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2006.08.17

ハワイの出来事・乗物編

 ハワイで利用した乗物は、混載バス、TheBus(ザ・バス)、ワイキキトロリーバス、スターオブホノルル号だった。これらの中でも最も利用したのが、ハワイを走る路線バス、TheBusである。

 私たちは、ABCストアでTheBusに四日間乗り放題できる切符を買った。価格は20$だった。ガンモが日本からTheBusのガイドブックを持って来ていたので、それを参考にしながら、TheBusを何度も利用した。

 TheBusに乗ってみて、驚いたことがいくつかある。まず、ほとんどの運転手さんが女性だったということだ。がっちりした体格の女性が、ハワイの正装であるアロハシャツを着て元気に運転していた。TheBusは、日本のバスよりも大きい。大型バスの運転を女性が担当するなんて、日本ではあまり考えられないことである。

 また、TheBusの中は、いつもギンギンにクーラーが効いていた。とにかく寒い。私はTheBusを利用する度に、スカーフで身を守っていた。

 TheBusは、車椅子での乗り降りが自動でできる。車椅子に乗った乗客が乗り降りするときは、運転手さんの操作で、運転席に近いほうのドアに、自動で平らな橋がかかる。私が日本で利用している電車では、乗車駅から知らせを受けた駅員さんが板を持ってホームで待っている。そのせいか、車椅子に乗っている人たちが駅員さんの力を借りることに対し、恐縮しているように思える。しかし、ハワイでは違う。すべてのTheBusに、こうした自動装置がある。運転手さんに手間をかけないことが作用しているのか、車椅子に乗っている人たちも凛としていて、行動が自立している。周りの人たちも、むやみやたらに手を貸したがらない。周りが手を貸さないから、自立する。そして何よりも、素直に「サンキュー」と言えるハートがある。シャイな日本人は、「ありがとう」を口にすることさえ苦手だ。私は、ハワイと日本の間に大きな文化の違いを感じた。

 また、TheBus後方のドアは、自動で開閉されるタイプもあるのだが、多くのバスは手動で開閉するようになっていた。そのため、手動でドアを開けて降りたあとに、ドアから手を離してしまうと、ドアが閉まってしまう。そうなると、続いて降りる人が不便を感じてしまうので、降りた人がわざわざドアが閉まらないようにドアを手で持ってくれるというありがたいマナーが成立していた。他の人のためにドアが閉まらないように持ってあげるというありがたい行為に、思わず「サンキュー」という言葉が自然に出て来る。そして、自分もまた、他の人に対し、同じことをしてあげようという気持ちになるのだった。

 また、席の譲り合いの精神も素晴らしい。ご老人やお子さんを連れた女性に対し、若い人が積極的に席を譲っている光景をしばしば目にして、温かい気持ちになった。

 障害を持っている人が自立し、他の人にも優しくできる場所。私にとって、ハワイはそんな素晴らしい場所だった。

※いつも応援クリックしてくださっている皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 掲示板の書き込み、ありがとうございます。返信が遅れてしまい、申し訳ありません。少しずつですが、週末にはお返事書かせていただきたいと思っています。

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