« ベクトル | トップページ | ホットヨガ(四十四回目) »

2007.05.02

田舎の暮らし

 私の実家の庭はジャングルだ。植物好きの母が庭で様々な花や野菜を栽培している。母は庭に植えているタマネギやミニダイコンを収穫して、サラダを作ってくれた。採れたての自家製野菜でサラダを作るなんて、外出の多い私たちの生活では考えられないことだ。マンション暮らしの私たちでも、ルーフバルコニーで野菜を栽培することはできるが、旅に出掛けている間、植物を放置することになってしまう。植物には、毎日欠かさず水を与え、成長の様子を観察する時間が必要だ。

 庭には植物ばかりでなく、シマヘビもいる。私も以前、見掛けたことがあり、暖かい季節に帰省したときは是非とも写真を撮らせて欲しいとシマヘビにテレパシーを送っていた。今回の帰省でそれが叶うかと思っていたのだが、残念ながらシマヘビは、カメラを構えた私の前には現れてくれなかった。トカゲに似たカナヘビの写真は収めることができた。実家の庭の様子は、以下のオンラインアルバムに収めている。(画像クリックでスライドショー開始)

実家の庭

 お昼ごはんを食べてから、私たちは帰り支度を整えて実家を出発した。父は仕事に出掛けて不在だった。父は、六十五歳を過ぎてもまだ外で働いている。仕事はシフト制で、とてつもなく早い朝もあるらしい。それでも、仕事自体は気楽な雰囲気で、かなり自由がきくのだそうだ。その職場では、父が最年長らしい。楽しく仕事ができているならそれでいいのではないか。娘としてはそう思うのだった。

 実家を出てからすぐに、入院中の祖母を訪問した。祖母は、意思表示することも難しいとされているが、母はそんなことはおかまいなしに、毎日、祖母に語りかけている。母が言うには、私が帰って来たことを伝えると、祖母はちゃんと認識してくれていたそうだ。実際、私が祖母の病室を訪れて祖母に声を掛けると、祖母は目に涙を浮かべていた。そして、私の顔をちゃんと見てくれた。祖母の目には、はっきりとした意思が表れている。意思がなくなっているのではない。ただ、寝たきりの入院生活が長いため、身体のあちらこちらが固まってしまっている。そんな祖母を、母は一日三回、毎日欠かさず、見舞っているのだ。

 病院をあとにした私たちは、今治(いまばり)方面に向けて車を走らせた。途中で母と分かれ、私たちはしまなみ海道へと向かった。かつては、ポイントごとに料金の精算が必要だったしまなみ海道も、度重なる料金の精算なしに通行できるようになった。また、ETCのおかげで、高速道路の清算はすこぶる楽ちんだった。

 ゴールデンウィークの合間の平日だったためか、帰りの高速道路は空いていた。私は車の運転をしないので良くわからないのだが、空いている高速道路は、単調な運転になってしまうらしい。そのため、ガンモに刺激を感じてもらおうと、私たちはしりとりを始めた。普通のしりとりではつまらないので、鉄道ファンの私たちらしく、「駅名票しりとり」を始めた。それだけに、濁点で終わってしまうと、続きを考えるのがなかなか難しい。「ざ」に続く駅名票を答えるのに詰まったガンモは、何を思ったか、
「ザルツブルク!」
などと苦し紛れに答えていた。私は当然、
「日本じゃないとダメ!」
と却下した。そういう私も、「づ」で始まる駅名票で詰まってしまい、ついにはお手上げとなった。

 少し前まで動かなかった三十万円のベンツは思いのほかスイスイ走り、私たちを無事に自宅へと送り届けてくれた。こうして、三泊四日の実家への旅が終わりを告げたのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 双方の実家の両親の暮らしぶりを見て思ったことは、私たちとは違って、家を基盤にした生活を送っているということでした。両親は、三食とも自宅で食べているのです。外に働きに出ている父でさえ、昼休みが長いので、会社の食堂でご飯を食べずに、母の手料理を食べるために一時帰宅することがあるそうです。植物を育てていることといい、三度の食事を自宅で食べることといい、私たちの生活とはまったく違っていることに気がつきました。三度の食事を自宅で食べられるということは、例え出掛けたとしても、六時間以内で帰宅するということだと思います。当然、生活時間帯も違っていて、朝も夜も早いのです。田舎のお店が早く閉まってしまうのは、生活時間帯の違いもあるのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ベクトル | トップページ | ホットヨガ(四十四回目) »