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2007.06.02

ホットヨガ(四十九回目)

 ガンモは早朝から自家用車で仕事に出掛けて行った。行き先は、同じ兵庫県内なのに我が家から百キロ以上も離れている赤穂(あこう)である。しかも、二日間連続の仕事だと言う。旅行好きな私たちのことだから、自宅から往復二百キロ以上も車を走らせて二日間通うよりも、赤穂から近い姫路あたりのホテルに宿泊するのもいいのではないかと思ったのだが、私は赤穂とは反対方向にある大阪の南森町店でのホットヨガの予約を入れてしまっていたし、ガンモも姫路に泊まることに関してはあまり乗り気ではなさそうだった。おまけに、前日の夜に窓を少しだけ開けて寝たのだが、暑いのか寒いのか良くわからず、二人とも熟睡することができないまま、眠い目をこすりながらガンモは仕事へ、私はホットヨガへと出掛けて行くことになったのである。

 南森町店の予約を入れたのは、梅田店の予約が既にいっぱいだったことと、できるだけ午前中の早い時間帯にアクティヴコースのレッスンを受けて映画を観たかったこと、それから、南森町店のスタンプの色を確認しておきたかったからである。

 私はこれまで南森町店に足を運ぶときは、JR大阪でいったん降りて、わざわざ地下鉄谷町線に乗り換えていた。地下鉄谷町線の南森町は、JR東西線の大阪天満宮を利用しても乗り換えができることを知ってはいたのだが、私は一度覚えたルートを変えることなく同じルートで何度か通い続けていた。しかし、関西に住み始めてそろそろ十一年になろうとしているのに、私は大阪の地下鉄事情にはまだまだ詳しくないことがわかった。地上から歩いて地下鉄の乗り場を探そうものならたちまち迷ってしまい、なかなか辿り着けないのである。ホットヨガのレッスンでもなければ、一人で大阪に出掛けて行くようなこともなかったので、これまでなかなか覚えることができなかったのだ。道は、一人で歩き回らなければ覚えられないものだとつくづく実感した。

 さて、肝心のレッスンだが、今回も七十五分のアクティヴコースを受けた。インストラクターは、初めて南森町店でレッスンを受けたときと同じ人だった。まるでプレゼンテーションでもするかのような正確なレッスンを展開してくれた。

 南森町店でレッスンを受けて感じたことは、やはり、暑いということである。温度計や湿度計は、他の支店とそれほど変わらない値を示しているのだが、体感する温度がまったく違っていた。熱い空気は上から溜まって行くのだとすれば、床に置かれていた温度計は、暑さを感じている私の身体よりも低い位置にあるために、私が体感している温度よりも低いのかもしれないと思った。

 ベテランのインストラクターだったため、アレンジされたポーズも多く、これまで取ったことのないポーズもいくつか登場してとても新鮮だった。ホットヨガは、これだけレッスンを重ねてもなかなか飽きないようにプログラムされているものだといつも感心してしまう。スタジオ内がとても暑かったせいなのか、それとも、しばらく飲み続けている毒出しホットジュースのおかげなのか、汗がたくさん出て来て水分補給に忙しかった。

 ここのところ、アクティヴコースのレッスンを受けても息が荒くなったり、頭が痛くなったりすることもなかったのだが、今回のレッスンでは少し息が荒くなり、レッスン後に少し頭痛がしてしまった。レッスン後はいつまでも顔にほてりが残り、私はスタジオを出てからも、トイレで何度か顔を洗って冷やした。今回の頭痛は、これまでのようにカイロが必要になるほど激しいものではなかった。首の周りに手を当ててみると、耳の下辺りがひどく凝っていた。頭のてっぺんの頭皮あたりにも不快感を感じていた。頭の上から何かが抜け切らないような、そんな不快感だった。

 肝心の南森町店のスタンプの色だが、手元に返って来た回数券を開いて確認してみると、オーソドックスな緑のはんこが押されていた。いろいろな支店でスタンプが色分けされているとしても、緑を使わないわけには行かないだろう。現に他の支店ではいろいろな色のはんこが使用されているので、南森町店で緑のはんこが使用されていたとしてもおかしくはない。梅田店は既に確認したので、近いうちに心斎橋店のはんこの色を確認してみることにしよう。

 レッスンを終えて近くの食堂で昼食を取ったあと、JR東西線の大阪天満宮を探してみると、意外にも近いことがわかった。普段、私が利用している最寄駅では、JR神戸線とJR東西線の両方が走っているので、JR東西線の列車に乗れば、自宅の最寄駅から乗り換えなしで南森町店のレッスンを受けられることがわかった。それならば、JR大阪で降りて地下鉄の乗り場を探してうろうろする必要もない。しかも、地下鉄を利用するよりも交通費が割安だということがわかった。

 南森町周辺の商店街は、とても面白い。名古屋の大須のような庶民的な商店街が続いていて、安いものにたくさん巡り合うことができる。私は、二枚五百円のブラジャーと一枚三百円のタンクトップを買ってみた。この商店街を歩くと、もっといろいろなものに巡り合えそうだ。商店街をゆっくり歩きたい衝動に駆られたが、観たい映画があったので、先を急ぐことにした。

 観た映画は、『女帝(エンペラー)』と『あしたの私のつくり方』である。『あしたの私のつくり方』は、未来日記になってしまったが、昨日の記事に書かせていただいた。実は、上映時間の関係で、二つの映画館を短時間のうちにはしごすることになってしまった。

 昔、レッツゴーヤングという音楽番組がNHKで放送されていたのだが、その公開録音が月曜日にNHKホールで行われていたらしい。同じ頃、「ザ・トップテン」という音楽番組がNHKホールの隣にある渋谷公会堂から生放送されていた。売れっ子のミュージシャンやアイドルたちは、NHKホールで「レッツゴーヤング」の公開録音を終えたあと、隣にある渋谷公会堂に慌しく移動し、「ザ・トップテン」に生出演していたそうだ。そうした歌番組に出演している売れっ子ミュージシャンやアイドルたちァンも、彼らを追って一緒に移動していたという。私自身はそういうはしごの経験はないのだが、映画館をはしごしながら、昔はそういうことがあったということをどこかで聞いたのを思い出していた。肉体的にも精神的にも慌しいのだが、そうした移動を体験していた人たちは、達成感を感じてもいたのではないかと思う。

 二本目の映画を観ている途中に、ガンモから携帯電話に着信があった。映画を観終えて掛けなおしてみると、ようやく仕事を終えたガンモが、
「今、相生(あいおい)だから」
と言う。相生とは、姫路よりも更に岡山寄りに位置している場所だ。高速道路を走っているとしても、まだあと一時間以上は掛かるだろう。どうかガンモが無事に帰宅できますように。そんな願いを込めて私も大阪から帰宅し、荷物を抱えたまま、ガンモが車で帰って来るのをしばらく外で待っていた。ガンモが車で遠出をするときは、いつも心配なのだ。

 ガンモがなかなか帰宅しないので、諦めていったん家の中に入ったものの、やはり気になって、玄関の外に出て、駐車場の様子を上から見下ろしていた。すると、駐車場に車が入って来るのが見えた。ガンモの運転する車だった。車の中からガンモが降りて来て、立体駐車場を操作しようとしているときに、私はガンモに向かって、
「ガーン」
と呼び掛けた。私の呼びかける声を耳にしたガンモは、上を見上げた。ガンモ、お疲れさん。早朝から出掛けて行き、ようやく帰宅したのだ。それなのに、明日も赤穂まで出掛けて行かなければならないのだろうか。そう思っていると、車庫入れして上まで上がって来たガンモが、
「俺、明日は休みになったから。明日の分も働いて来た」
と言う。私は、
「本当?」
と言って喜んだ。良かった、良かった。往復二百キロ以上もの道のりを、二日間連続、車で通うのは大変だ。とにかく、無事に帰宅できたこともひと安心だったが、仕事が一日で終わったことも良かった。こうして私たちは、翌日の二人の休日を手に入れたのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 『女帝(エンペラー)』は、ストーリーよりも映像美に引き込まれました。「打算的」という言葉は、女性のために用意された言葉なのかもしれません。内容的には、相思相愛なのに結ばれない男女の物語と一括りにすることもできますが、『あしたの私のつくり方』とは正反対の内容であると言うこともできます。普段の自分の九十九パーセント以上が、仮面をかぶっている自分を演じていて、残りの一パーセントしか真実がないとしたら・・・・・・。例え本当の自分を見せないように振る舞っている気丈な人であっても、心が動く瞬間があるのです。そこに人の命が関わって来るとき、あまりにも必死になり過ぎて、ひどく取り乱す姿が映し出されます。一パーセントと九十九パーセントが逆転する瞬間を恐ろしく感じる映画でありました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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