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2006.08.04

行って来ます

 「ただいま」、「おかえり」の記事を書いたので、「行って来ます」という記事が登場してもおかしくはないはずだ。

 四月にガンモがハワイから帰って来た直後から、私たちは今年の夏休みにハワイに出掛ける予定を立てていた。私の夏休みは、派遣先の企業に合わせて決まってしまうが、ガンモは自由に夏休みを取ることができる。そのため、いつも私の派遣先の夏休みにガンモが合わせてくれている。ここ数年に渡り、鉄道旅行中心の国内旅行を重ねて来たが、今年は結婚十周年なので、奮発して二人でハワイに出掛けて行こうという話になっていたのだ。しかし、義母の病気のことや、仕事の都合など、どのような展開になって行くのか読めないまま、ツアーを予約して二、三ヶ月経ってた。

 義母の様子が気になってはいたものの、先月の私の誕生日より少し前に無事に手術を終えたので、私たちは思い切ってハワイに出掛けることにした。ところが、今度は私の仕事が極端に忙しくなってしまった。ハワイに出掛けると決めてから、休日を利用して、少しずつ旅行の準備を整え始めていたので、持って行くものを揃えることに関してはほとんど支障はなかったのだが、深夜の帰宅でかなりの寝不足が続いていた。おまけに、私たちは旅行の日程を一日でも長く確保するため、夏休みが始まる前日の金曜日の夜から旅立つことにしていたのだ。夏休み前の最終日に仕事の納品の締切が延びたとしても、それまでに仕事を終えて本当に出掛けられるのだろうかという不安がないわけではなかった。何故なら、ガンモは金曜日を休みにしていたが、私は十五時に仕事を上がらなければ間に合わなかったからだ。

 私は予め、夏休み前の最終日には十五時で仕事を上がりたいと宣言しておいた。ありがたいことに、私の職場は、そうしたことに関してはとても寛大である。予め予定を言っておけば、個人の事情を尊重してくれるのだ。それでも、残された多くの仕事を他の人たちに任せて、自分だけが十五時に仕事を上がるのは、少々気が引けるような気がしていた。

 私は、少しでも早く仕事を片付けるために、いつもより少しだけ早めに出勤して仕事をした。不思議なことに、早朝から目が覚めて、活力が沸いていた。私がハワイに導かれているなら、きっと切り良く仕事を上がれるだろうと思っていた。

 ありがたいことに、最後までバタバタしながらも、私はやるべき仕事をほぼ完了させることができた。十四時過ぎの段階で、何やら複雑な文書を手作りで作成しなければならない状況に陥りかけたのだが、
「ごめんなさい。今日は十五時までしか仕事ができないんですよ。本当に申し訳ないです」
と言うと、一緒に仕事をしていた人が、思い出したように、
「ああ、そうでしたね」
と言ってくださった。その結果、複雑な文書を手作りするのではなく、作ろうとしている複雑な文書に相当する画像を採取して貼り付けるだけで良くなったのだった。(もともと、わざわざ手作りしなくても、画面のビットマップ画像を貼り付けるだけで十分ことが足りる内容だった。)その作業が終わったのが、十五時直前だった。十五時になり、一緒に仕事をしていた人のところへ行き、
「それでは、あと、よろしくお願いします。今年で結婚十周年なので、私はこれから、ハワイに行って来ます」
と言った。何も事情を話していなかったので、その人はとても驚いていたが、
「それはおめでとうございます」
と言ってくれた。その人に、
「夏休み中の連絡先は?」
などと聞かれたが、それは冗談だったらしい。私は、まじめに、
「ノートパソコンは持って行きますので」
などと答えてしまった。夏休み中にも仕事の対応はあるのかと尋ねると、それはないという答えが返って来たので、ひとまず安心した。

 私は職場の人たちに、
「楽しい夏休みを!」
と言い残して職場を去り、ガンモの待つ我が家へと向かった。職場を離れた途端、夏の暑い日差しが強く照り付けて来た。その日差しを身体いっぱいに浴びたとき、私はようやく仕事から解放され、ハワイに導かれていると実感した。私は踊る心でガンモに電話を掛けて、仕事を終えたのでこれから帰宅することを伝えた。職場から一時間半かかる道のりを、とにかく大急ぎで帰宅して、十七時過ぎには再び家を出なければならなかった。

 帰宅途中の電車の中で、私は「しまった!」と思った。十五時に仕事を上がるという自分の問題に精一杯で、私に
「それはおめでとうございます」
と言ってくれた人に対し、
「夏休みはゆっくり休んでください」
と言うのを忘れてしまったからだ。そう、彼こそが、二時過ぎまで仕事をしていた男性だった。その男性に、労いの言葉を一言も言えずに職場を出て来てしまったことがとても悔やまれたので、私は派遣仲間の女性にメールを書き、私の言い忘れたことを伝えて欲しいと伝言を頼んだ。

 帰宅した私は、大急ぎでシャワーを浴び、最後の荷物をスーツケースと手荷物に詰め込んで、ガンモと連れ立って、関西国際空港へと向かった。

※いつも応援クリックしてくださっている皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 実は、これを書いている今、私たちは無事にハワイに到着しています。直前まで、いろいろな心配もありましたが、うまく流れてくれました。これからしばらくは、ハワイでの出来事を綴って行きますね。

※少々寝不足のため、睡眠不足を解消できるまでは、掲示板の返信、メールの返信などができないかもしれません。あしからずご了承くださいませ。

※きのう、日本にいる間に、この記事を書いておきたかったのですが、結局、バタバタしていて書けませんでした。記事を書くには、連続した時間が必要ですね。同じ日にもう一つ、記事を書くなど、期待させてしまってごめんなさい。

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