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2006.08.25

ホットヨガ(七回目)

 朝、通勤の途中にもらったホットペッパーに、私が通っている系列ではないが、別のホットヨガ系のスタジオの割引チケットが掲載されていた。ホットヨガは、既にブームになりつつあるようである。

 さて、私は定時にコソコソと仕事を上がり、腹ごしらえをしたあと、三宮へと向かった。今日は、初めてホットヨガの三宮店でレッスンを受けることになっているのである。夏休みにスタジオに通えなかった分の遅れは十分取り戻しているのだが、九月になるとまた旅行に出掛けたり、仕事が忙しくなってしまうこともあって、受けられるときに、できるだけレッスンを受けておこうと思ったのだ。

 三宮店での最終レッスンの開始時間は十九時半だった。レッスンの二時間前までに食事を済ませておかなければならない上に、職場から三宮までの移動に一時間近くかかってしまうため、仕事を終えて何とか無理をしながら通えるギリギリの時間である。

 初めての三宮店は、ロッカールームに好感が持てた。やはり、神戸店と比較してしまったのだが、神戸店のロッカールームが長い二つのブロックに分けられている上に、シャワールームに近いブロックにだけ長いソファーが設置されているのに対し、三宮店のロッカールームは、いくつかの小さなブロックに分割され、ところどころに短めのソファーが設置されているため、とても使い勝手が良かった。また、シャワールームの数も多く、レッスンの後も待つことがなかった。

 驚いたのは、トイレである。中に入ると、トイレの蓋が自動的に開いてびっくりした。ハワイで見た日立の機の近くにあった、それぞれの個室にドアのないオープンな公衆トイレにも驚いたが、蓋が自動で開くトイレにもびっくりだ。しかも、用を足してトイレから出ようとすると、今度は蓋が自動的に閉まるのである。何と至れり尽くせりのトイレなのだろう。ただし、神戸店のように、ペーパータオルは設置されていなかった。何かがあると、何かが足りない。世の中はこんなふうに、バランスが取られているものなのかもしれない。

 平日の最終レッスンとあって、やはり混みあっていた。インストラクターは、若い女性だったが、とてもわかりやすかった。水曜日に神戸店で受けたレッスンでは、汗があまり出て来なかったのだが、今日は滝のように汗が出て来た。私は、水をごくごく飲みながらレッスンを続けた。汗をたくさんかいたおかげで、とても気持ちがいい。私は、充実感に酔いしれていた。しかし、やはり早く帰りたい人が多いのか、レッスンを最後まで受けずに、終了間近にスタジオを出て行く人が数人居た。

 レッスンのあと、いつものようにシャワーを浴びたのだが、シャワーの温度調節が難しくて、しばらくシャワーと格闘することになってしまった。どうやら、他の人がシャワーを使っているときは水温がぬるくなり、他の人が使うのをやめると熱くなってしまうようである。ホテルに泊まっても、ときどきこういうことが起こるので、私は特に気にならなかった。それよりも、シャワールームのデザインが気に入った。神戸店よりもシャワーセットの背が高く、洗練されたデザインであるように思えた。ただ、神戸店のように、ちゃんとしたタオルハンガーがないのは不便だった。神戸店は、それぞれのシャワールームの外に、タオルハンガーが設置されているのだが、三宮店は、荷物を引っ掛ける突起のようなものがあるだけだった。

 三宮店のロッカールームは、小さなブロックごとに分かれているため、ちょっとした迷路のようになっている。シャワールームも二箇所に分かれている。慣れるまでは、迷路の中で、出入口やトイレを見つけるのが大変かもしれない。ブロックごとに分かれているということは、着替えやすいという便利な面もあるが、慣れるまでは迷いやすいという一面もあるのだ。

 着替えを済ませて、いざ、帰る段階になると、スタッフの方に、
「従業員用出口までご案内します」
と言われた。どうやら、ビルの出入口が既に閉鎖されてしまっているため、従業員用出口から出て行かなければならないらしい。なるほど、三宮店が神戸店のように、二十時半からのレッスンをプログラムできないのは、ビルの閉店時間が早いからなのだ。

 案内された従業員用出口には、百円の自動販売機があったので、私はそこでドリンクを買った。自動販売機のドリンクが百円になっているのは、従業員用の出入口を利用できるメリットだ。

 外に出て、時計を見ると、二十一時を回っていた。ガンモに電話を掛けてみると、ガンモは三宮の事務所でまだ仕事をしていたが、もう少しで終わると言う。私は、ガンモの仕事が終わるのをしばらく待っていたのだが、待っている間中、次から次へと汗がダラダラ出て来た。いつも、神戸店で休日の昼間のレッスンを受けたあとは、クーラーのきいたお店でショッピングを楽しむため、汗をかくことがないのだ。しかし、今回は、レッスンの直後にビルの外に出たので、ホットヨガで温まった身体が汗をかきたがっているのである。持って来たタオルは身体を拭くときに使って濡れてしまったので、私は、オフィスで寒いときに使っているスカーフで汗を拭った。しかし、拭っても拭っても、しばらく汗は噴き出し続けた。

 仕事を終えたガンモと合流すると、
「『運動して来ました』って顔してるよ。それにしても良く続くなあ。すぐに挫折するかと思ったけど」
と言われた。挫折しないでいられるのは、回数券を無駄にしたくないのと、肩こりや冷えの症状が緩和されていることが大きい。

 私は帰りの電車の中で、ガンモに、ホットヨガで習っているレッスンの中に、鳩のポーズがあることを教えた。鳩のポーズは、片方向だけのぺしゃんこ座りをして、両手を頭の後ろで組み、斜め上を見上げるようなポーズである。我が家のベランダには、もう一年以上、鳩が巣を作り続けているので(詳しくは、カテゴリをご参照あれ)、本物の鳩の様子を知っている。斜め上を見上げるのは、鳩の仕草を良く観察した人がつけたポーズだと思う。鳩のポーズと聞いて、ヨガの鳩のポーズを知らないガンモは、肩を回し、両手を羽のようにゆっくり広げたあと、下から上を見上げ、鳩の仕草の真似をした。私は、
「ガンモ、それは鳩のポーズじゃなくて、鳩の真似だよ」
と言って笑った。

 男性会員も受け入れているホットヨガスタジオの梅田店に、いつかガンモを連れて行きたい。しかし、鳩のポーズを取るときに、ガンモは私を笑わせようと思って、鳩の真似をするのではないだろうか。そんな心配も、ふと心をよぎるのだった。

※いつも応援クリックしてくださっている皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夏休み前にバタバタしていた仕事がようやく落ち着き、新たなプロジェクトに突入しました。仕事帰りにホットヨガスタジオに通えると、充実感を味わうことができますが、通えたとしても、一長一短であるように思えます。何故なら、十九時半からのレッスンだと、定時に仕事を上がるなどして、少し無理をしなければならないのですが、着替えを済ませても二十一時に終わるので、仕事を終えたガンモと待ち合わせて帰宅することができます。二十時半からのレッスンだと、残業のないときには比較的余裕を持ってスタジオに通うことはできるのですが、その分、終了時間が遅くなるので、ガンモと待ち合わせて帰ることができないかもしれません。また、勤務先から通うには、三宮店のほうが便利なのですが、三宮店の最終レッスンは十九時半です。どれを選択したとしても、何かを諦めることになってしまうのですが、今のところ、うまい具合に流れています。いろいろな条件が揃ったときに初めて、レッスンに導かれるのかもしれませんね。

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