« ハワイの出来事・コインランドリー編 | トップページ | ハワイの出来事・乗物編 »

2006.08.16

ハワイの出来事・飲食編

 いろいろな意味において、ハワイで一番困ったのが、飲食に関することだった。

 例えば、私はいつも、温かいミルクティーを好んで飲んでいる。季節はもう夏なので、日本の自動販売機においても、温かいミルクティーを入手することは困難になってしまったが、それでも、冷たいミルクティーを買えば、何とかミルクティーにありつくことができる。しかし、ハワイには、自動販売機というものが極端に少ない上に、売られているのは色の付いた冷たい飲み物ばかりだった。1ブロック歩くごとに出くわすABCストアにも、ミルクティーは売られていなかった。唯一、私がミルクティーにありつけるのは、ホテルで取る朝食のときだけだった。

 しかし、ホテルの朝食で用意されるコーヒーや紅茶は、発泡スチロールのコップに注がれていた。これに温かい飲み物を入れると、発泡スチロールの成分が溶け出してしまうのではないかと心配になってしまった。資源が有り余っているのか、それとも、エイズの感染をできる限り防ごうとしているのか、ハワイには、使い捨ての文化がはびこっていた。

 例えば、トイレに入ると、必ずと言っていいほど便座シートとペーパータオルが設置されていた。公衆トイレにさえも、設置されているのだ。しかし、買い物客で賑わうインターナショナルマーケットプレイスの公衆トイレには、誰が書いたのか、
"GOD MADE EVEN PAPERS."(だったと思う)
とマジックで走り書きされていた。日本人とは文章を組み立てる方法がまったく異なっている。これが日本なら、さしずめ、
「紙を大切に」
とストレートに書くところだろうか。

 私たちは、食事代わりに何度かABCストアでちょっとしたものを買って食べた。しかし、売られている出来合いのものは、とにかく冷蔵庫で冷やされているものばかりだった。つまり、身体を冷やす食べ物ばかりだったのである。だから、チャイナタウンで温かいものにありつけたときは、身体がとても喜んでいたのだった。ハワイに何日か滞在するなら、コンドミニアム形式の部屋に泊まって自炊するのが一番いいと思う。

 さて、好奇心旺盛な私たちは、マクドナルドも体験してみた。ガンモが、ハワイのビッグマックに挑戦したいと言ったからである。あいにく、メニューにはビッグマックがなかったので、私たちは、ハンバーガーとポテトのセットを注文した。私は当然、ミルクティーを飲みたかったので、店員さんに
「飲み物は?」
と聞かれたときに、
「ホットティー」
と答えた。私の注文を聞いた店員さんが、カップにお湯を注いでくれた。私たちは注文した品を受け取り、席に付いた。ハンバーガーをかじってみると、日本のマクドナルドよりも真剣に作られているのがすぐにわかった。中身が詰まっていると言ったらいいのだろうか。とても密度の高いハンバーガーだった。

 私は、お湯の注がれたカップの中にティーバックを浸してしばらく待った。実は、このカップがまた、驚くほど大きかったのだ。日本で言うところのLサイズのようだが、ハワイではこれがレギュラーサイズに相当するらしい。それでも、久しぶりに温かいミルクティーがたっぷり飲める。そう思って、私はわくわくしながら、ティーバックを取り出すために蓋を開けた。

 あれれ? 何やら色がおかしい。ガンモが私の様子に気づいて、カップの中を覗き込んで言った。
「お茶だ!」
「・・・・・・」
驚いて、ティーバックの空袋を確認してみると、
"GREEN TEA"
と書かれていた。

 何で紅茶じゃないの? 私が日本人だから? おそらく、店員さんが気を利かせてくださったのだろうと思う。私は、やっきになって、大きなカップの緑茶を一生懸命、飲み干した。私の人生、あとにも先にも、緑茶をあんなにガブ飲みしたのは初めてのことだった。願わくば、ミルクティーであって欲しかったと思う。「ホットティー」ではなく、「ホットミルクティー」と言えば良かったのかもしれないと、今になって後悔するのだった。

※いつも応援クリックしてくださっている皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m こうしたハプニングがあるからこそ、私たちは明日を失敗しないように生きられるのでしょうね。こんなことがあっても、私たちは早くもハワイが恋しくなり、旅行パンフレットを集め始めています。 飲食に関するマイナスポイントを考慮したとしても、ハワイはとても魅力的な場所であります。

|

« ハワイの出来事・コインランドリー編 | トップページ | ハワイの出来事・乗物編 »