« 映画『象の背中』 | トップページ | 電車で良く会う人 »

2007.11.19

やんちゃな車

 日曜日の私は、とろけそうになるほどの眠気を感じていた。眠気のせいで、身体が重くて動かないのである。仕事が忙しいというのに、ホットヨガのレッスンを午前中に切り替えたため、私が睡眠時間を補充できるのは日曜日のみとなっていた。私が眠くなると、ガンモも一緒に眠くなる。私たちは朝食を取ってしばらくくつろいだあと、ベッドに横になり、しばらく睡眠を取った。

 しかし、休日ともなると、身体を休ませるだけではなく、家の用事もこなさなければならない。さしあたって、この日曜日は、自家用車のバッテリを取り替える作業と鳩のいるベランダ掃除が必須項目として上がっていた。実は、数ヶ月前にちちんぷいぷいの記事に書いた通り、バッテリを入れ替えることで動き始めた我が家の三十万円ベンツが、再び動かなくなってしまっていたのである。もうすぐ車検が近づいているので、何とかして動くようにしておきたいと思ったガンモは、バッテリを充電するための充電器を購入して、再びバッテリを取り替えようと思い立ったようだ。

 我が家の三十万円ベンツは、ボンネットを開けたときの支えが既に緩んでしまっているため、一人では作業できない。ボンネットに首を突っ込んで作業をしていると、ボンネットが自身の重みで自然に閉じてしまうのだ。そのため、一人で作業していると、首を挟んでしまう危険性がある。だから、ガンモが車のメンテナンス作業をするときは、私がボンネットを手で支えるというチームワークが出来上がっている。

 私が手でボンネットを支えている間に、ガンモは充電の終わったバッテリを素早く取り替えた。数ヶ月前は、新しいバッテリに取り替えただけで元気良く動き始めた三十万円ベンツだったが、しばらく乗らないまま放置していたため、バッテリが完全に放電してしまい、とうとう動かなくなってしまったようである。もしかすると、走行中に充電が行われない現象が発生しているのかもしれない。ひとまず、バッテリの交換で、今回もうまく動くようになるといいのだが。

 バッテリを交換したあと、ガンモが運転席に座り、エンジンを掛ける。これまでは空回りしていただけのエンジンが、ぶうんとうなった。一回目は空振りしたものの、これまでとは明らかに手応えが違う。ガンモが二回目のエンジンを掛けた。すると、ぶううん、ぶううんと連続してエンジンが音を立てて回り始めた。エンジンが掛かったのだ。
「やった!」
ガンモは、車の調子を見るために、駐車場から少し車を動かしてみた。大丈夫、ちゃんと動いている。

 私たちはほっと胸を撫で下ろし、ひとまず部屋に戻った。それからガンモは、もう一つの必須項目である鳩のいるベランダの掃除をしてくれた。私は、風邪がまだ完全に治ったわけではなかったので、寝室で大人しくしていた。

 夜になり、久しぶりに車でお気に入りの回転寿司まで出掛けることにした。何ヶ月も車に乗っていなくても、助手席に座ると、すぐに当たり前の感覚が蘇って来る。もしかすると、回転寿司を離れるときにエンジンが掛からないかもしれない。そんなドキドキわくわく感を覚えながらも、私たちは三十万円ベンツに乗り続ける。手の掛かる子供ほどかわいいと言うが、手の掛かるやんちゃな車ほど手放せないものなのかもしれない。車のほうも、私たちに気に掛けて欲しくなると、調子を悪くしてだだをこねるというのも面白いではないか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ガンモは、一つのものを長く使い続ける性格なので、車もなかなか乗り換えるということをしません。私たちにとって、車は必需品ではないので、車に対してそれほどのこだわりを持っていないのかもしれません。車検に出すことで、走行中にバッテリが充電されない不具合が改善されるといいのですが。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 映画『象の背中』 | トップページ | 電車で良く会う人 »