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2007.02.27

運命の二人

 悠長に旅行の記事などを書いて来たが、実はウィークディはバグズ・ライフのために火の車の毎日を送っている。このような状況に陥ると、仕事の休み時間がとてつもなく貴重な時間に思えて来る。一日のほとんどを仕事に費やしていると、自分自身を取り戻す時間がどうしても必要になって来るのである。もちろんその時間は、「ガンまる日記」を書く時間に当てている。しかし、大バグに対処するための対策会議やプロジェクトメンバとの共同作業などで貴重な休み時間がどんどん削られて行く。そうなると、自分自身を取り戻す時間が細切れの時間になってしまい、「ガンまる日記」をなかなか更新できない。文章というものは、ある程度まとまった時間に集中しなければ書き上げることができない。周りが騒がしくても書けない。これまで継続して来たことが実現できなくなると、私は情緒不安定な状態に陥ってしまう。しかし、何とか仕事の合間をぬって更新できると、残業時間の仕事にも身が入る。

 貴重な休み時間を少しでも多く確保するため、私は最近、夕方の休み時間に社員食堂でねこまんまをせずに、机の上で残業食を食べている。そのため、通勤途中のコンビニでお弁当を二つ買う。しかし、コンビニの店員さんはお箸を一つしか付けてくれない。つまり、私が一度にお弁当を二つも食べると勘違いされてしまっているのだ。いくら私でも、一度にお弁当を二つも食べることはできない。そんな些細なことでちょっぴり落ち込む。まあ、こうして日記ネタにはなるのだが。しかし、そんなふうにして懸命に確保した休み時間も、無常に過ぎて行く。

 そんな忙しさの中にあって、思わずほっこりした出来事があるので、皆さんにご紹介させていただくことにしよう。仕事帰りにガンモに電話を掛けてみると、ガンモの携帯電話が電波の届かない地域にあるというメッセージが流れ、繋がらなかった。ガンモと連絡が取れないまま、三宮の先にある芦屋まで帰ったところでガンモから電話が入った。ちょうど、私の乗っている快速列車が芦屋に停車しているときのことだった。ガンモは、
「今、どこ?」
と言う。私が、
「芦屋だよ」
と言うと、何と、
「俺も芦屋」
と言うのだ。驚いた私が、
「今、快速列車に乗ってるよ」
と言うと、ガンモは、
「俺は普通」
と言った。

 芦屋駅では、快速列車や新快速列車と、先に着いた普通列車が待ち合わせを行っている。ガンモは、私が乗っている快速列車の隣のホームに停車中の普通列車に乗っていると言う。ガンモと話をしているうちに、快速列車のドアが閉まり、発車してしまった。普通列車と待ち合わせを行ったあとは、速い列車のほうが先に発車するのである。動き始めた快速列車の中から、普通列車の車両を見ると、ロングシートに座っているガンモの姿が目に入った。私は、ガンモの姿を確認しただけであたたかい気持ちになった。まるで、戦士が戦いをやめて鎧を脱ぐような感覚だった。仕事でキリキリしている表情が、一瞬のうちにほころんだ。私たちは、最寄駅で待ち合わせをすることにして電話を切った。そして、最寄駅で無事に再会を果たしたのである。

 ガンモとは、これまでにも、このような偶然が何度か重なっている。もしかしたら私にとって、最も頻繁にばったり出会う人はガンモなのではないだろうか。普段利用している最寄駅ではない駅からガンモが歩いて帰って来たときも、まるで申し合わせたように自宅近くの交差点でばったり出会ったり、特に時間を指定したわけでもないのに、同じ時間に三宮駅のホームにいたりと、ガンモとの縁は実に不思議な形で現れる。もしもガンモと結婚する時期がずっと先にずれ込んでいたとしても、あまりにも良く街でばったり出会うので、
「良く会いますね」
などと言いながら、運命を感じてゴールインするような展開もあったかもしれない。

 先日、いつもより三十分早く出勤して、いつもとは違う世界を垣間見た話を書いたと思うが、時間と空間が一致していなければ、人と人は顔を合わせることができない。しかも、お互いの乗っている電車が芦屋駅に停車している間にガンモが私に電話を掛けて来たことを考えると、私たちはものすごい確率で出会っていることになるのだ。

 会いたい、会いたいと思っていると、会えるものなのだろうか。それとも、電話が通じなかったことを気にせずに途中の駅まで帰って来たから、執着を手放したご褒美に偶然会えたのだろうか。どちらにしても、このようなタイミングを意図的に狙うことはとても難しいので、私たちが帰宅途中に運命的に引き合わされたとしか言いようがないのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 時間と空間の一致は不思議です。運命の二人とは、時間と空間と想いが一致して出会うことを言うのではないでしょうか。時間が一致しても、二人が東京と大阪に居たのでは出会えません。同じ場所に立っていても、時間が違っていれば出会えません。想いが一致しなければ、出会いはどんどん通り過ぎて行きます。「『運命の二人』なんて、大げさなタイトルをつけて」と思われるかもしれませんが、仕事が忙しくて余裕がないと、こうしたハプニングに救われるのですよ。(*^^*)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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