蛇
※蛇が苦手な方は、ご注意ください。
私は、いつも持ち歩いているノートパソコンを寝室で充電しながら眠りに就く。そして、朝目覚めると、充電の終わったノートパソコンを立ち上げ、ゴソゴソと操作してからノートパソコンを持って出勤する。
仕事が休みだったガンモは、私が起きたあともまだベッドで寝ていた。私はいつものように、充電の終わったノートパソコンを、ベッドで寝ているガンモの足元で開いてゴソゴソと操作しながら、寝室の窓を開けた。窓の外では、鳩の父ちゃんが、餌をくれないものだろうかと、私の様子をうかがっている。実にのどかな朝の風景だ。
しばらくすると、ガンモが何やら寝言を言っているのが聞こえて来た。その寝言はやがて、うめき声に変わった。
「まぁるみ! まぁるみ!」
とても苦しそうな、声にならないような声をあげて私を呼んでいる。一体何ごとかと思いながらガンモを揺り起こすと、ガンモは目を覚まし、
「窓から小さな蛇が入って来て、今、足元にいる」
と言う。ガンモの足元を見ると、私のノートパソコンに繋がっている細い電源ケーブルがガンモの足に接触していた。私が窓を開けたことに気がついたガンモは、自分の足に当たっているノートパソコンの電源ケーブルの感触を蛇と結びつけたのだろう。なるほど、夢はこのようにして現実の出来事と合成されるのだ。私は、
「蛇じゃなくて、蛇年(私は蛇年である)ならここにいるよ」
と言いながら笑った。何ともかわいい夢である。
田舎で生まれ育った人は、蛇の夢を良く見るらしい。小さい頃から当たり前のように蛇を見て育っているからだろうか。蛇の夢を見ると、金運が上昇するなどと言う。中でも、白蛇の夢は特別いいらしい。ただし、白蛇の夢を見たら、できるだけ人に言わないほうがいいそうだ。私は、蛇に噛まれる夢を良く見ているが、蛇に噛まれる夢はあまり良い夢ではないらしい。
そう言えば、私の大学時代の卒業論文は、日本語のことわざと英語のことわざの比較だった。そのときにわかったことは、日本のことわざには蛇が数多く登場しているが、英語のことわざにはほとんど登場しないということだった。日本は、蛇が育ちやすい気候なのだろうか。
実は、私の実家の庭にも蛇が棲んでいる。そのため、庭に蛇の抜け殻が落ちていることが多い。脱皮したばかりの蛇の抜け殻はとても美しいらしく、私の母は美しい蛇の抜け殻をいくつも大事そうに保管している。まるで、たった今脱いだかのような完璧に近い状態の抜け殻もある。私もその中の一つを譲ってもらったのか、それとも、旅先の田んぼで拾ったのか、財布の中に蛇の抜け殻をそっと忍ばせている。
以前、実家に帰ったとき、庭で蛇がとぐろを巻いているのを見たことがある。一瞬の出来事で、恐怖心もあったが、蛇のほうも臆病なのか、すぐに隠れてしまった。私はこのとき、蛇にテレパシーを送っていたのだ。庭にいるなら姿を見せて欲しいと。そうしたら、本当に蛇が出て来て驚いた。次に実家に帰ったときは、写真に撮らせて欲しいと願っているのだが、あれから蛇が活動する暖かい季節に帰省していない。
ところで、蛇と言えば、別ブログで以下のような蛇の写真を公開している。

骨董市で見掛けた安全なヘビ

お互いに安全だと思えば、ここまで近寄ることができる
これは、大阪の四天王寺で行われている大師会(だいしえ)という骨董市で見掛けた蛇である。見世物になってしまっているが、蛇と人間の共存を連想させてくれる。ニシキヘビはとても大人しい蛇のようだが、普段、どのようなものを食べているのだろう。
更に、同じブログで以下のような写真も公開している。

蛇の干物
これは、三重県の関宿(せきしゅく)というところの近くにある畑で撮影したものである。最初、これを見つけたときは何がぶら下がっているのかわからなかったのだが、良く見てみると蛇だった。ぶら下げられているのが蛇だとわかったときの衝撃はとても大きかった。「農作物に危害を加えると、こんな風にしてやるから良く覚えておけ」ということなのだろうか。それとも、魔よけのためのおまじないなのだろうか。私は、この蛇がどのようにして死に至ったのかがとても気になった。
ガンモのかわいい蛇の夢に、蛇にまつわるいろいろな出来事を思い出した蛇年生まれの私であった。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 蛇は、忌み嫌われている動物の一つかもしれませんが、マンガのキャラクターとして描かれると、とてもかわいいですよね。しかも、どういうわけか金運と結び付けられます。十二支の中の蛇年で言うと、蛇が活動しない冬に生まれた蛇年の人は、お金が良く貯まるそうです。私は、蛇が活動している夏生まれの蛇年なので、お金は貯まらないとか。確かに私の中にはあまり貯金という概念はないように思いますが。(^^; 冬生まれの蛇年の方、本当にお金が貯まってますでしょうか?
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