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2007.11.02

免許証作成します

 私がメインで使用しているメールアドレスは、一九九四年からずっと使用し続けているものである。メールアドレスは、長く使えば使うほど、スパムメールが増えて来る。現在、私のメインアドレスには、一日およそ二百通程度のスパムメールが届いているが、そのほとんどは、プロバイダの提供する強力で優秀なスパムフィルタによってWebメールの迷惑メール専用フォルダに振り分けられ、私がメーラーを使ってメールを受信するときには、受信フォルダには入って来ない設定になっている。つまり、例え一日におよそ二百通程度のスパムメールが私のメインアドレスに届いていたとしても、わざわざWebメールにログインして、迷惑メール専用フォルダを参照しない限り、スパムメールには出会えないということである。今回は、そうした強力で優秀なスパムフィルタを掻い潜って、私の手元に届いたスパムメールを皆さんにご紹介しよう。

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Subject:免許証作成します

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 何だかもう、見るからに怪しいメールである。私は免許証を持っていないので良くわからないのだが、ガンモの話では、「透かし有り、ブラックライト対応、チェックデジット対応」というのは、それなりの技術が必要らしい。そうした技術が横流しされ、このような商売が成り立っているのだろうか。仮にそうだとしても、こうした特殊な技術を持っているというだけで、人物が特定されることはないのだろうか。都内ならば、手渡しも可能ということなので、警察の誰かがおとり捜査で申し込んで、手渡しを希望すれば、すぐに御用となってしまうのではないだろうか。

 しかし、このメールの発信者は、免許証の他にも、パスポートなど、様々な証明書を偽造しているようである。最初からいくつもの技術が同時に完成して行くわけではないので、少なくともこのメールの発信者は、警察に御用になることもなく、ある程度、場数を踏んで来たと想像する。

 私はこのメールを読んで、少し前にDVDで鑑賞した映画『堕天使のパスポート』を思い出した。ロンドンに不法に移住した外国人たちが、偽のパスポートを手に入れるために、闇取引を行うというものだ。ロンドンの闇を描いた作品として話題になった映画である。

 私たちは、アイデンティティを証明するのに、何らかの証明書に頼ろうとする。つまり、個人と何らかの証明書を関連付けることによって、個人を特定しようとしている。もともと、同じ人間は二人といないはずなのに、個人の見せ掛けの特徴だけでは個人を特定することができないものだから、何らかの証明書に頼ってしまうのだろう。しかし実際は、このメールのように、個人を識別するための証明書が偽造される世の中になってしまった。

 それにしても、私たちは本当に、何らかの証明書に頼らなければ個人を特定することができないのだろうか。もともとそうした証明書でさえ、自己申告により作成されているものである。私の感覚からすれば、私たちがもともと生まれ持ったユニークなものと、後付の証明書が関連付けられるのは、実に不思議な気がするものである。

 私たちはしばしば夢の中で、現実とは異なる顔つきをした知人・友人が出て来たとしても、的確に識別していることに気付いているだろうか。一方、夢の中にまったく知らない人が登場すると、知らない人(まだ現世では出会っていない人)として、夢の中でちゃんと認識している。すなわち、これらの現象は、もともと私たちには、顔ではない何かで識別できる能力が備わっていることを証明していると思う。それは、魂を識別する能力かもしれない。しかし、今は、そのその識別能力が的確に使われていないために、何らかの証明書に頼ることになってしまっているようにも思える。

 もしも知人や友人に対する識別能力を多くの人たちで共有できるならば、更に、共有されるアイデンティティには偽りがないという約束のもとで共有が行われるのであれば、アイデンティティを証明するのに、何らかの証明書に頼る必要はなくなるだろう。

 信頼に値するのは、証明書ではなく、私たちがもともと持っている力だと私は考える。もともと持っている力を使わないから、このような偽物の証明書が出回ることになってしまっていると言えるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m おそらく、このような偽物が広く出回ってしまえば、世の中は混乱するでしょうね。そうした事態を想定し、私たちは一体、何を信頼すべきなのかという観点でこの記事を書いてみました。人間がもともと持っている力に、人工的なものは叶わないと、私は考えます。デジタルなものは次々に繋ぐことが実現されている現代ですが、人間がもともと持っているアナログの力も繋ぎ合わせられる世の中になればいいですね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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