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2007.08.27

ホットヨガ(六十五回目)

 ちょうど私が目を覚ます頃、ガンモが徹夜明けの仕事を終えて帰宅することになっていた。目を覚ましてトイレに立ったときに携帯電話をチェックしてみると、ガンモからメールが入っていた。そのメールが送られたのは、およそ十分ほど前のことである。メールを開封してみると、
「今、○○」
と書かれている。○○とは、私たちの最寄駅よりも二つばかり先にある大阪寄りの駅である。どうやら徹夜明けのガンモは、睡魔に襲われて、最寄駅を通過してしまったらしい。私は、すぐにガンモに電話を掛けてみた。すると、電話の向こうから、間もなく電車が最寄駅に着くというアナウンスが流れて来た。ガンモはすぐに神戸方面の電車に乗り換え、折り返したようである。ガンモに、
「お疲れさん。寝過ごしちゃったの?」
と尋ねると、電車の中に居たガンモは小声で、
「うん」
と答えた。

 それから十数分後にガンモは帰宅した。私は、ガンモが寝室で休んだのを確認すると、物音を立てないようにひっそりと別の部屋で過ごした。お昼過ぎからはホットヨガのレッスンに出掛けることになっていたので、私は静かに支度を整えて家を出た。

 今回は、神戸店でスクイーズクラスのレッスンを受けたのだ。脂肪燃焼2のレッスンがとても心地良かったのだが、九月いっぱいでいったん終わってしまうスクイーズクラスのレッスンも外せないのである。

 「今回も、吉本興業のインストラクターだと楽しいのになあ」と思っていると、彼女が受付に立っていた。しかし、インストラクターではない格好をしている。私が神戸店に着いたのは、レッスン開始ギリギリの時間帯だったので、この時間に着替えていないということは、彼女が今回のレッスンのインストラクターを担当してくださるわけではないことになる。私は少しがっかりしながら、
「今日はレッスンを担当してくださらないんですか? また、漫才を拝見できるかと期待してたんですよ」
と言った。すると彼女は、
「今日は○○先生が担当させていただきますぅ」
とおっしゃった。○○先生とは、私が初めてレッスンを受けたときに担当してくださったインストラクターだ。そう、吉本興業のインストラクターに鋭い突っ込みを入れてくれるベテランインストラクターである。彼女が○○先生と呼んでいるからには、ベテランインストラクターが神戸店で最も実力のあるインストラクターなのかもしれない。私は、
「そうですか。わかりました」
と言って、ロッカーの鍵を受け取り、準備を整えてスタジオに滑り込んだ。ギリギリセーフで、何とかレッスンの開始には間に合った。

 ベテランインストラクターに軽くあいさつをしてから、空いているヨガマットを探した。ギリギリセーフでスタジオに滑り込んだので、あまり選択肢はない。私は、憧れのフリーパス会員のあの方の隣のヨガマットに腰を下ろす。もう何度も一緒にレッスンを受けているのだから、いい加減、憧れのあの方にごあいさつをすればいいのに、と自分でも思う。しかし、あの方も私も、お互いに言葉を交わすことはない。

 それにしても、久しぶりのスクイーズクラスのレッスンである。私は、スクイーズクラスのレッスンは、神戸店でしか受けていないはずなので、確かバレエヨガよりも一回前のレッスンに参加したのが最後だったのではないだろうか。ということは、およそ一ヶ月振りのスクイーズクラスのレッスンということになる。スクイーズクラスは、脂肪燃焼のコースがあまりにもきついために開設されたコースだと聞いている。昔々、英検一級があまりにも難しいために、準一級の資格が誕生したようなものだろうか。

 今回も、レッスンでたくさんの汗をかいた。以前、ベテランインストラクターが、満月の日は、デトックス効果が最も高まるというようなことをおっしゃったのだが、私が以前、読んだ本にはそれとは逆のことが書かれていた。身体のむくみは、月の満ち欠けに呼応していると書かれていたのである。更に、女性の場合は、生理が近くなると体に水分を溜め込み、生理が始まると開放するらしい。今の私は、次の生理がそろそろ近いはずだ。それでも、大量の汗をかいたということは、本に書かれていたことよりも、ベテランインストラクターが言っていたことのほうが当てはまっていることになる。

 レッスンを終えてシャワーを浴びるためにTシャツを脱ぐと、Tシャツが絞れそうなくらい大汗をかいていた。このまま持ち帰るのは重いのではないかと心配になったほどだ。しかし、絞るのも何なので、私はそのままホットヨガ専用の衣類圧縮袋に詰め込んだ。

 私はホットヨガのレッスンには、自宅で使っているボディーソープとシャンプーを小さな容器に小分けして持参している。半透明の容器だが、シャンプーの色も、ボディーソープの色も同じ白なので、見分けが付きにくい。容器の底に、1と2という番号が振られているので、1の容器にボディーソープ、2の容器にシャンプーと覚えていた。しかし、使う前にいちいち容器の底を確かめるのは面倒なので、レッスンに出掛ける前に、容器の中身を識別する手書きのシールを貼った。水に濡れても大丈夫なように、手書きで書いた文字の上にコーティング加工できるシールである。

 私はそのシールを頼りに、まずはシャンプーを使った。しかし、あれれ? 髪のなめらかさがいっぺんに失われてしまったようなごわごわした手応えがあった。私は慌てて容器に貼った手書きのシールを確認してみた。そこにはちゃんと、「シャンプー」と書かれている。しかし、この感触は紛れもなくボディーソープの感触だ。私は、もう一つの容器に貼られているシールを確認してみた。すると、そこには「リンス」と書かれてあった。私は、普段から、リンスを持ち歩かないようにしている。自宅でも使っていない。それなのに、小分けした容器には「リンス」と書かれている。ああ、間違えた! 本当は「ボディーソープ」が入っている容器に「シャンプー」のシールが貼られていて、本当は「シャンプー」が入っている容器に「リンス」のシールが貼られているのだ。実にややこしい。しかし、自分の犯した間違いに、何だか笑いが出て来た。リンスなんて持ち歩いていないのに、勘違いとは恐ろしいものである。私は、髪の毛がパサパサになってしまったのを感じたので、「リンス」のシールが貼られた本当の「シャンプー」を手に取り、もう一度、髪の毛を洗い直した。すると、失われたはずの髪のなめらかさが再び戻って来た。

 着替えを済ませて受付にロッカーの鍵を返しに行くと、ビギナーコースでたくさんお世話になったインストラクターが対応してくださった。彼女とはこれまで、ほとんど個別に話をしたことがなかったのだが、ありがたいことに、私がロッカーの鍵を返却する前から私の回数券を手に取ってくださっていた。つまり、ロッカールームから歩いて来る私の姿を確認し、受付に預けている回数券に書かれた名前を確認して、私に回数券を返却するために手元に用意してくださったのだ。私はこれまで、彼女が私の名前を覚えてくださっているという実感はなかったのだが、彼女は私がこれから返却するロッカーの鍵の番号と、回数券を保管している箱に控えている番号を照らし合わせることなく、私の回数券を手に取ったのだ。これまで個別に話をしたことのないインストラクターだっただけに、彼女のその行為はちょっぴりうれしかった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 間違って貼ってしまったシールですが、実はまだ貼り直していません。(苦笑)次回のレッスンまでには貼り直しておきたいと思います。今回、スクイーズクラスに参加して思ったのは、レッスンは、それなりの段階を経て参加するものだということでした。というのも、本文にも書きましたが、スクイーズクラスは、脂肪燃焼コースを緩くしたコースなので、ポーズのアレンジ元が、脂肪燃焼コースになっているのです。ということは、脂肪燃焼のコースを体験した人が楽しめるレッスンということになるのですね。私はこれまで、脂肪燃焼コースのレッスンを体験していなかったので、スクイーズクラスがどのようなポーズのアレンジから生まれたのかわからなかったのです。でも、脂肪燃焼コースに参加してから、わかるようになりました。脂肪燃焼コースに参加して、スクイーズクラスのルーツを探ることができて良かったと思っています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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