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2006.11.21

北京ドタバタ前夜祭

 私たちは、二十二日から出掛けることになっている北京の話題で盛り上がっていた。私は、街で大中(だいちゅう)を見つけると必ず入ってしまう。安価なものを扱っている大中は、雑貨好きの私にとって、とても楽しい場所の一つなのである。そんな私の好みを知っているガンモは、
北京に行けば、街中が大中だから
と言った。

 また、私たちは、夏休みに出掛けたハワイのチャイナタウンで取った昼食がとてもおいしかったことを思い出していた。ハワイに到着してからずっと、冷たいものばかり食べていた私たちにとって、温かい料理を食べさせてくれるチャイナタウンは、とてもありがたい存在だった。ガンモは、
北京に行けば、街中がチャイナタウンだから
と言った。私は、チャイナタウンで食べたおいしい炒飯を思い出し、北京でおいしい本格中華料理が食べられることを想像しながら、北京行きを心待ちにしていた。

 さて、いよいよ出発の前日となった。同じプロジェクトメンバーから、
「まるみさん(実際に呼ばれたのは私の苗字)、明日から休暇を取られてますよね」
と確認されたので、私の休暇中に仕事で面倒なことが起こったり、他の人の作業が停滞したりしないように手はずを整えてから帰宅しようと思っていた。仕事は思いのほか順調だった。この分だと、十九時過ぎには仕事を上がれるだろう。そう思っていたのだ。

 ところが、十九時を過ぎたあたりに、私が担当した部分のプログラムに問題があることが発覚し、一度作ったプログラムを修正しなければならなくなってしまった。そして、修正したプログラムの動作確認を全パターンで行うという事態になってしまったのである。

 普段なら、慌てふためくところだったのだが、私は冷静に対処し、何とか悔いのないところまで作業を行い、無事に休暇前の仕事を終わらせることができた。実は、納品直前に何かが起こってバタバタするのは、いつものことなのである。こうした傾向は、同じプロジェクトメンバの抱えている悪い癖なのかもしれない。普段、あまりにも忙しく仕事をしているために、その少し先のものしか見ていない。ところが、納品直前になって、成果物を手放す段階になると、広い視点でものを考えられるようになり、これまで見落としていたものに気がつくようなのである。

 「それじゃあ、あとをよろしくお願いします」
と、同じプロジェクトのメンバにあいさつをして退社し、帰宅したのは二十三時頃だった。

 帰宅するやいなや、私は先に帰宅していたガンモと固く抱き合わずにはいられなかった。帰宅しようとしていた直前にトラブルが発生し、冷静に対処していたつもりでも、帰宅してからガンモの顔を見るまでは、まだ緊張を解放できていなかったのかもしれない。ガンモの顔を確認することで、北京行きがようやく現実のものになったわけである。

 私は、スーツケースに準備していた荷物を再点検し、足りないものをてきぱきと補った。翌日は五時過ぎに起きて六時過ぎには家を出ることになっている。ハワイ行きの直前もドタバタだったが、今回もかなりドタバタだった。いつも思い切り仕事をして、思い切り遊ぶ。それが私たちのスタンスのようだ。こうして出発の支度を整えた私たちは、興奮しながら眠りに就いた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m これを書いている今、無事に北京に到着しました。こちらは日中の最低気温が二度と、とても寒いです。言葉がさっぱりわかりませんが、現地で世話をしてくださる方がいます。その方に教わったのですが、携帯電話のことは、手机と言うそうです。日本から持参した私の手机は、圏外になっています。明日からしばらく北京の話題が続きますが、よろしくお付き合いくださいませ。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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