、「行ってらっしゃい」と見送られるのは、かなり複雑な気持ちであります。そのとき、至福の顔をしているガンモの顔を、皆さんにもお見せしたいものです。世の中に、そういう人形が売られていたとしてもおかしくはありません。名付けて、「行ってらっしゃいガンモ人形」でしょうか。
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