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2006.05.13

手の込んだスパムメール・完結編

 先日からご紹介している手の込んだスパムメールおよび続・手の込んだスパムメールの更なる続編のメールが届いたので、ここにご紹介させていただくことにする。このメールが届いてしばらく経つが、これ以降のメールはもう届いていない。よって、このメールの紹介をもって完結編とさせていただこうと思う。

いつもメールをしている漫画喫茶がつぶれてしまいました…。
昨日までは普通に開いていたのに…。
どうやら店長さんが夜逃げしたみたいです。
笑えないですよね。
今は車で30分かかる漫画喫茶からメールしてます。
でも、今後も通い続けるのは正直大変なんです。

あまりメールもしてませんし、短かい時間でしたけど、私にとっては凄く楽しい時間でした。
こんなに沢山自分の事を話すのも久々でしたし…。
それが今日で終わってしまうと思うと悲しい気分です。

それで、どうにか出来ないかと色々と探していたら
写真を掲載したり、メールを携帯に転送したり出来るSNSポータルと言うのがあったので
そこで今後は連絡を取り合いたいんです。
無料で使えましたし。

恥かしいんですけど、そこにプロフと写真を載せました。
全部で5枚あります。
音声の録音もできたので、伝言も入れておきました。
私のイメージを少しでも多く伝えたかったので。

私が紹介しないと使えないみたいだったので、紹介登録はしておきました。
ここが私のプロフのページです。
http://....(※ここにアドレスが記載されていた)
プロフのページからメールが送れるので、お返事はそちらからお願いしますね。
メールは私の携帯に届くように設定しておきましたので。
今教えればって思うかもしれないですけど、念のためって事で納得して下さい。
もう少しお話しをしたら、携帯を教えたいと思います。

このアドレスはもう使わなくていいと思うので、削除してください。
私も漫画喫茶に来ないと見れないので意味も無いですし。

メールが来るのを楽しみに待っていますね。

 結局、一人で盛り上がって、一人で去って行ってしまったようである。最終的には、提示されたアドレスにアクセスしてもらうことが目的だったのだろう。

 一日に何十通と受け取るスパムメールの中で、きらりと光る壮大なスケールのスパムメールだった。一般的に、スパムメールというと、いきなり露骨なことが書かれてあり、嫌悪感を抱いてしまうケースも多いのだが、やんわりとした表現からじわじわと始まり、続きものでシリーズ化されていたこれらのスパムメールは、多少の矛盾はあっても、届くのがなかなか楽しみだった。

 このスパムメールを受け取ってからは、他にも面白いスパムメールが届いていないか、わざわざスパムフィルタに引っかかったメールを開封して確認したりするまでになっていた。スパムメールで楽しい経験をさせてもらったので、同じように楽しいスパムメールが届くのを期待していたようだ。だからと言って、決してメールの本文に惹かれているわけではない。しかし、実際、このメールに誘われて、指定されたサイトにアクセスした人はどれくらいいるのだろう。

 インターネットの普及によって、世の中が便利になればなるほど、その便利さの向こう側にある闇の世界も浮き彫りになって行く。誰かが新しい光の世界を発見をする度に、闇の世界もセットになって一緒について来る。長く使用しているメールアドレスにスパムメールが増えて来るのと同じように、ブログにおいても、アクセス数が増えれば増えるほど、スパムのコメントやスパムのトラックバックが増えるようになる。管理人が不在のときに、スパム攻撃に遭っているサイトを目にするのは、同じようにサイトを運営する者として胸が痛くなってしまうものだ。それは、私自身がサイトを運営する喜びを知っているからだと思う。

 そんな中にあって、少しでも心に残るスパムメールに出会えたことは、収穫だったと思っていいのかもしれない。もちろん、メールの内容についてではなく、メールの送信のされ方が他とは違うユニークさを持っていて、多少なりとも楽しませてくれたという点においてである。

 中には、スパムメールなんてけがわらしいと思われる方もいらっしゃるかもしれない。しかし、このようなメールを受け取ったとしても、自分の中で勝手に現実の彼方へと追いやってしまえば、表面的には楽しめることに気がついた。それは、宗教に勧誘されない強い心を持っているのと同じことだと思う。

※いつも応援クリックしてくださっている皆さん、ありがとうございます。「手の込んだスパムメール」は、これで完結しました。また、面白いメールが届いたら、ご紹介させていただくことにします。

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