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2007.07.21

野外ヨガ in 京都御所

もう一つのラジウム温泉の記事にたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 長い長い記事であるにもかかわらず、根気強く目を通してくださったことにも感謝しています。m(__)m

 前日の夜に降ったたくさんの雨は、私の中に一つの心配ごとをもたらした。実は、土曜日に京都御所で行われる野外ヨガに参加する予定だったからだ。今月七日に京都の病院で健康診断を受けたとき、京都四条通店の更衣室で、京都四条通店開店二周年記念イベントである野外ヨガの張り紙を見て申し込んでおいたのだ。十時十五分に京都御所の指定場所に集合し、十時半から正午まで野外ヨガを体験したあと、菜食弁当をいただくというものだ。レッスン料は通常の回数券の消費ではなく無料だったが、お弁当代として千円を支払った。

 「お友達と一緒の参加もOK、男性の参加もOK」ということだったので、是非ともガンモと一緒に参加したいと私は思っていた。しかし、ガンモはあいにく仕事が入っていると言う。申し込みをした頃、ちょうどに書いた大きな出来事で私の心は揺れていた。久しぶりに会わないかという友人からの誘いも断り、人と会うことに対し、かなり消極的な気持ちになっていた頃だ。それでも、心のどこかに京都在住の友人を誘いたい気持ちもあった。結局、私が誘うよりも先に京都在住の友人から近況報告のメールが届き、最近、アルバイトを始めたので、週末はどうしても休みが取れないと書かれてあった。それならば、神戸在住の友人に声を掛けてみようかと思いながらも、またしても足踏みしてしまった。何故なら、集合時間が朝の十時十五分だったからだ。野外ヨガの会場となる京都御所まで、私の自宅から一時間半掛かるというのに、神戸からの移動となると、二時間は掛かってしまうだろう。それを思うと、神戸在住の友人には声を掛けることができなかった。せっかくのチャンスだが仕方ない。結局、私は一人で参加することにしたのだった。

 前日の夕方、私の携帯電話には、京都四条通店のスタッフからの伝言が残されていた。伝言によれば、「微妙な天候なので、雨天の場合は、当日の朝八時半から九時までの間に、この携帯電話にもう一度連絡を入れるので、京都御所ではなくスタジオに集合して欲しい」ということだった。つまり、雨天の場合は、通常のレッスンを行うことになるという。私は、天候が心配で、前日の夜から何度も天気予報を確認していた。ガンモは、
「あれだけ降ったんだから、回復に向かうだろう」
と言った。

 朝起きてみると、雨ではなく、曇り空に変わっていた。しかし、京都の天候はどうなのだろう。私は、そのときになって、初めて気がついたのだ。空は続いているとしても、京都の空と私の住んでいる兵庫の空は、同じ表情ではないかもしれない。これまで、ホットヨガのいろいろな支店を回ることを楽しみとして来たが、天候については、地元の人でなければ見上げて確認することができない。どの支店の会員であろうと、不公平はないと思っていたが、京都に住んでいない私に京都の空を見上げることはできない腹立たしさを初めて感じたのである。言い方を変えれば、それくらい微妙な天候だったとも言える。

 京都四条通店のスタッフからは、京都御所で野外ヨガをする場合は、着替える場所がないので、ヨガができる格好でお越しくださいと言われていた。私はしばしば、三宮店や神戸店のレッスンに出掛けて行くときは、そのままレッスンを受けられる服装で出掛けることがあるが、同じ格好で京都まで出掛けて行くとなると、少し勇気がいる。私にとって、神戸に出掛けて行くことは日常の範囲内でも、京都は非日常だからだ。

 服装はいいとしても、野外ヨガの場合と、スタジオでレッスンを受ける場合とでは、持って行く荷物が異なることに改めて気がついた。まず、野外ヨガならば、それほど喉は乾かないので、たくさんの水は必要ないだろう。また、シャワーの設備もないので、着替えもお風呂道具も必要ない。つまり、最初から野外ヨガに参加するとわかっているなら、いつもよりも少ない荷物で出掛けられるのだ。しかし、微妙な天候は、私に通常のスタジオでのレッスン用の荷物を用意することを余儀なくさせた。

 結局、指定された時間に、京都四条通店のスタッフからの連絡はなかったので、予定通り、京都御所で野外ヨガが実施されることがわかった。私は、京都御所の場所をインターネットで調べ、案内図をプリントアウトして持参したのである。

 阪急電車を烏丸で降りて、地下鉄に乗り換え、四条から今出川まで乗車した。今出川を降りて地上に出てみると、ホットヨガのスタッフが立ってくれていたので、会場までの道順を聞いて歩き始めた。京都御所の敷地に入ってからが遠かった。今出川からおよそ十五分くらい歩いたのではないだろうか。途中で別のホットヨガのスタッフも立ってくれていたので、迷わずに会場に到着することができた。

 到着したことをスタッフに伝えると、スタッフは、名簿に印を入れていた。他の参加者は、ほとんどが女性だったが、誰かに誘われたのだろう。若い男性の参加者も数名いた。しばらくすると、スタッフが木陰にヨガマットを並べ始めた。

ヨガマットを並べているスタッフ

 十時半過ぎになり、いよいよレッスンが始められることになったので、私たちはヨガマットへと移動した。ヨガマットは、インストラクターを中心として、放射線状に並べられていた。インストラクターは三人いたので、三枚のヨガマットが三角形状に並べられていた。野外のように広いスペースがあれば、このような並べ方ができるものだと感心した。このような並べ方ならば、インストラクターまでの距離がほとんどの参加者から平等だ。しかし、そのためには、今回のように複数のインストラクターが必要である。

レッスン開始前

 インストラクターからのあいさつが終わり、いよいよレッスンが開始された。最初に行う瞑想のとき、インストラクターが、
「木々からの酸素をもらい・・・・・・」
と言ったとき、ここは野外なのだと実感した。たった今、木々が製造してくれたばかりの酸素をもらい、私たちが吐く息も木々たちを元気にする。木々と私たちは、永遠に持ちつ持たれつの間柄だったのだ。

 ほとんどのポーズが、いつもスタジオで取っているポーズだったが、中には一度も取ったことのないポーズもあった。例えば、太陽崇拝のポーズである。初めて取ったポーズなので、どんなポーズだったか詳細を忘れてしまったのだが、確か四つんばいになったり、伏せたり、あるいは上体を起こして身体を反らせたりするポーズだったと記憶している。何故かこの太陽崇拝のポーズを何セットも繰り返した。男性たちはポーズを取るのに四苦八苦している様子だった。お友達と一緒の参加はOKと言っても、ビギナーコースのようにヨガの基本を一から教えてくれるわけではないので、ヨガの初心者にとってはきついコースだったのではないだろうか。それを考えると、ヨガの経験の少ない友人を誘うことは、ヨガが難しいものだという偏見を植え付けることにもなりかねないような気がした。

 野外ヨガということで、草むらの中にそのままヨガマットを敷いているので、虫もいる。途中、大きな蜘蛛が上から降りて来たとかで、怖がっている参加者もいたが、スタッフが蜘蛛をよそに追いやり、何とかやり過ごした。中には虫よけスプレーを使っている人もいたが、私は虫と仲良くヨガを楽しんだ。

 野外が格別にいいと感じたのは、休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)のときだった。いつもはスタジオの中で仰向けになり、しばらく休憩する。しかし、今回は野外だ。曇り空だったが、突き抜けるような空が気持ち良くて、私は恍惚の状態に入っていた。このままずっと休憩のポーズを取っていたいと思ったものだ。草むらの中にヨガマットを敷いて休憩することは、自分自身の身体が空にも地面にも通じていることを実感できたからだろうか。もちろん、それもあるが、野外で寝転ぶという行為自体、本当に久しぶりのことでうれしかったのだ。

 正午前にレッスンは終わり、いよいよお弁当タイムとなった。今回のお弁当は、ヘルシーな自然食の菜食弁当である。菜食弁当の他、五百ミリリットル入りのお茶も配給された。お腹が空いていた私は、菜食弁当をぺろりと平らげた。玄米ご飯だったのだが、とても食べやすくておいしい玄米だった。

レッスン後に配られた菜食弁当

 お弁当を食べていると、さきほどのインストラクターが話し掛けてくださった。
「今日はわざわざ神戸からお越しくださって、どうもありがとうございます」
「あっ」と思った。そのインストラクターは、先日のレッスンのあとに、野外ヨガの申し込みの受付を担当してくださった方だったのだ。
「いえいえ、とんでもありません。おかげさまでとても楽しめました。やっぱり、野外はいいですねえ。特に休憩のポーズが突き抜けて行く感じで気持ち良かったです」
と答えた。正確に言うと、神戸からの参加ではないが、細かいことは黙っておいた。すると、インストラクターが、
「十月にもこのような企画を考えていますので、また是非、参加してください」
と言ってくださったので、是非とも参加したいと答えた。インストラクターが、わざわざ気を遣って声を掛けてくださったことがとてもうれしかった。

 菜食弁当を食べ終わってしばらくすると、京都四条通店のスタッフ一同が中央に並び、あいさつをしてくれた。総勢二十名近くいらっしゃったのではないだろうか。私は、「ここにいらっしゃる全員が京都四条通店のスタッフ?」と改めて驚いたものだ。通常の勤務では、シフトが組まれているため、私たちの前で全員が揃うことはないだろう。しかし、ここにいらっしゃる方たちが、かつて私を痛く感動させてくれた優秀なインストラクターたちなのである。あいさつのあと、自由解散ということになったので、私はしばらくくつろいだあと、お世話になったスタッフの方たちにあいさつをして、京都御所をあとにした。

 ヨガのあとに着替えもせずにそのまま過ごすというのも悪くない。私の中には、天を仰ぎながら休憩を取ったときの広がるような心地良さがずっと残っていた。その心地良さは、素晴らしい体験として、私のハートの中に染み込んで行った。こうして京都御所をあとにした私は、毎月二十一日に東寺で行われている弘法さんの市に足を運んだのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 微妙な天候ではありましたが、無事に野外ヨガを体験することができました。帰り際に、ヨガマットを少しめくってみると、裏側に小さななめくじが張り付いていました。それが、自然の中で過ごすということなのですよね。そう考えると、普段の私たちの生活は、自然に対して臆病になるように、臆病になるように、動いているのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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