« こむら返り | トップページ | ホットヨガ(五十一回目) »

2007.06.16

結婚十一周年

 私たちが入籍してから、ちょうど十一年の歳月が流れた。パソコン通信の写真フォーラムで運命的な出会いを果たし、東京と兵庫の遠距離であるにもかかわらず、短期間のうちに強烈に引き合って結ばれた私たち。私たちが結婚を決めたのは、交際を始めてからわずか三週間のことだった。運命の赤い糸は存在するかと誰かに尋ねられたなら、私たちは間違いなく存在すると答えるだろう。私は東京で築いた基盤を手放して、ガンモの住む兵庫のアパートに転がり込んで来た。兵庫に移住してから十一年。東京で生活したのも十一年。もうすぐ兵庫での生活が東京での生活を上回ろうとしている。

 いつもあちらこちらへ出掛けて忙しい私たちは、せっかくの結婚記念日なので、一日中、どこにも出掛けることなく自宅でのんびりと過ごすことにした。記念日となると、すぐに外食モードに切り替わりがちな私たちだが、身体がコテコテした外食を求めていないので、自宅で地味に食事を済ませた。こんなシンプルな結婚記念日もいいものだ。

 ガンモと二人で、寝室の窓からほんの少し身を乗り出して、ベランダにいる鳩たちを眺めた。いつも彼らに乳繰り合っているところを見せつけられているので、今度は私たちが彼らの前で乳繰り合ってみた。人間だって、鳩に負けないだけの愛情表現があるのだ。彼らが私たちの愛情表現を見てどのように感じたかはわからない。私たちは鳩を観察しているつもりになっているが、実は観察されているのは私たちのほうだったりすると面白いのだが。

 ガンモと入籍の日の思い出話などを語り合った。入籍の日は、確か日曜日の大安だった。私は下ろし立ての靴を履いて、婚姻届を提出するためにガンモと一緒に市役所まで歩いて行った。しかし、新しく下ろしたばかりの靴は靴擦れを起こし、私はそれ以上歩くのが困難になり、道端にうずくまってしまった。私の遅れを気にするガンモに、私は、
「だって痛いもん!」
と言って自己愛に走った。ガンモと入籍することがうれしくて、晴れの日に履こうと、新しい靴を下ろしたのだった。しかし、新しい靴はなかなか足に馴染まず、私の足は思わぬ靴擦れのために一歩踏み出すごとに酷い痛みを感じていたのだ。私は痛い足を引きずりながら、市役所まで何とか歩いて行った。

 市役所では、当直の警備員さんが私たちの婚姻届けを預かってくださった。ただ、届出を提出するだけで夫婦になることができるなんて、実にあっけないものだと感じた。しかし、こうして私たちは夫婦になったのだ。

 あれから十一年。変わったことと変わらないことがある。変わったのは、体型だ。二人ともふくよかになった。また、結婚当初は、とにかくくっついて離れなかった私たちだが、最近は一人で行動できるようにもなった。変わらないのは、ふくよかになってもシングルベッドに寄り添って寝続けていること。一日に何度もキスを交わすこと。二人で一緒にお風呂に入ること。良く抱き合うこと。抱き合う度にお互いの身体の窪みと出っ張りがフィットしているのを実感している。それから、お互いの仕事。そんなところだ。

 十一年前、パソコン通信を通じて出会ったカメラ仲間の皆さんが、私たちのためにブライダルオフを開いてくださったことを毎年のように思い出している。アットホームでとても素敵なオフ会だった。もしもあのとき参加してくださった皆さんがこのブログを読んでくださっているなら、もう一度お礼を言いたい。本当にありがとう。

 それから、いつも「ガンまる日記」を読んでくださっている皆さん、どうもありがとう。中には毎日、欠かさず読んでくださっている方もいらっしゃるようだ。私たちとともに歩んでくださって、そして見守ってくださって、本当にありがとう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 去年は結婚十周年で大騒ぎしていましたが、結婚十一周年もあっという間に迎えることができました。月日が経つのは本当に早いものですね。これからも、変わって行く部分を恐れずに、変わらない部分も含めて大切にして行きたいと思っています。これからもガンまるを見守ってくだされば幸いです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« こむら返り | トップページ | ホットヨガ(五十一回目) »