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2007.07.16

映画『キサラギ』

ホットヨガ(五十九回目)の記事にたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ホットヨガの記事は、タイトルは良く似ているものの、毎回、様々なドラマを綴っているつもりですが、皆さん、見逃さずにちゃんと読んでくださっているのですね。どうもありがとうございます。m(__)m いつか、私の女性性も思い切り引き出されてみたいです。(笑) それから、この場をお借りしまして、大きな地震のあった地域にお住まいの方たちにお見舞い申し上げます。特に柏崎は、ガンモと二人で鉄道乗り潰しの旅に出掛けた場所でもあり、二人で商店街を歩いたことが思い出されます。(参考:ガタンゴトンツアー(2003年夏)8月12日)クジラや船の形をした大きな植木鉢に花が植えられている、市民の方たちの手作りのあたたかさを感じさせてくれる商店街でした。どうか一日も早く安全性が確認され、皆さまが平穏な生活を取り戻すことができますように。

 映画館で予告編を観たときは、それほど観たいと思えるような映画には感じられなかったのだが、Yahoo!映画 - キサラギ - 作品ユーザーレビューの評価がずば抜けていい。一体どういうことだと思っていたら、『ALWAYS 三丁目の夕日』、そして今年公開される予定の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の脚本を手掛けた古沢良太氏の原作・脚本だったのだ。彼の脚本なら、間違いなく笑える。私は、『ALWAYS 三丁目の夕日』を観たときの余韻を思い出していた。しかし、この映画が公開されてもなかなか映画館に足を運ぶことができないでいたのは、まだ私の中で、映画を観て大いに笑える準備が整っていなかったからなのだろう。

 この映画は、自殺したアイドル如月ミキの一周忌の追悼会に集まった熱烈なファンが追悼会の会場で織り成すドラマだ。熱烈なファンとは、インターネットの掲示板で知り合ったオタクたちである。オタクたちは、如月ミキに関するレアグッズを一生懸命集めている。そう、彼らにとってはこの追悼会が、初めてのオフ会になったのだ。インターネットで知り合った者同士が初めて顔を合わせるときの雰囲気や、本名を明かさずにお互いをハンドルネームで呼び合うこと、アイドルの熱烈なファン心理が絶妙に描き出されていて、わかる人にはわかる面白さを引き出している。

 邦画を観てこれほど笑ったのは初めてかもしれない。映画館で、堂々と声をあげて笑えるような映画は実に少ないのだ。周りが笑っていないのに自分一人だけ大声で笑うわけには行かない。万人に共通するような笑いがなければ、つまり、笑いで会場を一つにできるような映画でなければ、堂々と声をあげて笑うことはできないものだ。そうした点において、この映画は、万人に共通するような笑いのセンスを備えている。

 絶賛すべきは、やはり脚本だ。脚本の間の取り方が絶妙にうまい。もしもこれから脚本家を目指そうと意欲を燃やしている方がいらっしゃるなら、絶対にこの映画を観るべきだ。そうすれば、この映画の脚本を通して、登場人物にまんべんなく役を持たせる技術や、ありとあらゆる出来事を連鎖させるうまさ、それから、ストーリーの意外性を学ぶことができるだろう。一体どうしたらこのような脚本を書くことができるのだろう。思わずノートを取り出して、「起承転結」を分解したくなってしまう。物語の途中で、ホットヨガのスクイーズコースのように内容を絞って絞って絞って・・・・・・。最後はまるでズームレンズの焦点を絞るかのように、一つの結論が導き出される。いやはや本当に素晴らしい。しかも、舞台のセットは追悼会の会場がメインなので、大掛かりなロケも必要ない。

 もしかすると、映画製作と音楽製作は良く似ているのかもしれない。主旋律ばかりが独走するような音楽よりも、様々な音がハーモニーとなって、いくつもの和音を織り成すほうがいい。この映画を振り返ってみると、一体誰が主人公で誰が脇役なのだろうと考え込んでしまう。主人公も脇役もいない映画なんて、他にあるだろうか。

 私の好きなシーンは、ラスト手前のみんなで小さなプラネタリウムを眺めるシーンだ。「今、ここにいることが大切なんだ」という、哲学的な台詞が展開され、登場人物たちが小さなプラネタリウムに見入っている。そこでは、それぞれの登場人物たちが星座に例えられている。つまり、いくつかの星と星を繋ぎ合わせて星座を導き出すように、人間模様も意味を持って繋がり、やがては一つの結論を導き出すということだ。

 しかし、その結論を受けるならば、宍戸錠さんが登場するラストシーンはどう捉えたらいいのだろう。一年前に、追悼会に参加した人たちの中で既に一つの結論が導き出されたというのに。そこに新たな人が加われば、新たな事実が導き出されることになるのだろうか。考えれば考えるほど、笑いの出て来る映画である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私が拝見しているブログでも、既にこの映画をご覧になった方がいらっしゃったようですね。いやはや、実に面白い映画でした。こういう映画は、文章を書くことを趣味としている私にとっても、勉強になります。やはり気になるのは、原作・脚本を書かれた古沢良太氏は、一体何から思いついてここまでの作品を仕上げたのだろうということでした。ストーリーにひねりを利かせるには、ひねりを利かせる以前のまっすぐなストーリーがあったはずで、それに少しずつ脚色を加えて行ったのでしょうか。つまり、音楽で言うと、最初から和音を考えていたか、最初は主旋律だけ思いついたかということですが・・・・・・。やはり、最初から和音なんでしょうね。ということは、最初からひねりを利かせていたということになりましょうか。実は私も中学の頃から脚本を書いていましたが、いつか私もこのような脚本を書いてみたいですね。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の公開も楽しみです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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