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2007.09.05

チム・チム・チェリー

ホットヨガ(六十七回目)の記事にたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 実は、ホットヨガや布ナプキンを題材にしたショートショートを書きたくてうずうずしているのですが、ネタがもう少し熟して来るのを待つことにしますね。

 ロンドンで観たミュージカル『メアリー・ポピンズ』が忘れられない。特に、煙突掃除係の男性が歌っていた『チム・チム・チェリー』のメロディが耳から離れないのだ。そこで私は、Amazonで『チム・チム・チェリー』が収録されたサントラ盤を購入することにした。

 手元に届いたCDには、確かに『チム・チム・チェリー』が収録されていたのだが、私たちが観て来たロンドンのミュージカルのスタッフが歌ったものではなく、ディズニー映画のサントラ盤だった。それでも、ずっと耳から離れることのなかった『チム・チム・チェリー』を何度も繰り返し聴くことができるかと思うと、うれしくて仕方がない。

YouTubeから参照

 もともと『メアリー・ポピンズ』は、私が子供の頃から大好きだった本のタイトルである。ガンモは原作を読んではいなかったが、私が「『メアリー・ポピンズ』のミュージカルを観たい」と言ったところ、ロンドンで一緒にミュージカルを観るのに付き合ってくれた。英語は良く聞き取れなかったが、ミュージカルは本当に素晴らしくて、私たちは観終わったあと、
「観に来て良かった。本当に素晴らしかった」
と何度も何度も繰り返し感動のため息を漏らしていた。

 私は、寝室にあるガンモのパソコンの前に、そっと、Amazonから届いたCDを置いておいた。きっとガンモが聴きたがるだろうと思ったからだ。それから私は、別の部屋でしばらく作業をしていた。

 私が作業を終えて寝室に戻ってみると、軽快な音楽が流れていた。ガンモが『メアリー・ポピンズ』のCDを聴いているのだ。ガンモは興奮した様子で、
「このCDはミュージカルじゃなくて映画のサントラ盤だけど、対訳が手に入って良かった。あのね、ミツバチは蜜を集めるためにせっせと働いてるけど、本当はちっとも大変じゃないんだって。何故なら、蜜を集めるときに一口ずつ舐めてるからなんだって」
と言う。
「うわあ。『メアリー・ポピンズ』で歌ってた歌詞の中にそんな内容が含まれてたの?」
と私が興奮しながらガンモに尋ねると、
「そう。ロンドンで観たときは聞き取れなかったけど、『メアリー・ポピンズ』は歌詞が面白いから。『2ペンスを鳩に』の歌詞がまたいいの。『さあ、私の袋のパンくずをお買いなさい 小鳥たちに餌をやってください 鳥に優しくしているのを 皆さんに見せたら楽しいでしょう あの幼い鳥はお腹をへらしています 巣は空っぽなんです 2ペンスでできるんですよ 鳥に餌をどうぞ、一袋2ペンスです』だって」
「へええ。イギリス人の考えることって、面白いんだねえ」
「他にも、銀行の歌とかあるんだけど、『信用第一の銀行』という曲の中で、『もしきみがお利口さんに2ペンスを銀行に預金すれば 安全で堅実 銀行へ安全に預金したその2ペンスは すぐに利息を生みますよ』だって」
「あはははは。イギリス人って、独特の世界を創り出すんだねえ」
「あと、medicineっていうのは、医学とか薬という意味もあるけど、『メアリー・ポピンズ』の中では魔法と訳されてるよ」
「確か台所のシーンだったよね。なるほど、薬はすぐに病気が治るから魔法なんだ」
私たちは、すっかり『メアリー・ポピンズ』のミュージカルの歌詞の面白さにとりつかれていた。

 ガンモは更に、
「2ペンスって、イギリスの口語でTuppenceって言うんだって。『タペンス』って発音するんだよ」
と言った。2ペンスをTwo penceと言わずに、Tuppenceという単語を新たに作って、口語として使っているらしい。
「へええ、それもまた面白いね。やっぱり独特の世界だわ」
ガンモが興奮しているので、私まで一緒に興奮して来た。

 『メアリー・ポピンズ』のサントラに激しく心を奪われた翌日、私は仕事帰りにガンモと三宮で待ち合わせをしていた。三宮に着いてからガンモに再び電話を掛けてみると、
「ごめん、風向きが変わったから、先に帰ってて」
と言う。『メアリー・ポピンズ』は、東風に乗ってやって来て、風向きが西風に変わったときに去って行く。そんな物語であることを、ガンモはちゃんと心得ているのだ。だから、
「風向きが変わった」
と私に言って、仕事が忙しくなったことを示したのだと思った。

 このように、私が最初に好きになったものであっても、いつの間にかガンモのお気に入りになっていることは多々ある。もちろん、その逆もある。そして、相手のお気に入りが自分のお気に入りになったことを、このような形で示すのだ。そのうち、どちらが先に気に入ったのか、どちらか先に影響を与えたのかわからなくなってしまうのが、私たち夫婦の特徴である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m YouTubeで公開されている映像を観ていると、次第に感動が蘇って来て、心が躍ります。画質や音質からすると、ご紹介した映像は、海賊版かもしれませんが。(^^; あれからもう一ヶ月も経ってしまったのですね。でも、確かに私たちはロンドンのプリンス・エドワード・シアターでミュージカル『メアリー・ポピンズ』を鑑賞しました。その感動が、一ヶ月後に映画のサントラ盤を聴き、YouTubeの映像を観て蘇っているのです。現地でもっと、「今、そのときを」楽しんでおけば良かったと、そんな後悔の念も沸き上がって来ます。リアルタイムで理解できなかったことを、サントラ盤なり、映像なりで復習するのもまたいいですね。そんな私たち二人に共通しているのは、「『メアリー・ポピンズ』のミュージカルをロンドンにまた観に行きたい!」という野望を持っていることです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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