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2007.05.12

尻尾を出して大笑い

 我が家の台所には、いろいろな種類のお茶漬けをストックしている引き出しがある。その引き出しには、ノーマルのお茶漬けのほか、鮭茶漬け、梅茶漬けなどがストックされている。先日、その引き出しを開けてみると、わさび茶漬けという新しい仲間が加わっているのを発見した。新製品評論家のガンモがスーパーで買って来て、仲間に加えたのだろう。スーパーに買い物に行く既婚男性は、世の中にはあまり多くないのかもしれないが、我が家は夫婦共働きで休みが別々のことも多いので、ガンモが一人でスーパーに買い物に行くことも日常茶飯事である。他のお茶漬けは、銘柄がわからないように縦に並べられていたのだが、購入したばかりだと思われるそのわさび茶漬けは、銘柄が見えるように、引き出しの中に仰向けにして収められていた。

 ある日のことである。ガンモは朝から仕事に出掛けて留守だった。お茶漬けが食べたくなった私は、お茶漬けの入った引き出しを開けた。あの新入りのわさび茶漬けを食べよう。そう思っていたのだ。ところが、引き出しを開けてみると、一番上に銘柄が見えるように仰向けに収められていたはずのわさび茶漬けが見当たらない。まさか、そんなことはないだろう。いや、待てよ。ガンモがわさび茶漬けを自分だけの楽しみにするために、わさび茶漬けを他のお茶漬けの中に紛れ込ませたのではないだろうか。ガンモと連れ添ってそろそろ十一年になろうとしている私は、ガンモの行動を読んでそう思ったのだった。そして、引き出しの中の一番左の位置に、あたかも他のお茶漬けと同等であるかのように、縦に並べられているわさび茶漬けを発見したのである。私は、その中から包みを一つ取り出して、ご飯にかけてさらさらと食べた。わさびが効いていてとてもおいしかった。

 食べ終わってから、ガンモに電話を掛けた。私はガンモに向かって単刀直入に、
「ねえ、わさび茶漬け、隠してたでしょ?」
と尋ねた。するとガンモは、突然、大声で笑い出したのである。大声で笑い出すというところが、わさび茶漬けを隠していた証拠である。意図的にわさび茶漬けを隠していたのでなければ、つまり、無意識のうちにわさび茶漬けを他のお茶漬けと一緒に縦に並べたのであれば、
「ねえ、わさび茶漬け、隠したでしょ?」
という何の前触れもなく発せられたその言葉に反応して大笑いしたりはしないものである。
「やっぱり笑ったね。大笑いしたのが、隠した証拠」
と私は言った。かくしてこの戦いは、まるみホームズの勝利となった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いざ文章にしてみると、なかなか伝わりにくい内容だったかもしれませんね。隠すと言っても、自分のお気に入りの食べ物を、私がちょっと探せばわかるところに紛れ込ませておく程度のものです。とびきり珍しいものは、むしろ目のつくところに置いてくれるのですが、普通に手の届く範囲の新製品などは、このように目立たないところに紛れ込ませてスリルを楽しんでいるようです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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