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2007.06.03

初めてのペアシート

 ガンモと一緒に過ごせる休日となった日曜日、私たちは十時頃にごそごそとベッドから這い出した。普段、眠りに就くのが午前二時くらいなので、日頃の睡眠不足を解消するために、休みの日はどうしても遅くまで布団の中に留まることになってしまう。しかし、自宅で過ごすにしても、出掛けて行くにしても、休日にやりたいことはいっぱいある。週休二日ではとても足りないくらいだ。さて、どうしよう。

 私の手元には、ガンモと一緒に観るために購入している『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』と『パッチギ! LOVE&PEACE』の前売券があった。特に、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』は去年からずっと楽しみにしていた映画だが、まだまだ公開されたばかりなので映画館も混んでいるだろう。しかし、旅行に出掛けて行くくらいの気合を入れてスケジュールを調整しない限り、ガンモと一緒の休日はなかなか巡って来ない。そこで私は、
「ねえねえ、映画を観に行こうよ」
と言ってみた。ガンモはしばらく考えていたが、意外にも、
「観るなら、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を観たいなあ」
と言った。

 さて、そうなると、映画館探しが必要になって来る。はてさて、どこへ繰り出そうか。日曜日なので、大阪の映画館はひどく混雑していることだろう。混雑を避けて、できるだけ郊外にある映画館に足を運びたいところだ。『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』はとりわけ混雑が予想されるので、入場できなかったことのことを考えて、できれば『パッチギ! LOVE&PEACE』も一緒に上映している映画館がいい。しかし、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』は全世界同時ロードショーという超メジャーな作品であり、『パッチギ! LOVE&PEACE』は主にミニシアター系の映画館で上映されている作品だ。それに、私としては、新規映画館を開拓するよりも、できれば既に会員登録している映画館のポイントカードなどの得点を利用したかった。しかし、私の知る限り、既に会員になっている映画館で、二つの映画とも上映している映画館はなかったのだ。ということは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』に入場できなかった場合、こちらがダメならあちらへと、またまた映画館をはしごすることになってしまう。それはガンモが好まないだろう。この際、ポイントカードなどの得点は諦めるとするか。そう思いながらインターネットを検索していると、109シネマズで両方の映画が上映されていることがわかった。

 109シネマズと言えば、三宮の一つ手前のJR灘から徒歩十分のところにあるHAT神戸か大阪の箕面(みのお)にある箕面マーケットパーク visolaが候補に上がった。神戸方面は、いつも仕事で出掛けているので、私たちは変化を求めて目新しい箕面に飛びついた。

 箕面と言えば、お猿さんが有名である。箕面では、山に住む野生のお猿さんたちを見物できるのだ。確か新婚当時だったと思うが、ガンモと一緒に箕面のお猿さんを観に行ったことがある。箕面は我が家から比較的近いところにあるのだ。

 自宅からおよそ三十分ほど車を走らせたところに、109シネマズのある箕面マーケットパーク visolaはあった。郊外型のショッピングセンターのようである。駐車場に車を停めようとすると、メガフォンを持った人が、
「本日は人気映画上映のため、駐車場が大変混み合っています」
としきりにアナウンスしていた。駐車場にもなかなか入れないくらいの「人気映画」と聞いて、すぐに『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のことが頭に浮かぶ。やはり混雑のため、入場できないのだろうか。

 何とか駐車場に車を停めて、映画館の受付で指定席券を発券してもらうことになった。確かに、映画館はたくさんの人たちで賑わっていたが、どうやら入場できないほどの混雑ではなく、次の上映に入場できるようだ。受付の方が、
「カップルの方でしたらペアシートもございますが、いかがなさいますか?」
と勧めてくださった。
「ペアシート?」
と私は思った。そう言えば、以前、神戸の映画館で『ハンニバル・ライジング』を観たときに、ガンモが私たちの席の後方に並んでいた空のペアシートを指差して、
「あそこがいい」
と言ったことを思い出した。しかし、「あそこがいい」と言われても、私たちは受付でペアシートがいいと申し出なかったのだから仕方がない。そのときの無念な想いが残っていたのか、今回は、ペアシートを選択できるチャンスに恵まれた。私たちは、迷わずペアシートを選んだ。

 上映まで一時間余りあったので、私たちは少し遅めの昼食を取った。箕面マーケットパーク visolaには、楽しいお店がたくさんあった。上品そうな犬を連れた人たちが犬を散歩させている。中庭にいくつも設けられたベンチでは、家族連れやカップルがくつろいた。たくさんのお店があり、一時間程度ではとても回り切れやしない。私たちは、箕面マーケットパーク visolaがとても気に入った。どうしてもっと早くここを見つけられなかったのだろうと残念に思ったほどだ。

 上映時間がやって来たので、私たちは初めてのペアシートと映画への期待に胸を膨らませながらスクリーンに入場した。二人分の椅子がセットになったペアシートは、二人の中間にある肘掛を収納できるようになっていて、ガンモとぴたりと身体を寄せ合って映画を鑑賞することができた。これはいい! ただ、館内は冷房が効いていて少し寒かった上に、ガンモが薄着で出掛けて来てしまい、寒いと言うので、私はひざ掛け代わりに持ち歩いていたショールをガンモの肩にそっと掛けた。自分用のひざ掛けがなくなってしまったので、私はひざの上にリュックを置いて映画を鑑賞した。リュックは私のひざのあたりをじわじわと温めてくれた。

 スクリーンを出ると、ひざ掛けの貸し出しサービスがあったことに気がついた。良く見えるところに貸し出し用のひざ掛けを置いておいてくれている映画館もあるのだが、こちらの映画館は係の人に申し出てひざ掛けをお借りする形式になっていたらしい。次回からは、係の人にお願いしてひざ掛けをお借りすることにしよう。

 肝心の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のレビューだが、映画の内容が濃過ぎるあまり、私の理解不足でとてもとても書くことができない。レビューを書くには、少なくともあと一回は映画をスクリーンに足を運ぶことが必要だ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』は、思い切り楽しめた人とそうでない人で人気が二分されているようですね。少々余計なお世話かもしれませんが、これから『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を観ようと思っていらっしゃる方は、前々作、前作の復習をしっかりとしてから映画館に足を運ばれることを強くお勧めします。私自身が理解不足に陥ってしまったのは、復習が足りなかったからなのです。映画のレビューサイトでは、理解できなかった人たちが大暴れされていますが(苦笑)、自分の不理解を他人のせいにしてはいけません(苦笑)。受付で座席指定券と一緒にもらえる「もう一度観たくなる」読本に書かれているキャラクター相関図に目を通しておくだけでも、理解度はかなり違って来ると思われます。多分私は、もう少し人気が落ち着いた頃にでも、レディースデイに足を運んでみたいと思っています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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